冷凍庫の処分を考えておられる方に、処分にかかる費用や処分方法、注意点などをご説明します。

冷凍庫は、家電リサイクル法対象製品ですので、それに則った方法で処分しなければなりません。

また、法律で定められたリサイクル料金も発生します。

冷凍庫単体のものも、冷蔵冷凍庫の場合も同じです。

日常の食生活に切っても切れない冷凍庫です。

ずいぶんお世話になったと思います。

最後まで、感謝の気持ちで適切に処分しましょう。

冷凍庫の処分にかかる「リサイクル料金」

冷凍庫は、家電リサイクル法対象製品です。

家電リサイクル法とは、一般家庭などから排出された家電製品から有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量し、資源の有効利用を推進することを目的として、1998年に制定されました。

家電リサイクル対象製品は、エアコン、テレビ、冷凍・冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。

メーカーはリサイクルを、小売業者は収集・運搬が義務付けられています。

私たち消費者は、それに伴う費用を負担しなければならないと法律で定められています。

 

冷凍庫のリサイクル料金

冷凍庫のリサイクル料金は、内容量によって、170リットル以下を「小」、171リットル以上を「大」と分けられます。

また、冷凍庫は、単体の場合、チェスト型、アップライト型、引き出し型のいずれもが該当します。

店舗用の冷凍ショーケース、冷凍ストッカーは対象外です。

家電リサイクル料金は、メーカーによって自由に設定できるため、同じ種類の家電製品でもメーカーが違えば必要な料金が変わってきます。

内容量別のリサイクル料金は、下記の表のとおりです。

 

冷凍庫の処分費用相場

処分方法別の処分費用（リサイクル料金＋収集運搬費の合計）を表にまとめました。

処分方法をクリックすると、詳細が確認できます。

家電量販店による引き取りサービスの収集運搬費は、ヤマダ電機（1,650円 or 2,200円）、ジョーシン（買替時3,300円）、エディオンは配送時に引き取る、買い替え、引取りのみなど条件によって異なります。

引取り依頼する各店舗に事前に料金をご確認ください。

冷凍庫の処分方法

冷凍庫を処分するには、家電リサイクル法に規定された方法で、適切に処分しなければなりません。

いくつかの選択肢がありますので、事情に合わせた方法で処分するといいでしょう。

 

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者では、自治体では回収不可の家電リサイクル法対象製品の冷凍庫も回収できます。

不用品回収業者の一番のメリットは、家電リサイクル法対象製品もそうでないものも一緒に回収してもらえる点です。

ワンストップで、不用品を処分できます。

さらに、大きくて重い冷凍庫の運び出しもおまかせできます。

また、電話一本で即日回収も可能なので、冷凍庫を処分する際、とても使い勝手がいいです。

冷凍庫の処分をお任せするなら、信頼できる不用品回収業者を探さなくてはなりません。

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新しい物を購入するとき購入店に引き取ってもらう

電器店や家電量販店で新しい冷凍庫を購入する際に、廃棄する冷凍庫を引き取ってもらう方法です。

新しい冷凍庫の配達と同時に、古い冷凍庫を引き上げてもらえるので、一石二鳥です。

古い冷凍庫を保管しておく必要がないのがメリットです。

家電量販店の中には、引取り商品がその店舗で購入した物の場合、他の店舗で購入した物を引取るより安く引取ってくれる場合もあります。

 

家電量販店の引取サービスを利用する

家電量販店では、冷凍庫の引取サービスを行っています。

新しい物を購入するかどうか、処分する物がその店舗での購入かどうか、引取りだけの依頼かどうかにかかわらず、引き取ってもらえます。

※　店舗によって、収集運搬費に開きがあるうえ、条件も異なります。

処分を依頼する前には、必ず、各店舗に条件、費用をご確認ください。

 

家電リサイクル受付センターに依頼する

家電リサイクル受付センターは、東京23区限定、横浜家電リサイクル推進協議会は横浜市限定のサービスです。

東京23区や横浜市内在住の方のみのサービスですが、在住の方には一つの選択肢になります。

 

指定引取所に持って行く

指定引取場所とは、販売店が引き取った家電を処分するために持ち込む場所です。

購入した販売店が分からない場合や廃業や閉店して既に存在しない場合、また急な引越しなどで不要になった家電製品をすぐに処分しなければならない場合などは、お近くの指定引取場所へ自分で持ち込むことも可能です。

指定引取所に持って行く一番のメリットは、収集運搬費がかからない点です。

ただし、リサイクル料金は必要です。

ただ、大きくて重い冷凍庫を運ぶ車がある場合に限られます。

さらに、指定引取場所では、大型トラックが出入りしていますので、安全に注意しましょう。

また、指定引取場所は臨時営業・臨時休業する場合がありますので、持ち込む前に営業日や休業日は要チェックです。

リサイクルショップで買い取ってもらう

あなたが処分したいと考えている冷凍庫が、状態がよくてまだまだ使える物なら、リサイクルショップで買い取ってもらう方法もあります。

リサイクルショップで買い取ってもらえれば、処分費用がかからないばかりか買取料も手に入ります。

ただ、製造から年数が経っていない物、人気メーカーの物、売れ筋の大きさの物など条件がそろわないと、リサイクルショップでもなかなか値段がつきません。

付属品や取扱説明書などもそろえて、きれいに掃除してから持って行きましょう。

新生活を始める人が多い4月が売れる時期なので、そのタイミングを逃さないことも大切です。

大きくて重い冷凍庫を乗せる車がない場合は、出張買取などに応じてくれる店舗を選ぶといいでしょう。

 

フリマアプリ・ネットオークションに出品する

リサイクルショップは、どれだけ状態のいいものでも、買取金額には上限があります。

一方、フリマアプリ・ネットオークションなら、人気商品だとかなりの値段がつくことも期待できます。

ただ、冷凍庫は、送料がネックです。

また、フリマアプリ・ネットオークションの出品は想像以上に手間です。

また、個人間取引なので、クレーム対応などもすべて一人でしなければなりません。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する場合、どんな商品が、どんな値段で落札されているのか、事前にリサーチすることをおすすめします。

 

冷凍庫処分時の注意点

冷凍庫の処分について、処分にかかる費用や処分法をご説明してきました。

最後に、冷凍庫を処分する際の注意点をまとめましたので、ご確認ください。

 

自治体では回収不可

冷凍庫は、家電リサイクル法対象製品4品目のひとつです。

自治体では、家電リサイクル法対象製品の粗大ゴミ回収はしていませんので、ご注意ください。

上記でご説明したいずれかの方法で処分することが義務付けられています。

もちろん、不法投棄は犯罪です。

 

処分前日には中身を出して電源を抜く

冷凍庫を処分する際には、中身をすべて出し切らなければなりません。

処分する日がわかっていれば、計画的に食べてしまいましょう。

中身が入ったままでは、回収をしてもらえませんからご注意ください。

また、前日には、コンセントを抜いておきましょう。

動かす直前にコンセントを抜くと、水漏れなどのトラブルが発生するリスクがあります。

失敗しない粗大ゴミ回収業者の選び方について、さらにお知りになりたい方はこちらの記事もどうぞ！

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