PCモニター（液晶・有機EL）の処分方法と費用｜無料処分はできる？

ここでは、PCモニター(液晶・有機EL)の処分方法とその費用、注意点などについて解説します。

無料で処分はできるのか、家電量販店ではいくらで引き取っているのかも記載しているので、PCモニターを処分するときの費用面が気になっている人に役立つ内容です。

PCモニターのメーカーや状態によっても適した処分方法が異なりますが、この記事を読むと最適な手放し方が見つかります。

ブラウン管モニターの処分については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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  2024.12.01

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  • ブラウン管モニター

  2024.12.01

PCモニター（液晶・有機EL）は無料処分できる？

PCモニター(液晶・有機EL)を無料で処分する方法はあるのでしょうか？

以下の条件に当てはまる場合は無料で処分できるので、処分したいPCモニターにおいてチェックしてみてください。

• PCリサイクルマークあり
• マークなしでも売却・譲渡できる

無料処分できる条件について、順に説明します。

PCリサイクルマークありなら無料処分可能

処分したいPCモニターにPCリサイクルマークが付いていたら、無料で処分可能です。

PCリサイクルマークは2003年10月1日以降に製造・販売されたパソコンやモニターに対して、製造メーカーが回収・リサイクルの責任を負うという制度になります。

購入したときに料金内にリサイクル料金が含まれているため、処分の際に追加で費用を支払う必要がないのです。

メーカーやパソコン3R推進協会の公式サイトから、PCモニターの回収を依頼できます。

マークなしでも売却・譲渡できれば無料処分可能

PCリサイクルマークが付いていなくても、PCモニターの状態が良い場合、売却や譲渡といった手段を選ぶと無料で処分できます。

リサイクルショップに持ち込む、オークションに出品する、知人や家族に譲るといった方法であれば、費用をかけずに自身の手元から片付けられるのです。

PCモニターの状態、リサイクルマークの有無の両方を確認して条件に当てはまる場合は、無料で処分できるので助かります。

PCモニター（液晶・有機EL）の処分方法と費用

PCモニター（液晶・有機EL）の処分方法についてみてみると、様々な手段があります。

そこでここでは、処分方法ごとに費用相場と条件・注意点について詳しくまとめました。

細かい点まで押さえ、どの方法でPCモニターを処分するのが良いか考えてみましょう。

以下の表を参考に、気になる処分方法から詳細を確認してみてください。

処分方法	費用相場（税込）	条件・注意点
製造メーカー	PCリサイクルマークあり：無料 マークなし：3,000～4,400円	エコゆうパックなどを利用し送料不要 メーカー回収が原則
家電量販店	液晶：1,100～4,400円（サイズによる） ※ブラウン管は別料金	購入時引取で無料になるケースあり 店舗によって条件が異なるため事前確認必須
パソコン3R推進協会	3,300円（液晶）4,400円（CRT）	メーカー不明、自作PC、倒産メーカーの製品が対象
リネットジャパン	PC同梱：無料 モニター単体：1,848円/箱 CRT：4,268円/台	1箱目無料はPC同梱時のみ 料金改定予定（2025年4月1日～）
不用品回収業者	液晶：2,500～5,000円 CRT：3,000～4,000円	即日回収や出張費込みのパック料金あり 価格は業者により異なる
小型家電リサイクルボックス	無料	投入口（例：13×30cm）に収まる小型モニターのみ対象 液晶ディスプレイの多くは対象外
リサイクルショップ	数百円～20,000円（動作品・年式による）	新しいモデルや27インチ以上は高額買取の傾向 破損品・旧型は0円～処分扱い
フリマアプリ・ネットオークション	0円で処分可（売れれば利益）	送料・梱包の手間あり ジャンク品は売れにくく、利益にならないことも

※2025年11月 各公式サイトなどを調査した結果をもとに作成。

製造メーカーで回収処分を依頼する

PCモニターを処分するには、PCモニターの製造メーカーに回収処分を依頼する方法があります。

CRT(ブラウン管)モニターについては別料金となり、メーカー問わず通常4,400円の回収費用が発生します。

PCモニターのなかでも有機ELモニターに関しては詳細が記載されていないため、メーカー各社に問い合わせて確認してみてください。

メーカーに回収依頼をするとPCモニターを梱包して発送する必要がありますが、このとき送料は全社着払いとしているので不要です。

製造メーカーが回収しているのは各社指定の家庭向け製品であるため、法人向け製品や他社製品については回収していません。

メーカー名	回収費用（税込）	条件・注意点など
NEC（LAVIE）	マークあり：無料 マークなし：3,300円	NEC製家庭用モニターのみ対象 本体とモニターは別梱包 キーボード・マウスなどの標準付属品のみ同梱可
富士通（FMV）	マークあり：無料 マークなし：3,630円	富士通製家庭用モニター限定 PC本体とセットでも料金は個別発生 簡易梱包可
Dynabook（東芝系）	マークあり：無料 マークなし：3,300円	Dynabook製モニターのみ対象 デスクトップ本体と別梱包 標準付属品のみ同梱可
DELL	マークあり：無料 マークなし：3,300円	Dell製の家庭用モニター限定 梱包条件あり（30kg以内、3辺合計170cm以内） 標準付属品（キーボード・マウス等）のみ同梱可
HP	無料（2003年10月以降出荷の個人向け製品）	マーク有無にかかわらず追加費用なし HP/Compaq/DECブランドで指定型番のみ 法人向けは対象外
Lenovo（IBM含む）	マークあり：無料 マークなし：3,300円	Lenovo製家庭用モニター限定 PC本体とは別梱包 標準付属品（ケーブル・マウス等）のみ同梱可

※2025年11月 公式サイトでの調査結果をもとに作成。

• CRT（ブラウン管）モニターは別料金（すべてのメーカーで通常4,400円）
• 有機ELモニターは明確な記載がないため、各社に要問い合わせ
• 送料は全社「着払い（ユーザー負担なし）」

家電量販店に持ち込む

ヤマダ電機など大型家電量販店では、モニターを持ち込めば、処分してもらえます。

ただ、店舗によっては、受け付けていない場合もありますから、持ち込む前に確認するといいでしょう。

持ち込むと処分費用を抑えることができますが、自分で持って行く手間がかかります。

費用も店舗によって異なりますが、だいたい2,000円前後です。

出張引取りもやっている場合もあります。あらかじめ予約して自宅まで取りに来てもらいます。

出張費が別途かかりますが、新品のモニターを購入した場合、配達と同時に引き取ってもらえます。

この場合、料金がかかるのかどうかも、店舗に問い合わせてください。

パソコン3R推進協会に引き取ってもらう

パソコン3R推進協会とは、パソコン及びパソコン用ディスプレーの製造メーカーや輸入販売事業者とともに「資源の有効な利用の促進に関する法律」に基づく、パソコンおよびパソコン用ディスプレーの3R（リデュース、リユース、リサイクル）を促進する団体として設立されました。

パソコンメーカーが倒産などでなくなっている場合などには、パソコン3R推進協会が有料で引き取ってくれます。

【パソコン3R推進協会に依頼する場合の流れ】

1. パソコン3R推進協会に連絡
2. パソコン3R推進協会から支払い用紙が送られてくる
3. 支払い用紙で料金を支払う
4. パソコン3R推進協会から郵送伝票が送られてくる
5. 自分で梱包し、郵送伝票を貼付し、発送（戸別集荷か持ち込みかを選べる）

リネットジャパンに依頼する

環境省認定のリネットジャパンに依頼して、PCモニターを回収してもらう方法もあります。

リネットジャパンでは、液晶やブラウン管のPCモニターの回収も受け付けています。

PCも一緒に包む場合は無料ですが、モニター単体では1箱1,848円と費用がかかる点に注意してください。

公式サイトから申し込み、段ボールにPCモニター梱包して宅配便が来てくれるのを待つだけで手軽に処分できます。

不用品回収業者に依頼する

PCモニターの処分に困っているとき、不用品回収業者に相談することも可能です。

回収費用は、液晶かCRTかで2,500円～4,000円と変わってきます。

PC周辺機器やその他家電などもまとめて処分できるパック料金を利用すると、よりお得に処分が可能です。

単品価格やパック料金は不用品回収業者によって異なるので、公式サイトを確認の上見積もりを利用してみると良いでしょう。

PCモニター以外にも処分したい不用品が多々あるときに、おすすめの方法です。

小型家電リサイクルボックスに入れる

市役所や図書館など公共スペースに小型家電リサイクルボックスが設置されています。

小型家電リサイクルボックスに投入できる場合は、費用がかかりません。

ただ、投入口の大きさに上限があるので、入らなければ、別の方法を選ばなければなりません。

投入口の大きさは、30×15㎝なので、主にモバイルモニターが対象となります。

入らない時、リサイクルボックスの周りに放置することは厳禁です。

リサイクルショップに持ち込む

今までご紹介の方法は、壊れてしまったり、状態が悪いモニターの場合で、廃棄処分する方法でした。

モニターの状態がよくて、まだまだ使える場合は、リユースという選択肢もあります。

その一つが、リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらう方法です。

問題なく動作することは言うまでもなく、製造年が若い、モニター画面がきれい、人気メーカー、画面サイズ、解像度などの条件が揃えば、それなりの値段が付きます。

ただ、買い取り価格はモニターの状態や型番、市場ニーズによって大きく変動します。

買取りに出す前には、きれいに掃除し、付属品や箱を揃えておくといいでしょう。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する

前項と同様、状態が良いモニターは、フリマアプリ・ネットオークションに出品することもできます。

どんなモニターでも売れるわけではなく、製造年が若い、人気メーカーなど売れ筋を見極めましょう。

出品しようとするサイトでリサーチするといいでしょう。

ただ、フリマアプリ・ネットオークションは、意外に手間がかかります。

そのうえ、個人間取引なので、クレーム対応なども自分でする必要があります。送料も買う側にすればネックです。

PCモニターを処分する時の注意点

PCモニターを処分する際には、処分方法を選ぶこと以外にも気をつけるべきポイントがあります。

適切な手順を踏まないと、回収を断られたり、思わぬ追加費用が発生する可能性も。

安全かつスムーズに処分を進めるために、事前に確認しておきたい注意点を解説します。

PCモニターとテレビ用モニターは処分方法が違う

PC用モニターとテレビ用モニターとでは、処分方法が異なることに注意が必要です。

PC用モニターは、資源有効利用促進法対象品目であり、テレビ用モニター（ディスプレイモニターチューナー付き）は、家電リサイクル法対象品目のため、回収は、それぞれの法律に則った方法になるからです。

モニターの種類	適用される法律	処分の仕組み・特徴
PCモニター	資源有効利用促進法 （PCリサイクル法）	・メーカーによる自主回収が義務付けられている ・PCリサイクルマークが目印・自治体では基本的に回収不可
テレビ用モニター	家電リサイクル法 （特定家庭用機器再商品化法）	・リサイクル料金＋収集運搬料が必要 ・指定取引所または家電量販店経由で回収 ・自治体では収集対象外

ただし、プロジェクター方式のテレビやチューナー無しのディスプレイモニターは、家電リサイクル法の対象外のため、自治体の粗大ゴミ回収などで処分できます。

PCモニターは自治体では処分不可

PCモニター・液晶モニターは自治体の粗大ゴミとしては回収してもらえません。

それは、PCモニター・液晶モニターが資源有効利用促進法の対象品目のためです。

モニターを処分しようとする人は、法律に則った方法で処分し、リサイクルやゴミの削減に協力する義務があります。

ただ、小型家電として回収してもらえる自治体もあるので、処分前にお住いの自治体に要確認です。

PCリサイクルマークの有無で費用が変わる

PCモニターは、PCリサイクルマークが付いている場合、無料で回収してもらうことが可能です。

一方、このマークが付いていないPCモニターに関しては処分の際に費用がかかります。

PCリサイクルマークの有無によって処分費用が変わってくるため、処分したいPCモニターにマークがあるかどうかをまずは確認してみてください。

処分費用は通常数千円かかるので、マークが付いていれば無料になるのは大きなポイントです。

パネル破損品は引き取り不可のケースがある

処分する予定のPCモニターのパネルが破損している場合、引き取ってもらえない可能性があるので注意が必要です。

パネルが壊れているPCモニターは、有害物質が漏れ出てくることがあるためリサイクルが難しく、破片が飛び散るリスクから取り扱いに気を付けなければなりません。

このような点から、パネルが破損したPCモニターは引き取ってもらえないことがあるのです。

壊れているものは買取も難しいことから、処分方法は限られてきます。

個人情報が残るパーツは初期化・データ消去する

PCモニターを処分するにあたって、個人情報が残るものは初期化やデータの消去も忘れずに行ないましょう。

残っているデータから個人情報が漏洩すると、悪用されたり詐欺に遭う危険性が高まります。

通常の初期化やデータ消去では個人情報を消しきれない場合があるので、専用のソフトウェアを使って複数回上書き消去をしておくと安心です。

データ消去に不安がある際は、専門業者に依頼して対応してもらう方法もあります。

付属品は別料金での処分となる場合がある

PCモニターの処分では、付属品も一緒に捨てたいと考えることがあるでしょう。

このとき、付属品は別料金での処分となる場合があるので事前に確認しておくことが大事です。

ケーブルやリモコンなどといったPCモニターの付属品も処分するなら、何でもまとめて回収してくれる不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

不用品回収業者のパックプランなら、付属品の数や種類によって別途料金が発生する心配がありません。

ヤマダ・ケーズなど家電量販店のモニター引き取りの料金

PCモニターは、PC周辺機器を扱う家電量販店でも引き取ってもらえます。

家電量販店によって引き取りの料金や押さえておきたいポイントがあるので、以下の表をご覧ください。

家電量販店ごとの詳細は、各見出しにて説明しています。

店舗名	PCモニター回収料金（税込）	注意点など
ヤマダ電機	【宅配（同梱）】液晶モニター無料 【店頭】料金体系は店舗へ要確認	・宅配回収はインバースネットが対応 ・パソコン本体と液晶モニターを同梱すれば無料 ・CRT（ブラウン管）は回収対象外 ・店頭での単体回収料金は要確認
ケーズデンキ	【店頭のみ】PCモニターは有料	・モニター回収は有料 ・パソコン本体は無料 ・宅配・出張回収なし
エディオン	【店頭】 液晶・プラズマ23型以下：550円 24型以上：4,400円 CRT23型以下：1,100円（24型以上は記載なし）	・パソコン本体と同梱でもモニターは別料金 ・宅配回収あり（1箱1,870円＋送料550円） ・訪問回収可能（訪問料2,200円）
ビックカメラ	【宅配】1箱：1,958円（税抜1,780円）※箱に液晶・CRTモニターを複数入れても同料金	・リネットジャパンと連携した宅配回収サービスを提供 ・店頭回収については要確認

※各社の公式サイト情報をもとに作成しました。店舗によって対応が異なるため、利用時は店舗に確認してください。

ヤマダ電機

ヤマダ電機では、PCモニター(液晶)のみ回収を実施しています。

宅配便を利用すると無料、店舗への持ち込みは要確認でPCモニターの処分が可能です。

無料で回収してもらうには条件があり、パソコン本体とPCモニターを一緒に梱包する必要があります。

PCモニターのなかでもCRTに関しては回収してもらえないので、ご注意ください。

ヤマダ電機でモニターを処分する方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

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  • モニター
  • 処分
  • ヤマダ電機

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ケーズデンキ

ケーズデンキは、店頭への持ち込みのみでPCモニターの回収を受け付けています。

パソコン本体は無料ですが、PCモニターの回収には費用が発生するので事前に店舗に確認しておいてください。

宅配や出張にて、PCモニターの回収は行なっていません。

店頭に持ち込むことで対応してもらえるので、PCモニターを持って行けるかどうかも考えておきましょう。

エディオン

エディオンでは、パソコンと一緒にPCモニターを梱包しても料金が発生します。

店頭に持ち込む場合、液晶のPCモニターは550円～4,400円で、CRTのPCモニターは1,100円で処分が可能です。

宅配での回収も行なっていますが、箱代1,870円に送料が550円がかかってくるので、合計すると5,000円以上の処分費用が発生することになります。

訪問回収にも対応していますが、こちらも訪問料として2,200円発生してくるため、PCモニターそのものだけでなく諸経費についても確認が必要です。

ビックカメラ

ビックカメラでは、リネットジャパンと連携してPCモニターの宅配回収サービスを提供しています。

1箱1,958円かかりますが、箱の中に液晶やCRTモニターなど複数入れても同料金で回収してもらえるのが特徴です。

ビックカメラの店頭でPCモニターを回収してもらうには、店舗に詳細を尋ねてから持ち込むようにしてください。

シンプルな料金体系で、CRTモニターも一緒に処分できるのは利点です。

PCモニターの賢い処分方法まとめ

PCモニターの処分方法と費用、注意点、家電量販店ごとの回収サービスなどについて解説しました。

液晶かCRTか、PCリサイクルマークが付いているか、パソコンも一緒に処分するかなどの条件により、PCモニターの適した処分方法は異なります。

PCモニターをはじめパソコン関連機器やその他不用品を手軽に処分するなら、不用品回収業者に依頼してみましょう。

「粗大ゴミ回収本舗」も、PCモニターをはじめ様々な不用品を追加料金不要のパックプランでまとめて回収いたします。

不用品回収のプロが伺うので、処分の仕方がわからないPCモニターについても無事に処分できます。

ぜひ、以下の無料お見積りからご相談ください。