引越しが決まり、業者を決めてお願いしなければならないというとき、どのように業者を決定すればよいのでしょうか。テレビのCMでよく目立っているところを選ぶのも一つの方法かもしれませんが、いくつかの業者に聞いてみなければどこが一番よいのかはわかりません。

 

それ以外にも、丁寧に運んでくれるかということや、なにかと親切にしてくれるかどうかその他のサービスの品質はどうなのかということが気になります。

 

それにやはり、料金が最も重要な決め手になると思います。これらは比較しなければわからないことになりますが、いったい何社を比較すればよいのでしょうか。

 

何かの購入を決める時、普通は3社くらいで相見積もりをとり、比較して決めるものですが引越しの場合は6社ほどで比較するとよいと言われています。

 

それはなぜなのでしょうか。

 

引越し業者を相見積もりで選ぶ

ある大手銀行に勤める独身サラリーマン山田さん(仮名)が、入社4年目に初めて転勤を命じられました。東京から大阪に行くことになったそうです。

 

引越しの手配は自分でしなくてはなりませんから、先輩にいろいろ話を聞いた上、自分で有名どころのA,B,Cの3社を選んで相見積もりを取りました。

 

最も安かったのはさほど有名ではないC社。山田さんは何の迷いもなくC社に引越しを依頼しました。引越し自体は何のトラブルもなくスムーズに終了。サービスもよかったし山田さんは大変満足したといいます。

 

大阪で3年の任期を過ごしたのち、また東京に戻ることになったのでまた引越しをする機会が訪れました。山田さんは何の迷いもなく前回引越しした時の業者にお願いをします

 

ところが、出来上がってきた見積を見て山田さんは驚きます。

 

東京→大阪、大阪→東京ですから3年前と距離は同じ。単身で、何も荷物は増えていませんので荷物の量も同じなのに料金は思ったよりかなり高いのです。

 

いくら高いかというと、その差2万円でした。

 

引越しは距離と荷物の量だが明確な相場はない

不用品回収の軽トラック積み放題プランのメリット・デメリット山田さんはすぐにC社に同じ距離同じ荷物の量なのになぜこんなに料金が違うのかと問い合わせます。

 

C社はこのように回答しました。

「前回は、ちょうど単身で大阪にお引越しされる方が他にもいらっしゃって、荷台に空きがあったんですよ。そこでトラックの分を半額にして格安でできたんですが、今回はちょうど繁忙期で空きがないんですよ。どうしてもこの日にということであれば、山田さん専用のトラック1台用意することになります。3日後だったら別の方のトラックの便と同時に乗せることができるのですが。申し訳ございません。」

 

なんだかわかるようでわからない説明です。山田さんはもやもやしたものを抱えながら納得せざるを得ませんでした。

 

実は、C社は正直に状況を説明しています。

移動距離や荷物の量などの条件はまったく同じでも、引越しする時期やその時の業者の状況によって、引越しにかかる料金は変動するものなのです。

 

引越しの料金が安くなるポイントは「混載便」

おわかりでしょうか。トラック一台に他の人の荷物を同時に積むことができる場合、つまり「混載便」の時は料金を安くできるということです。

 

特に単身の引越しのは荷物が少ない場合が多いため、4tトラックに混載した場合は3人から4人の荷物を積むことができると言います。トラック1台に4人分の荷物が積んであればトラックの代金は4分の1になるのでかなりお得になります。これが混載便です。

 

逆に混載するほかのお客さんがいなければそのトラックのお金を全部一人で持つこととなるので高くなるのです。

 

引越し料金が安くなるもう一つのポイント「帰り便」

もう一つのポイントに帰り便というのがあります。

 

東京から大阪に引っ越す人がいて、そのトラックが東京に帰る時に載せるというものです。

さきほどのC社の説明で「3日後だったら別の方のトラックの便と同時に乗せることができるのですが。」という言葉がありましたが、これはおそらく3日後に東京→大阪の引っ越しがあるということを示唆しています。

 

トラックも東京発の場合はまた東京に帰らねばなりませんので、帰りの荷台をカラのまま帰るのは運送会社にしてみるともったいない話になるのです。

 

その引越しの帰り便を活用することができれば安くできるということなのです。

 

しかしこれはたまたま偶然に同じ量の荷物を運んだトラックがまた同じ量の荷物を持って帰ることのできる時にだけできる偶然の産物です。

 

今回の場合これが3日後だったということなのですね。

 

「混載便」と「帰り便」に出会う可能性を探る

このように、混載便や帰り便にうまく日程を合わせて引越しスケジュールを組める人などいません。引越し業者に見積もりを出した際に、うまいこと混載便や帰り便に当たることができるかどうかは、正直「時の運」です。

 

見積を取るときに、普通に商品を買うのと同じような「3社で見積もり」みたいなことをやっていて、混載便や帰り便に出会えることは極めてまれでしょう。

 

したがって、出会える確立を少しでも増やすために6社見積をしたほうがよいということなのです。

 

他にもある、安い引越し見積もりをくれる業者を見つける方法

引越し一括見積もりサービスを利用する

ネット上には一括見積サービスができるサイトがあります。日取りや荷物の量など基本的な事項を入力するだけで、複数の引越し業者から見積もりを取ることができます。

すでに書いたように引越しは定価がありません。「トラックの配車繰り」の都合で値段が変わってくる事態もありますので複数の引っ越し業者の値段が大きく異なることも大いにあり得るのです。

 

引越し希望日になるべく幅を持たせる

見積を取るときにできるだけ候補日をたくさん持ちましょう。引越し予定日の次の日に混載便・帰り便ができるかもしれません。幅を持たせた日程にしておき、出来るだけ安くしてもらえるように依頼しておくと、最初から日付を指定した時よりも安くなるでしょう。

 

引越し繁忙期を避けて引越しする時期を調整する

繁忙期は引越しも高くなりがちです。異動の時期は3月と10月など、だいたい決まっていますので致し方ない場合が多いのですが、出来るだけ早める、平日に設定するなどの工夫をしてみましょう。

 

地場の引っ越し業者でも見積もってみよう

引越しする先の地場の業者さんの方が安くなる場合があります。

限られたエリアであれば安くできるネットワークを持っているという業者さんがいるのです。その地域でしかできないこともあるため考慮しておくと得をするかもしれません。

 

引越し運送保険の有無を確認する

引越し途中でよくあるのが、運送途中での荷物の破損です。高価な食器や時計、カメラなどの壊れ物、逆さにしただけで壊れてしまうものも中にはあるでしょう。

殆どの運送業者は保険に入っていますがいくらまで保証してもらえるかなどの確認はしておいた方がよさそうです。

 

営業マンで判断する

引越しは人が行うサービスです。地域密着型の引っ越し業者の場合、引越しのサービスの質は担当者によって大きく変わることがあります。

見積の時に来た人が当日の引っ越しに作業員としてくることもめずらしくありません。

したがって人柄や話し方が大きなポイントになります。

なんだか怪しい営業トークが始まったり、何度聞いても納得できない説明をするような営業マンのいる会社に依頼するのはやめたほうがよさそうです。

 

引越し業者の選びかたをまとめると

安くてサービスの良い業者に出会えたならばしめたものですが、どうしても安さに目を奪われがちになります。見積書の金額だけではなくて内容によく目を通すことが重要です。

 

きちんと6社分見積もりを出して、その中から選んだのだとしても、引っ越し当日に来たトラックが小さすぎて載せることができなかったとか、派遣されたスタッフが少なすぎて時間通りに終わらなかったなどのトラブルに見舞われたら元も子もありません。

 

こうしたことを避けるためにはトラックの大きさ、引越し作業の開始時間、作業スタッフの人数を確認しておきましょう。たとえ一番安くても、トラックが小さかったり人数が少なかったりでは引越しそのものの実効性に問題が生じます。

 

少しでも疑問に感じたら、担当の営業の人に問い合わせて再度検討することも重要です。

 

いろいろ知識を持ったうえで6社以上の見積もりを取り、しっかり内容を見極めることがより良い引越しの第一歩です。

 

もう一点。引越しの際には必ず不用品が出ます。不用品の処分は引越し前に済ませてしまわないと見積もりがしにくいばかりか、金額に影響が出てきてしまうことにもなりかねません。

 

粗大ゴミ回収本舗に電話して、不用品の回収についても見積もってもらいましょう。引越し業者にお願いすることもできるのですが、ほとんどの場合、割高になるか、断られます。なぜなら引越し業者は廃棄物処分の許可を各都道府県で持っているとは限らないからです。

引っ越し時の不用品の処分なら粗大ゴミ回収本舗にお任せください。

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