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地球上のゴミが増えると起こる問題とは?家庭でできるゴミ対策も紹介

 

本記事では、ゴミが増えることで発生する環境問題について解説しています。

後半では、家庭でできるゴミの減量対策をご紹介。

問題とその対策を同時に学べる内容となっています。

 

日本のゴミ排出量と増加の原因

日本のゴミ排出量と増加の原因

令和元年の日本のゴミの総排出量は、4,274万トン(東京ドーム約115配分)にも及んでいます。

平成24年度以降は微減傾向にありましたが、ここ数年は横ばいに推移しています。

 

一方世界に目を向けると、状況はさらに深刻です。

世界のゴミの量は20世紀以降絶えず増加し続けており、

2100年には現在の3倍、1日あたり1,100万トンに達するとの予測が、総合科学誌『Nature』で発表されたこともあります。

 

原因はいくつか考えられます。

  • 低~中所得国における人口増加
  • ビニールやプラスチックごみ、使い捨て商品の増加
  • 本来食べられる食品を捨てる”食品ロス”
  • 消費者意識の変化
    (例:新製品が登場したらすぐに買い替える)

 

では、ゴミが増えると実際にどのような問題が起こるのでしょうか?

次の項目で詳しく見ていきましょう。

 

ゴミが増えると起こる問題の具体例

本項目では、ゴミ問題の現状と未来予測について解説しています。

ゴミ問題の影響は一箇所に留まりません。

環境や資源、そして私達の生活に至るまで、ありとあらゆる所に影響を及ぼします。

 

地球温暖化の進行

地球温暖化の進行

地球全体の平均気温が上昇する地球温暖化ですが、ゴミ問題とは密接な関係にあります。

分かりやすい例がゴミの焼却です。ゴミの焼却時に温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)が大気中に排出されます。

 

問題はそれだけではありません。

焼却を起こすのにも、ゴミを運搬するにも多大なエネルギーが浪費されています。

さらに遡ると、物が生産され廃棄される過程で、エネルギーが浪費されてCO2が排出されています。

 

温暖化の結果、地球の気温は1880年から2012年の間で0.85℃上昇しました。

国連組織IPCCの報告によると、厳しい温暖化対策を取らなかった場合、2100年までに世界の平均気温は2.6~4.8℃上昇し、

平均海面水位は最大82cm上昇する可能性が高いと予測されています。

 

資源の減少

資源の減少

現在の大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムによって、人々の生活は昔と比べ格段に豊かになりました。

しかしその一方で、自然環境の破壊や資源の枯渇といった問題も生み出しています。

 

化石燃料に目を向けると、石油と天然ガスの採掘可能年数は残り50年しかありません(2019年時点)。

漁獲可能な水産資源は年々減少傾向にあり、安定した状態にある資源はわずか6%(2017年時点)と、50年前の60%から大幅に落ち込んでいます。

世界の森林減少のスピードは凄まじく、年平均で520万ヘクタールの森林が失われている状態です。

 

人々の生活は、これら限りある資源により支えられています。

ですが世界自然保護基金(WWF)は、「現在の消費活動を支えるには1.5倍の大きさの地球が必要」と述べています。

 

埋め立て地の減少

埋め立て地の減少

リサイクルできない廃棄物やゴミの焼却灰などは、最終処分場(または埋め立て地)と呼ばれる施設に埋め立てられます。

 

最終処分場に捨てられるゴミの体積は、清掃工場で焼却することで20分の1に減らすことが可能です。

焼却した灰を溶かして”スラグ”にすれば、40分の1にまで圧縮できます。

ですが日本は国土が狭いため、最終処分場の面積を大幅に拡大することはできません。

 

2021年の環境省の発表によると、現在ある最終処分場の残り寿命は約20年。

延命策としてゴミの焼却や溶融が行われているわけですが、その過程で当然二酸化炭素が排出されます。

ゴミの焼却や埋立で排出される温室効果ガスは、CO2換算で年間3,782万トンにも及んでいます(国内2018年度)。

 

海洋プラスチックの増加

海洋プラスチックの増加

海洋ゴミで最も深刻なのが、海洋ゴミ全体の65%を占める海洋プラスチックです。

これまで少なくとも約700種もの海洋生物が、ビニール袋を誤飲する、ネットに絡まる等が原因で、傷つくか死に追いやられています。

 

世界全体の海洋プラスチックの流出量は、毎年800万トン。日本からも、毎年2〜6万トンの海洋プラスチックが海へと流出しているのが現状です。

海洋ゴミは年々増え続けており、現状のままだと2050年には魚よりゴミの量が多くなると言われています。

 

ゴミが増えると起こる問題を対策している企業の例

ゴミが増えると起こる問題を対策している企業の例

現在世界中の企業が、ゴミの減量に向けた様々な取り組みを見せています。

本項目では、その代表的な例をいくつか紹介しています。

 

スターバックス

2018年、米コーヒーチェーン大手スターバックスは、年間10億本が使用されるプラスチック製ストローの撤廃を発表しました。

現在では紙ストローや、ストローが必要ないプラスチックの蓋などが世界各国で導入されています。

 

2020年には「リソースポジティブ」と名付けた環境目標を発表しています。

内容は「2030年までにCO2の排出量、水の使用量、廃棄物の量を50%削減する」というものです。

具体的にはカーボンニュートラルなグリーンコーヒー(生豆)を実現するとしています。

 

ウォルト・ディズニー・カンパニー

米エンターテイメント大手ウォルト・ディズニー・カンパニーも、2018年にプラスチック製ストローとマドラーを全世界で廃止すると発表しました。

2020年には2030年に向けた環境目標を設定しており、

  • 温室効果ガス排出量をゼロに
  • 環境に配慮したシーフードの提供
  • 100%ゼロカーボン電力の達成

といった内容が盛り込まれています。

 

IKEA

世界最大の家具量販店IKEAも、様々な環境対策を打ち出しています。

  • 原材料である木材と綿を、よりサステナブルな方法で調達
  • 全照明製品をエネルギー効率に優れたLEDへと変更
  • 傘下の店舗やレストランで使用される使い捨てプラスチック製品を全廃

 

将来的には循環型ビジネスへの移行を目指すと発表しています。

原材料調達、デザイン、製品寿命の抜本的な変更を2030年までに計画しているとのことです。

 

 

ゴミが増えると起こる問題に個人ができること

ゴミが増えると起こる問題に個人ができること

ゴミ減量のキーワードとなるのは3R(スリーアール)です。

Reduce(リデュース)=ゴミの発生を抑制する

Reuse(リユース)=繰り返し使う

Recycle(リサイクル)=再資源化する

 

日本政府は3Rを通じた循環型社会の構築を目指しており、政府・自治体が一丸となって3R推進キャンペーンを実施しています。

本項目では、個人でもすぐに実践できる3Rの例を紹介しています。

 

マイ箸・マイボトル・マイバックなどを使う

ゴミの発生源となる物はなるべく使わないようにしましょう。

 

  • マイ箸を利用し、割り箸は使わない
  • マイバックを持参し、レジ袋は断る
  • 遠足やお出かけでは、マイボトル(水筒など)を使う

 

この他にも紙コップや紙皿など、使い捨ての物は極力避けることが重要です。

使い捨て商品を利用しない、必要な物だけを購入する。

これらがリデュースの第一歩となります。

 

詰替え用のある製品を選ぶ

詰替え用を購入すれば容器のゴミを減らせる上に、1個あたりのコストも安くなります。

シャンプーや洗剤、調味料などは詰替え用の袋を買って、容器に移すようにしましょう。

 

お洒落なデザインの容器に移し替えれば、生活感が薄れてスッキリした見た目にもなります。

省スペース化にも繋がるので、エコ以外でも多くの利点があります。

 

食べ残しを減らす

食品は買い切り・食べ切りが基本です。

 

  • 冷蔵庫の中身を見てから計画的に買い物をする
  • 食べ切れる量を作る、注文する
  • 消費期限の短い物から調理する
  • 余った食品は冷凍など傷みにくい方法で保存する

 

ほんの少しの心掛けで、食品ロスを大きく減らすことができます。

 

リユース・リサイクルを積極的に行う

リデュースの次に意識すべきなのは、物を繰り返し使うリユースです。

なぜかと言うと、リサイクルでは回収した物全てを原材料として再利用することは難しいからです。

国の法律においても、リユースがリサイクルより上位に位置づけられています。

 

リユースの具体例

  • 使える物は人に譲る
    (例:衣類や書籍などは処分ではなく買取りに出す)
  • 可能な限り修理して長く使う
  • 使えなくなった歯ブラシや衣類を掃除に使う
  • リターナブル容器(※)に入った製品を選ぶ
    (※ビール瓶や一升瓶など。使用後に販売店へ返却できる)

 

リサイクルの具体例

  • 正しい分別でリサイクル製品の製造に協力する
  • リサイクルに積極的な店舗を利用する
  • 環境に優しい製品を選ぶ
    (例:再生資源や土に還る素材を使った物を選ぶ)

 

【関連記事】ゴミの分別についてもっと知りたい方はこちら

ゴミの分別はなぜ必要?よくある誤解も紹介

 

コンポストを導入して生ゴミを減らす

コンポストとは日本語で堆肥のことです。生ゴミや家畜のふん尿などの有機ゴミを微生物の力で分解させ、成分的に安定化した肥料を言います。

生ゴミをコンポスト化すれば、ゴミの量を減らせる上に、焼却処分する手間や費用、排出される二酸化炭素の量を減らすことが可能です。

 

家庭で堆肥を作るには、本来コンポスターと呼ばれる容器が必要です。

しかし初めての方には、手軽でお金がかからないダンボールコンポストがおすすめです。

 

全国の自治体はダンボールコンポストの普及活動を積極的に行っており、中にはお試しセットを無料で配布している自治体もあります。

無料の講習会なども多く開かれているので、ぜひ活用してみてください。

 

ゴミが増えると起こる問題は自分たちに返ってくる

ゴミが増えると起こる問題は自分たちに返ってくる

本記事では主に地球規模の環境問題を取り上げましたが、より身近な例を挙げると、廃棄物の不法投棄があります。

 

違法な不用品回収業者が廃家電を不法投棄し、有害物質によって土壌や河川が汚染された。

無料回収と言われたので業者に不用品を引き渡した。しかし不法投棄されてしまい、後日土地の所有者から処分代金を請求された。

これらは実際に起きた問題であり、私達の身の回りでも起こり得る問題です。

 

粗大ゴミ回収本舗では、環境対策と法令遵守を第一に不用品回収を行っています。家電リサイクル法などの法律に従い、不用品を適切に処分します。

粗大ゴミ回収本舗への問い合わせはこちら

 

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