どの引っ越し業者が優良業者か。実際に引っ越し作業を頼む前に、優良業者か、そうでない業者かを判断するのは難しいですが、契約前でも、ある程度業者の良し悪しを見極めることはできます。そのための方法はいくつかありますが、見積もりをとってみると、かなり正確に優良業者かそうでないかが見極められます。

引っ越し業者の良し悪しはどこにある?

引っ越し業者の仕事というのは、おおまかにいうと次のような作業です。

  1. 荷物を梱包する
  2. トラックに積みこむ
  3. 輸送する
  4. 梱包をほどく
  5. 大型の家具・家電などを配置する

どこの引っ越し業者も作業内容はほとんど同じです。しかし、ひとつひとつの作業は人が行いますので、作業が丁寧だったり乱暴だったり、対応が親切だったり不親切だったりという差がでます。個人の性格でこうした差がでてくることもありますが、多くの場合、社員の行動はその会社の体質や経営の方針が表に出てきたものです。
引っ越し作業を依頼する時は、その会社が丁寧で親切であるかどうかを見極めなければなりません。実際にどうなのかはもちろん作業をお願いしてみないと分からないところもありますが、契約前にその会社の考え方や経営方針を知ることはできます。

見積もりから優良業者かどうかが見えてくる

レビューサイトやSNSなどのネット上の口コミももちろん参考になりますが、よい口コミが多かったとしても、業者が費用をかけて良い口コミを集めるという、いわゆるステルスマーケティングの可能性もあるため、ネット上の口コミは完全に鵜呑みにはできません。
しかし、引っ越しを実際に依頼しなくても、その業者が優良業者であるかどうかは、見積もりの段階である程度判断ができます

見積もり時のチェックポイント

ここでは、どのように見積もりをとって、出してもらった見積もりをどう見れば、優良業者か、あるいはそうでない業者かを見極められるかをご説明します。

法律を遵守する姿勢があるかどうか

法律を守る業者であるかどうかは、重要であり、最低限の基準でもあります。
まず、訪問見積もりを受けるなら、見積もりが有料であるか無料であるかを申し込み時に確認しましょう。契約するしないに関わらず、見積もりを有料とするなら業者は訪問前に通告する義務があります

正規の認可を受けた業者であるか

見積もり時は、引っ越し業者の車のナンバープレートを確認しましょう。営業車は自家用車と違って緑や黒のナンバープレートを使用します。もし、ナンバープレートが白だったなら、国土交通省の認可を得ていない業者である可能性があります。
繁忙期で車が足りない場合は許可証を携帯した上で白ナンバーの車で訪問してきているかもしれませんが、許可証がなく白ナンバーで訪問してきたら無認可の業者である可能性が高くなります。

約款を確認

見積もりの時、運送会社は標準引越運送約款か、業者独自の約款を提示する義務があります。業者が約款を提示しようとしない場合、その業者との契約は見送るべきです。
見積書を出してもらえたら、以下の項目が記載されているかどうかを確認しましょう。

  1. 事業許可番号
  2. 荷物の受け取り/引き渡し日
  3. 運賃などの合計額
  4. 支払い方法
  5. 事業者名と電話番号
  6. 解約した場合の手数料

これらの項目は、信頼できる業者かどうかを判断する最低限の基準です。もしこれらを遵守していない業者であれば、見積もりの時にどれだけ安い金額を提示されたとしても契約は止めるべきです。
正規の業者であれば万が一事故が起こった場合でも保険に加入していますので補償を受けられますが、無認可の業者であれば泣き寝入りせざるをえない場合もあります。また、引っ越し当日になって事前に説明のなかった高額の追加料金を請求されるというケースもあります。
法律に基づいてきちんとした営業を行っているかどうかというのは必ず確認しておくべき事柄です。

見積もりの内容を説明できる

ついつい見積もりは料金ばかりに注目しがちですが、他の部分にもしっかり目を通しましょう。申し込み段階では安くても、当日になって色々とオプション料金がかかってしまうということがないように、少しでも疑問な点があれば質問してみましょう。
例えば、スタッフの人員数や車両の台数、万一の事故が起こった場合の荷物の補償、資材や荷物搬出、搬入の際のオプション料金、キャンセル料金など、これらの質問に見積もりに来た社員から明確な答えがもらえなかったり、本社に問い合わせてみても納得のいく回答が得られなかったりしたなら、契約は慎重になるべきでしょう。

即決を迫らない

引っ越しの時は、複数の業者で見積もりをとって比較する、いわゆる相見積もりをとるのが通常です。相見積もりをとられると、他社との対抗上、値引きする必要がでてくることもあるため、引っ越し業者としては自社一社に絞って検討してほしいというのが本音でしょう。
「今決めていただければこれだけ値引きします」などと言われてしまうとついつい心が動いてしまいそうになりますが、それが本当に得なのかどうか、一度落ち着いてよく考えてみる時間をもった方がいいかもしれません。
逆に、他社の見積もりと比べてよく考えて決めてくださいという業者は優良業者である可能性が高いでしょう。

対応が丁寧であるかどうか

少しあいまいな基準になってしまいますが、もっとも重要なポイントです。
・質問に丁寧に答えてくれる
・荷物の量などの状況を詳しく聞き出してよりよいプランをお勧めしてくれる
このように、客にとって最適なプランを紹介してくれたり、不要なオプションを省けるように提案してくれたりと、引越し料金を下げる努力を担当者が時間をかけて一緒にしてくれる業者だったなら、優良企業である可能性が高いでしょう。
電話での応対でも、訪問見積もりの場面でも、その会社の社員が、客によいサービスを提供しようとしているのか、それとも客を単なる収入源としか見ようとしていないのかを見極めることが重要です。

まとめ

引っ越し業者が優良業者であるかどうかは、見積もりをとってみると、法律を遵守しているかどうか、応対は丁寧かどうか、信頼できる業者であるかどうかなど、おおよそのところが分かります。。
安心で後悔のない引っ越しができるように、引っ越し業者選びは価格だけではなく、会社や社員の対応をよく見て慎重に行ってください。

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