ゴミ屋敷になってしまう心理とはどんなものでしょうか？その心理と特徴をご説明します。

ゴミ屋敷から脱出したいと思っている方、ご家族のゴミ屋敷状態をなんとかしたいと思っている方へのヒントがいっぱいです！

いくつかのヒントのうち、できそうなものからやってみてください。

何かが変化することを実感されるはずです。

小さな一歩が、いつかは大きなうねりとなって、あなたの部屋も、あなた自身も変わっていくと信じてください。

ゴミ屋敷に住む人の10の心理と特徴！

ゴミ屋敷になってしまう人は、だらしないだけでしょうか？

そんな風に思われがちですが、ゴミ屋敷になってしまうにはなってしまう理由があり、背景があります。

「だらしないなぁ！」「なんとかしなさいよ」と責めるだけでなく、その背景にまで思いを馳せてみませんか？

 

もったいなくて物が捨てられない！

日本人の「もったいない」精神が、ほめたたえられたことがあります。

たしかに、大量生産大量商品のアンチテーゼとして、一つの方向性ではあります。

ただ、何でもそうですが「もったいない」も度を越してしまうと収拾がつかなくなります。

ゴミ屋敷になってしまう人の多くは「もったいない」が高じて、捨てられなくなります。

思い出の品などは特にそうです。

 

物を買うこと・増やすことに喜びを感じる！

多くの人は、買い物好きです。

やっぱり、買い物って楽しいものです。

欲しいものを買う時のワクワク感はたまりません。

ところが、ゴミ屋敷になってしまう人の多くは、何かがほしいから買うというより、買うこと自体が目的化しています。

そのため、ゴミ屋敷には、通販で送られてきたものが開封もされずに積まれていることが多々あります。

ショッパホリック（＝買い物中毒、買い物依存症）と呼ばれる、精神疾患の一種です。

自分だけではどうすることもできない部分もありますから、適切なカウンセリングや治療が必要です。

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多忙・ストレスで片づける気力がわかない！

忙しい日々が続くと、家には寝に帰るだけという状態になります。

また、強ストレスの状態に置かれ続けていると、片付けることに限らず、すべての気力が萎え、失われます。

そんな状態がしばらく続いて部屋や家がカオス状態になると、どのように出口を見出せばいいのか、わからなくなってしまうのも無理からぬことです。

ゴミ屋敷になってしまう人の多くは「多忙、ストレスなどで片付けられない、気力がわかない→ますます散らかり、片付かない→ますますやる気が出ない」という負のスパイラルが常態化してしまっています。

 

孤独感・疎外感を物で埋め合わせる！

「やけ食い」「やけ酒」という言葉があります。

人間は、寂しい時、つらい時、腹が立った時、物を食べたりお酒を飲んだりしてその「憂さ」を晴らそうとします。

この世知辛い世界に生きている私たちの多くが、孤独感や疎外感に苛まれています。

あるいは、人に裏切られた辛さに傷ついている人も多くいます。

そんな人にとって、物は裏切りませんし充足感を与えてくれます。

ゴミ屋敷になってしまう人の多くは、自分の気持ちの空虚さを物で埋めようとしています。

そういう心情になると、物は増え続けるばかりです。

 

汚いものに触れたくない！

「汚いものに触りたくない」「汚い環境が我慢できない」という潔癖症の方がいます。

そんな人なら、ゴミ屋敷にはならないだろうと思いますが、一線を越えたどこかで、心がシャットダウンしてしまい、目の前のゴミ屋敷状態を見えないことにしてしまっている可能性が大きいです。

汚いものに触れたくないから、そのままにしておくという心理が働いています。

 

散らかった環境が気にならない！

「散らかった環境が気にならない」人というのは、前項の潔癖賞の裏返しになっています。

生まれ育った実家が散らかり放題の家だったり、母親がだらしない人だったりといった成育歴にも大きな影響を受けています。

散らかった状態が当たり前ではないとどこかで気づく必要があります。

 

コミュニケーションがうまく取れない！

「コミュ障」という言葉が、日常的に使われるようになって久しいです。

周りの人とコミュニケーションがうまく取れない人のことを言います。

ゴミ屋敷をなんとかしたい、助けてほしいと思っても、なかなかその一言が発せられない。

その一歩が踏み出せない場合が多いです。

散らかった部屋やゴミ屋敷に対して否定的なことを言われ続け、自己肯定感が低い場合にもゴミ屋敷から抜け出せなくなりがちです。

 

高齢で片付ける体力がない！

「終活を始めるなら、体力があるうちに！」とよく言われます。

また、久しぶりに実家に帰ったら、それまできれい好きだった母親が散らかった部屋で平然としていてびっくりしたということもよく聞きます。

片付けるには体力や気力が必要です。

高齢になると、片付けようと思っても体が思うように動かないと言われます。

高齢者のゴミ屋敷には、周りの人と手助けが有効です。

 

高齢による認知能力の低下！

認知症を疑う兆候として、すでにあるのに同じものを買ってきて溜め込んでいることがあげられます。

認知能力が低下することによって、整理ができない、何がなくて、何が足っているかが把握できないなどの症状が出ます。

これらの状態は、ゴミ屋敷化に一直線です。

「また、同じものを買ってきて！」と怒っても、理解できません。

言葉がけに注意する必要があります。

 

精神疾患を抱えている

ゴミ屋敷になってしまう人の中には、以下の精神疾患を抱えている人もいます。

• ためこみ症
• 買い物依存症
• セルフネグレクト
• 強迫性障害
• ADHD
• うつ病
• 認知症
• 統合失調症

ゴミ屋敷になっている人のすべてが、そのような精神疾患を抱えているわけではありませんが、可能性はあります。

ゴミ屋敷が悪化の一途をたどっているような場合、一度、カウンセリングや診断を受けてみることをおすすめします。

片付けられない病気やゴミ屋敷のレベルについてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ！

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ゴミ屋敷を片付けようと思う心理状態にする方法

長い時間をかけて溜め込み続けてきたゴミ屋敷から脱出するためには、ご本人だけでなく、周りの人たち、カウンセラーや医者などのプロが、それぞれできることをすることが大切です。

また、三者の連携も必要です。

さらに、行政や福祉の力も借りることも考えましょう。

 

自分の気持ちを変えるためにできること

片付けるモチベーションになるのは、友達を呼ぶ、彼氏or彼女を呼ぶというのが有効です。

ほかのどんなことでも、ゴミ屋敷から脱出したいなと思える理由を見つけることが大切です。

キレイな絵を飾りたい、流行の服が似合う自分になりたい、子どもをゴミ屋敷の中で育てたくないなど、なんでもいいのです。

そういう心の変化があれば、次には具体的に動き出しましょう。

最初の一歩は、溜め込んだ物、散らかった物を物理的に片付けることです。

ゴミ屋敷状態の中では、気持ちもなかなかクリアになりません。

片付けるべきもの、捨てるべきものが多すぎる場合は、プロの手を借りるのも一つの手です。

いらないもの、捨てるべきものを効率よく処分するなら不用品回収業者を探してみてください。

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家族や友だちなど周りの人ができること

家族などは、日々の状態を見ていて、「何でできないの？」「なんとかしなさいよ」という思いが募って、ついつい言わずもがなのことを言ってしまいます。

否定的なことを言わない、本人が動き出すまで待つというスタンスが必要です。

もし本人から「助けてほしい」というシグナルが発せられたら、本人の思いに共感しながら、力を貸してあげてください。

本人が動き出したことがうれしくて先走ってしまいがちですが、先走ってしまうとせっかく芽生えた本人のやる気をくじいてしまいます。

あくまで、本人の気持ちに寄り添いながら、本人の気持ちを盛り立てていきましょう。

 

カウンセラーや医者などプロができること

ゴミ屋敷になっている人の中には、精神的な問題を抱えている方がおられます。

一般の人の不用意な「あなたの気持ち次第！」とか「気持ちをしっかり持てば、できるはず！」という発言や精神論だけでは解決しません。

プロのカウンセリングや診断、投薬などが、本人の気持ちを楽にすることは多くあります。

心療内科や精神科を受診するハードルは決して低いものではありません。

本人の心の変化を見ながら、受診を提案してもいいでしょう。

無理強いは厳禁です。

 

ゴミ屋敷に絡めとられる心理から脱出するための3STEP

ゴミ屋敷になっている方の心理と脱出への方向性を解説してきました。

この章では、脱出するための、具体的な3STEPをご説明します。

 

STEP1：プロの手を借りて物理的な物を片付けよう！

長年にわたってため込んだ物は、一朝一夕には片付きません。

気持ちの変化で片付け始めたけれど、物の多さに途中挫折する方も多いです。

せっかく芽生えたゴミ屋敷からの脱出の意欲、消してしまいたくないですよね。

ここはプロの手を借りて、物を片付けましょう。

一人だと、何カ月もかかる片付けが、プロなら一日で片付きます。

プロの手を借りて片付けて、片付けに目途が立てば一人でも続けられます。

片付けが軌道に乗るよう、手助けをお願いすることをおすすめします。

ゴミ屋敷清掃に慣れている片付け代行業者に依頼するといいでしょう。

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STEP2：行政や福祉に助けを求めよう！

ゴミ屋敷問題は、単に物の処分だけの問題ではありません。

近隣住民とのトラブルや本人の精神的な問題など、行政や福祉にかかわる問題も多々あります。

ゴミ屋敷に住んでいる人が仕事にも行けず、経済的に困窮している場合もあります。

本人や家族だけで抱え込まず、行政や福祉に相談することをおすすめします。

お住まいの地域の民生委員なども親身になってくれるはずです。

まずは心を開いて、相談してみてください。

 

STEP3：心療内科や精神科を受診しよう！

ゴミ屋敷にお住まいの方が、メンタル面のトラブルを抱えていることも多々あります。

一人で悩んでいて解決の糸口さえ見つからない場合でも、専門家のカウンセリングや診断、投薬などで改善することは多くあります。

前項の行政や福祉に相談する中で、心療内科や精神科を紹介されることもあります。

気軽に相談してみると意外に扉が開くものです。

 

ゴミ屋敷の片付けは「粗大ゴミ回収本舗」におまかせ！

ゴミ屋敷から脱出しようとする第一歩は、物理的な物を片付けることです。

そのためには、不用品回収業者、特にゴミ屋敷清掃が得意な業者がおすすめです。

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