電動自転車を処分する前には、防犯登録の抹消と自転車とバッテリーの分別が必要です。

正しい方法で処分しないと、盗難自転車の持ち主として事情を聞かれたり、火災を引き起こしたりするリスクがあります。

本記事では、電動自転車を処分する前にやらなければいけないことの手順をはじめ、7つの処分方法や処分にかかる費用について解説しています。

電動自転車の処分方法がわからないとお困りの方は、是非ご覧ください。

電動自転車の処分前に必要なこと

電動自転車の処分が決まったら必ず以下2つのことをしないといけません。

• 防犯登録の抹消
• 本体とバッテリーの分別

防犯登録の抹消

自転車の防犯登録は、自転車の盗難防止と被害回復を目的としたもので、自転車利用者の義務とされています。

防犯登録すると自転車にシールを貼る必要があるので、自分の電動自転車が防犯登録しているかわからない方は確認してみましょう。

防犯登録はあなたの所有する自転車であることを証明するものなので、防犯登録を抹消しないまま手放してしまうと、盗難された場合はもちろん、正規ルートで他者の手に渡った際も盗難車として扱われ、あなたも事情聴取を受ける必要が出てきます。

〜自転車の防犯登録を抹消する方法〜

1. 処分する電動自転車本体・身分証明証（運転免許証・健康保険証など）・防犯登録カード（持っていれば）を用意する
2. 「自転車防犯登録所」の看板が掲示してある自転車店・スーパー・ホームセンター等に行って手続きする

最寄りの自転車を販売しているお店に行けば防犯登録は抹消できます。

防犯登録抹消する電動自転車を持っていく必要があるので、その点に注意しましょう。

本体とバッテリーの分別

電動自転車を処分する際、自転車本体とバッテリーは分別が必要です。

電動自転車のように充電式のバッテリーは再利用が義務付けられています。

また、近年充電式バッテリーに採用されるリチウムイオンの火災が問題になっているので、バッテリーを外してからでないと処分できません。

バッテリーを充電するときと同じ要領でバッテリーを取り外したうえで、自転車本体のみ処分しましょう。

電動自転車の処分方法

ここからは電動自転車の処分方法を5つ紹介します。

• 自治体で粗大ゴミとして処分
• 自転車屋・リサイクルショップの買取で処分
• フリマアプリに出品して処分
• ジモティーや知人への譲渡で処分
• 不用品回収業者を利用して処分

自治体で粗大ゴミとして処分

電動自転車は自治体で粗大ゴミとして処分できます。

粗大ゴミでの処分方法は、回収と持ち込みの2つです。

〜回収処分の手順〜

1. 電話やインターネットで事前予約
2. 電動自転車の処分に必要なシールを購入し電動自転車に貼り付ける（自治体により金額は異なる）
3. 指定された日時までに、指定された場所に置いておく
4. 回収

〜持ち込み処分の手順〜

1. 自治体指定のゴミ処理場に処分する電動自転車を持ち込む（事前予約が必要な自治体あり）
2. 処分に必要な費用を支払って処分

自治体で処分するメリットは、ほかの処分方法でかかる費用に比べて安く済む点です。

例えば回収処分の場合、福岡県福岡市では300円、久留米市では630円と数百円代で処分できます。

対して、時間的な縛りが多い点がデメリットです。

回収では指定された日時に間に合わないと再予約が必要なほか、持ち込みも平日9:00〜17:00営業のゴミ処理場が多いので、平日働いている方などは利用しづらいでしょう。

サイクルベースあさひなどの自転車屋・リサイクルショップの買取で処分

自転車屋・リサイクルショップの買取でも処分できます。

電動自転車は需要が高く、中古でもいいから安く買いたいニーズがあるので、ただの自転車に比べても値段がつきやすいです。

特に主婦の方に需要が高いので、チャイルドシート付きでも問題ありません。

例えば自転車販売メーカー大手のサイクルベースあさひでは、スポーツサイクル・電動アシスト自転車・キッズ車の買取を行なっています。

同社のWebサイト上でジャンル・メーカー・モデルなどを選択するだけの簡易的な査定も受けられるので、自分の電動自転車が買い取ってもらえるか目安の金額を知りたい方は試してみましょう。

基本的には店舗への持ち込みで査定してもらう必要がありますが、業者によって自宅まで来てくれる出張買取に対応しているところもあります。

フリマアプリに出品して処分

フリマアプリでも電動自転車を処分できます。

フリマアプリは利用者も多く、実際に電動自転車の取引も成立しているので、フリマアプリの扱いに慣れている方や換金したい方にはおすすめの処分方法です。

自分の希望する額に換金できる点はメリットですが、電動自転車のようにサイズの大きいものは梱包や発送が大変な点はデメリットといえるでしょう。

特に配送にかかる費用が数万円かかるケースもザラにあるので、場合によっては配送費用が販売価格を上回り赤字になってしまう可能性もあります。

また、新しい電動自転車との買い替えで処分になった際は、売れるまで自宅に置いておく必要があるので、駐輪スペースを確保しておかないといけない点も要注意ですし、売れない可能性もあります。

ジモティーや知人への譲渡で処分

知人をはじめ誰かに譲渡する形でも処分できます。

最近は無料の掲示板「ジモティー」を利用する方も多く、サイト自体無料で利用できるほか、取引も無料で行えるので、すぐに処分できる可能性が高いです。

とはいえ、ジモティーでは知らない人と対面で商品の受け渡しをする必要が多いので、人見知りの方などが利用するにはややハードルが高いでしょう。

不用品回収業者を利用して処分

不用品回収業者への依頼でも電動自転車を処分できます。

不用品回収業者を利用するメリットは以下の通りです。

• 分別・解体の必要がない
• 運び出しから積載までスタッフに丸投げできる
• 早朝深夜を含み即日対応してもらえる場合がある
• まとめて不用品を処分する場合お得に処分できる可能性がある

電動自転車の処分を不用品回収業者に依頼する場合、自転車本体とバッテリーを分ける必要がありません。

不用品回収業者は回収した不用品をリサイクルやリユースに回す場合がほとんどなので、電動自転車だけでなく基本的には全ての不用品で分別・解体は不要です。

また、電動自転車のような重いものでもスタッフが運び出しから積載までしてくれるので作業を丸投げできます。

さらに早朝深夜に対応してくれる不用品回収業者は多く、タイミングが合えば即日回収に来てくれるので、スピーディに処分可能です。

そして不用品回収業者最大の特徴でもあるパック料金制度を利用すれば、まとまった不用品を処分したいとき、単品ずつ依頼するよりも費用を抑えられる可能性もあります。

すぐに処分したい、電動自転車を含む大量の不用品をお得に処分したい方におすすめの処分方法です。

おすすめの不用品回収業者を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

プロ厳選のおすすめ粗大ゴミ回収業者！業者を安く使う6つのコツとは

プロが厳選のおすすめ粗大ゴミ回収業者を紹介。安く使うためのコツも紹介しますので安く粗大ゴミ回収業者を利用したい方は必見です。

2022年12月19日

電動自転車の処分費用

ここまで紹介してきた電動自転車の処分方法をもとに、電動自転車の処分にかかる費用をまとめます。

費用の安さだけを見れば、数百円程度で処分できる自治体、無料で処分できる買取や譲渡を利用するべきでしょう。

しかし、自治体では時間の制約が多いので平日忙しい方は利用しづらい、買取や譲渡は値段がつかない可能性がある・譲り手が見つかるまで家に置いておかないといけないなどのデメリットも考慮しないといけません。

フリマアプリに関しては高額な配送費がかかるので、赤字になるリスクがあります。

不用品回収業者は単品から数千円台で依頼できます。

また、まとまった量の不用品がある場合、プランごとに決められたトラックの積載量内であればいくらでも不用品を積み込めるパック料金制を利用すると、さらにお得に不用品を処分可能です。

パック料金の費用相場をまとめました。

パック料金の費用相場は上記のようになっていますが、粗大ゴミ回収本舗では軽トラックのせ放題プランが6,980円から利用できます。

自治体での処分のように、不用品ひとつずつの手続きも不要で作業も全て丸投げできるので、まとめて不用品を処分したいとお考えの方は、ぜひ利用してみましょう。

不用品の回収費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

粗大ゴミ回収の料金相場｜自治体VS粗大ゴミ回収業者【徹底比較】

粗大ゴミ回収の料金やサービス内容などを、自治体と粗大ゴミ回収業者を比較しながら徹底解説します。また回収業者の単品処分やのせ放題プラン、オプション費用なども詳しく解説するので、粗大ゴミ回収の料金を知りたい方はぜひ参考にしてください。

2022年12月13日

電動自転車のバッテリーは無料で処分できる！

電動自転車の処分にあたり、分別したバッテリーはリサイクルが必要です。

分別したバッテリーは、電動自転車の購入店舗や一般社団法人JBRCに参画している家電量販店・自転車屋で無料回収を行っています。

処分の際に分別したバッテリー、寿命がきて使わなくなったバッテリーは必ずリサイクルしましょう。

電動自転車の処分なら粗大ゴミ回収本舗にお任せ！

https://sodaigomi-kaishu.com/fukuoka/

電動自転車の処分はただの自転車と違い、バッテリーを取り外さないといけません。

譲渡や買取以外の場合、バッテリーを外さないと基本的には処分できないので、必ず分別を行いましょう。

「バッテリーを取り外して別で処分するのが面倒」「電動自転車以外の不用品も一箇所でまとめて処分したい」と考えている方には、不用品回収業者の利用がおすすめです。

粗大ゴミ回収本舗では、単品回収はもちろん業界最安値級6,980円からのパック料金制を採用しているので、まとまった不用品をお得に処分できます。

また、早朝深夜をはじめ年中無休で営業しているので、時間の都合がつけづらい社会人の方なども気兼ねなく利用可能です。

電話やインターネットをはじめLINEでもお問い合わせを受け付けているので、気になる方はぜひお気軽にご連絡ください。

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