この記事では物屋敷の片付け方を解説しています。

物屋敷とは、古本、洋服、食器、使っていない家具家電などのゴミじゃない物で埋まった家のことです。

ゴミ屋敷と違い、まだ使える物や簡単に運べない物が多い分、片付けに手間取りやすい一面があります。

そこで本記事では、物屋敷に特化した効率的な片付け方を徹底解説。

物屋敷の典型例である実家の片付け方も、親の説得方法を交えて紹介しています。

自分の家や実家が物屋敷になっている方は、ぜひご一読ください。

物屋敷の片付け方｜ゴミ屋敷との違いも解説

以下に、物屋敷とゴミ屋敷の違いをまとめてみました。

片付け方にも違いがあります。

• 物屋敷は重い物が多く運ぶのが大変
• 物屋敷はゴミじゃない物が多く選別作業に時間がかかる

物屋敷では、運搬と分別に時間がかかるのが特徴です。

そこで本記事では、物屋敷を効率的に片付ける方法を解説しています。

事前に片付けの計画を立てる

物屋敷を片付けるに当たり、事前にやっておくべきことを表にまとめてみました。

遠方の実家を片付ける場合、事前準備は特に重要です。

帰省前に実家の自治体ルールをネットで確認したり、何を捨てるか父親母親とよく話し合っておきましょう。

捨てる基準を決める

片付けでは最初に何を捨てるか決めて、後はそれに従って機械的に仕分けると、作業がスムーズです。

物屋敷にあるのは使っていない物が大半なので、まずは今現在使っていない物を第一の基準とします。

その上で捨てるか迷った時は、

• 最後にいつ使ったか覚えていない物は捨てる
• 置く場所がもったいないと感じたら捨てる
• 捨てたくない物は上限を決めて、後は捨てる

といった新たな基準を設けてみてください。

それでも迷う時は、”残す”を選択しても大丈夫です。

物屋敷にはゴミじゃない不用品の他に、思い出や愛着がある物も存在します。

それらを無理に捨てると後悔で作業が止まり、片付けのモチベーションが失われることもあるので、処分を急ぐ必要はありません。

一箇所を集中して片付ける

物屋敷全体をバランスよく片付けるよりも、クローゼットならクローゼット、食器棚なら食器棚と、一箇所に絞って作業する方が効率的です。

同じ場所には似たような物が集まるので分別が楽ですし、あちこち移動せずに済むので時間も節約できます。

物が溢れており作業が困難な時は、

1. 玄関と廊下を片付けてゴミなどを出す動線を確保する
2. 部屋の一角を片付けて作業スペースを確保する
3. 棚や押入れの中身を全部出して、物の選別を行う

という順番で作業すると良いでしょう。

自治体の収集日に合わせて片付ける

「可燃ゴミの日が近いなら洋服」「資源ゴミの日が近いなら古本」と片付ければ、モノを効率よく処分できます。

ゴミに出す時は、1回に出せるゴミの量も確認しておきましょう。

例えば、以下の長崎市のように、一度に多くのゴミを出せない自治体もあります。対して福岡市は10個までとかなりたくさん出すことができます。

大量のゴミを一度に処分したい場合は、

• 不用品回収業者に頼む
• ゴミ処理施設に自己搬入する（車が必須）
• 自治体に一時多量ゴミの収集を頼む（北九州市など一部自治体で利用可）

といった方法があります。

自己搬入とは、清掃工場などのゴミ処理施設にゴミを自分で持ち込む方法です。

ゴミ収集より安く、100kg単位でゴミを処分でき、収集日も関係ありません。

申込み方法は福岡市の場合、電話やネットで予約を入れて、市内の清掃工場に車で運びます。（徒歩は不可）

福岡市・久留米市・飯塚市の自己搬入について詳しく知りたい場合は、こちらのページをご確認ください。

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他の市町村については、詳しくは「○○市　自己搬入」などでご検索ください。

重い物はプロの業者に運んでもらう

物屋敷を自力で片付ける場合でも、家具などの重い物を無理に運ぶのはやめましょう。

特に2階からの階段移動などは大変危険な作業です。

家具を引きずって運ぶと、床に傷が付くこともあります。

その点不用品回収業者なら安全に運べますし、数個の不用品回収なら費用もかかりません。

ゴミ屋敷と違い、物屋敷の片付けでは費用よりも安全第一が何より重要なポイントです。

物屋敷になった実家の片付け方法

物屋敷の典型例が古い物で溢れている実家です。

そこでここからは、実家の片付けで行うべきことを解説しています。

前もって準備と話し合いを済まておく

実家の片付けで重要なのは次の3点です。

• 実家の自治体と町内のゴミ出しルールを確認する
• 親の要望を聞き、何を捨てるか話し合う
• 兄弟姉妹がいる場合は事前に連絡しておく

話し合いでは親の気持ちに寄り添うことが重要です。無理に片付けを進めると親も意地になって話がこじれます。

子供にとっては単なるゴミでも、親にとっては長年愛用してきた大切な物かもしれません。

兄弟姉妹がいる場合は、何を片付けるか事前に連絡しないとトラブルの原因になります。

費用の分担についても、家族内でよく話し合っておきましょう。

父親母親の説得を行う

実家の片付けで避けて通れないのが父親と母親の説得です。

片付けには父親母親の協力が不可欠ですし、親の同意がなければ片付け業者も入れられません。

説得方法としては、

• 物屋敷のリスクを伝える（怪我など）
• 親戚やかかりつけの医師に父親母親の説得を頼む
• 「快適に暮らしてほしい」「介護や防災に備えたい」などポジティブな言葉で説得する

といったやり方があります。

思い出の品や故人の遺品の片付けを断られた時は、代替案を提案して説得してみましょう。

例えば「古いアルバムはデジタル化する」「遺品はお焚き上げで供養する」といったやり方です。

昔の子供部屋から片付ける

父親母親と揉めにくい場所が昔の子供部屋です。

マンガや教科書、学習机や本棚といったかつての自分の所有物なら、親の反発を最小限に抑えられます。

次にタイミングを見計らって、「親の不用品もついでに処分しようか」と提案してみてください。

“ついでに”というのが説得のコツです。

あくまでも”ついで”なら、「子供に迷惑をかけたくない」という親の気持ちや、片付けに消極的な親の態度を変えやすくなります。

自治体に支援を求めてみる

福岡市、北九州市、久留米市といった福岡県の主要都市では、粗大ゴミ持ち出しサービスを実施しています。

サービスの内容は次の通りです。

• 収集作業員が粗大ゴミを家の中から運んでくれる
• 料金は粗大ゴミ手数料＋500円（久留米市は630円）
• 対象は高齢者（65歳以上）、傷病者、障害者、妊婦”のみ”で構成される世帯

父親母親が65歳以上で、子供と別居している場合は支援を受けられる可能性があります。

ただ、令和2年の環境省調査によると、高齢者のゴミ出し支援制度を導入している自治体は全体の34.8％に過ぎません。

支援が無理な時は、後述する不用品回収業者が候補に挙がります。

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2023年12月11日

物屋敷を不用品回収業者で片付けるメリット

ここでは物屋敷の片付けに不用品回収業者がおすすめの理由を解説しています。

大量の物を簡単に片付けられる

最大のメリットが、分別と運搬を完全に任せられる点です。

依頼者側が行う作業は、極論を言えば必要な物を事前に分けておくだけになります。

生活環境そのままの状態で頼んでも問題ありません。業者が細かい分別から運搬、処分までを全て行ってくれます。

物屋敷を自力で片付ければ1週間～1ヶ月かかりますが、回収業者なら数時間～3日程度で作業は終わるでしょう。

ゴミじゃないものをリサイクルしてくれる

不用品回収業者ならば、物屋敷に多く眠っている物をリサイクルできます。

リサイクルを徹底している業者は、「ゴミじゃない物は処分しない」が基本姿勢です。

ゴミじゃない物はリサイクルショップや海外貿易を通じて誰かが大切に使ってくれるので、安心して引き取ってもらえます。

リサイクルは、父親母親の説得においても重要なポイントです。

高齢世代は捨てる=もったいないと考えがちなので、「業者ならゴミじゃない物を再利用してくれる」と説得すれば、親の同意を得やすくなります。

遺品整理・生前整理を頼むことができる

不用品回収とは、すでに不用と判断された物を回収するだけの作業です。

遺品整理では、物品を単なる物ではなく遺品として丁寧に扱ってくれます。

• 遺品の仕分け
• 貴重品の探索
• 遺品の供養

など、遺品に関する幅広いサポートを得られるのが特徴です。

遺品の仕分けが手間だと感じたら、遺品整理を行う不用品回収業者に頼んでみると良いでしょう。遺品整理士が在籍している不用品回収業者も数多く存在します。

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2023年05月18日

物屋敷の片付けなら粗大ゴミ回収本舗にお任せ

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粗大ゴミ回収本舗は、九州で物屋敷とゴミ屋敷の片付け、遺品整理を行っています。

福岡・佐賀・熊本・大分（弊社対応エリア）でのご利用であれば最短25分で現地到着が可能です。

作業時間の目安は3時間～24時間となっており、重度の物屋敷でも短時間で片付けさせて頂きます。

数点の不用品回収でしたら、軽トラック積み放題プラン（6,980円～）のご利用がおすすめです。

物屋敷をまるごと片付けたい方は、2tトラック積み放題（49,800円～）や、4tトラック積み放題（要見積もり）をご検討ください。

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