本記事では、軽度のゴミ屋敷なら自力で掃除できるのか、またどのくらいから業者に依頼するべきなのかについて解説しています。

ゴミ屋敷でもいわゆるレベル1の状態なら、自力で掃除が可能です。

掃除の手順を紹介するとともに、軽度なゴミ屋敷でも放置してはいけない理由なども解説しているので、ぜひご覧ください。

軽度（レベル1）のゴミ屋敷の状態

軽度といえど、どの状態のゴミ屋敷が軽度なのかどうか判断するのは難しいでしょう。

そこでここでは、レベル1といわれるような、軽度なゴミ屋敷の状態について解説します。

• 床が見える
• ゴミより物が多い
• 害虫や悪臭はない

床が見える

床が見える状態なら、軽度なゴミ屋敷といえます。

• 落ちているゴミの隙間から床が見える
• 少しどかせば簡単に床が出てくる

床が見える量のゴミしかないゴミ屋敷では、一目見ただけで大体のゴミの量がなんとなく把握できるので、自力でも掃除しやすいです。

ゴミより物が多い

ゴミより物が多いゴミ屋敷は、軽度といっていいでしょう。

• 単純に物が多すぎて散らかっている
• 片付けられなくて出したものがそのままになっている

このような場合はゴミ屋敷ではなく、汚部屋といったりもします。

整理整頓すれば解決する場合がほとんどなので、時間こそかかりますが自力で解決可能です。

害虫や悪臭はない

害虫が発生したり、悪臭が立ち込めたりしていない場合は軽度のゴミ屋敷です。

特に、弁当の食べ残しやジュース・ビールの空き缶が散らかっているゴミ屋敷では、害虫・悪臭が発生します。

上記以外でも水気を含むゴミが落ちていると部屋の湿度が高くなり、虫や匂いが発生しやすい環境になってしまうのです。

害虫や悪臭が発生するとゴミ屋敷掃除のハードルが一気に高くなってしまうので、業者依頼の検討が必要になります。

そうなる前の状態なら、自力で掃除できる可能性は高いので、早めに手をつけましょう。

軽度なゴミ屋敷を自力で片付ける手順

軽度とはいってもゴミ屋敷はゴミ屋敷なので、それなり量のゴミ掃除が必要になる場合がほとんどです。

無計画に掃除を始めてしまうと「思ったよりも大変…」などの理由から、途中で辞めてしまうケースも考えられます。

そのためゴミ屋敷掃除を自力で行う際には、ある程度の計画を用意し、正しく手順を踏む必要があるのです。

そこでここからは、軽度なゴミ屋敷を自力で片付ける手順を解説します。

• 自室がゴミ屋敷だと認知する
• 計画を立てる
• 片付ける

自室がゴミ屋敷だと認知する

まずは自室がゴミ屋敷だと認知しましょう。

ゴミ屋敷になってしまう理由はさまざまですが、中には精神的な問題でゴミをゴミと認められず、自室がゴミ屋敷ではないと考える方は多くいます。

ゴミ屋敷を自認しないと片付けられない・片付ける気にはならないので、状況は悪化していく一方です。

状況が悪化すれば業者に依頼せざるを得ない、近隣住民からクレームが来てしまうなどの事態になりかねませんので、まずは片付けを行うべきゴミ屋敷だと認めるところから始めましょう。

計画を立てる

ゴミ屋敷の掃除を無計画に始めてしまうと、途中で行き倒れる可能性もあるので、計画が必要です。

1. ゴミ出しの日の把握
2. 捨てるもの捨てないものの分別
3. 日程
4. 人員確保

自力でゴミ屋敷を掃除する際は、最低でも上記4つを決めてから始めましょう。

1.ゴミ出しの日の把握

まずはゴミ出しの日を把握する必要があります。

ゴミ屋敷の掃除を自力で行う場合、思ったより時間がかかるケースが多いです。

そのため長期スパンで考える必要がありますが、直近のゴミ出しで処分できるものから片付けていかないと、せっかく袋に詰めたゴミがゴミ出しの日まで家の中に残ってしまいます。

部屋のスペースを取るのはもちろん、片付けているのに減ってる気がしないとモチベーションを下げてしまう要因にもなるので、まずはゴミ出しの日を把握して、翌日にはゴミ出しできるものから片付けていけるように計画しましょう。

2.捨てるもの捨てないものの分別

軽度のゴミ屋敷で、特に物が多く散らかっているような汚部屋の場合は、捨てる物・捨てない物を自分の中で明確にしておかないといけません。

汚部屋になってしまう人は「もったいなくて物が捨てられない」と考える人が多いです。

しかし、それが積み重なり汚部屋になってしまっているので、やはりある程度の基準を設けて取捨選択していく必要があります。

捨てる・捨てないを定める基準としておすすめなのは以下の項目です。

• 買ったけど一度も使っていない
• 1年以上使っていない（新品・使用品は問わない）
• すでに壊れている・使えない

基準を持たずに掃除に取り掛かると、一点一点に時間をかけすぎてしまうので、上記を参考に断捨離基準を設けましょう。

3.日程

ゴミ出しの日の把握に加えて、トータルで掃除にどれくらいの日数がかかるかも計画しましょう。

大掛かりな掃除・断捨離に断念する人の多くは、1日で完結させる想定でいます。

しかし実際は多くの時間が必要であり、特に学校がある・仕事があるなどの人は休日しか時間が取れない場合が多いので、時間がかかる想定で余裕を持った日程調整が必要です。

また、以下で説明しますが自力で掃除する場合は、家族・友人・知人に手伝いをお願いする場合もあるでしょう。

そのとき、自分が何日にどんな片付けをするのか把握していないと、必要なタイミングで手伝いをお願いできません。

当然、手伝いをお願いする人にも予定があるので前もってお願いする必要もあります。

ゴミ出しの日の日程も鑑みてスケジュールを調整しておきましょう。

4.人員確保

日程を決めたら、家族や友人・知人などに手伝ってもらうのかどうかを決めて、人員を確保しましょう。

気の知れた仲であっても、ゴミ屋敷の掃除となればそれ相応の心の準備などが必要な場合もあります。

前もってお願いするのはもちろん、断られる可能性がある点も頭に入れておきましょう。

また、大変な作業をお願いするので、少しばかりの謝礼を出す・食事をご馳走するなど、最低限のモラルを守ることも忘れてはいけません。

片付ける

計画を立てたら、片付けに取り掛かりましょう。

ゴミ出しの日の関係上、同じ日に捨てられるものから片付けていくのが効率的です。

また、分別しながら片付けていくことで、残ったゴミも分別しやすくなります。

ゴミの量や内容にもよりますが、危険物が隠れている可能性も考えられるので、軍手やゴム手袋などを着用して作業するのがおすすめです。

軽度なゴミ屋敷でも放置してはいけない理由

軽度なゴミ屋敷だと、「そんなに散らかっていない」などと認められず放置してしまうケースが少なくないですが、当然放置は禁物です。

軽度なゴミ屋敷でも放置してはいけない理由を解説します。

• 深刻なゴミ屋敷になる可能性が高いから
• 火災リスクがあるから
• 害虫・悪臭が発生するから
• 行政代執行により高額な費用を負担する羽目になるから

深刻なゴミ屋敷になる可能性が高いから

すでにゴミ屋敷にしてしまっている人の部屋を放置していれば、今は軽度であっても後々深刻なゴミ屋敷になるのは想像に難くありません。

深刻なゴミ屋敷になれば自力での掃除は難しくなり、業者への依頼が必要になるので、早めの対処が必要です。

火災リスクがあるから

軽度なゴミ屋敷であっても、落ちているゴミや、物が落ちている場所によっては、火災リスクがあります。

例えば衣類がコンセント付近にたくさん散らかっていれば、コンセントとプラグの間に埃が溜まって起きるトラッキング火災の原因になりかねません。

ほかにも、タバコの火の不注意で燃え移りやすい環境になっているなどの場合も注意が必要です。

害虫・悪臭が発生するから

軽度なゴミ屋敷であっても、時間の経過とともに害虫や悪臭が発生する恐れもあります。

特に、食べ残し・飲み残しが散らかっているゴミ屋敷は軽度であっても、害虫や悪臭が発生する確率が高いです。

害虫や悪臭が発生すると、生活の質が下がるのはもちろん、健康被害に遭ったり、近隣住民から苦情が来たりと、さまざまなトラブルを引き起こします。

行政代執行により高額な費用を負担する羽目になるから

軽度なゴミ屋敷をいつまでも放置し、ゴミ屋敷のレベルが上がっていくと最終的に行政代執行を受ける可能性があります。

行政代執行は各自治体のゴミ屋敷条例に基づいて行われる最終処分です。

再三にわたる自治体からの注意勧告や指導を無視していると行われます。

愛知県では実際にゴミ屋敷に行政代執行が行われ、予算400万円のうちかかった費用は全額家主に請求とのことでした。

このようにゴミ屋敷を放置していると、最終的に高額な金額を請求されてしまう可能性もあるのです。

ゴミ屋敷の掃除を業者に依頼するときの基準

軽度なゴミ屋敷なら自力での掃除は可能ですが、逆にどのくらいのレベルならゴミ屋敷の掃除は業者に依頼するべきなのでしょうか。

ゴミ屋敷の掃除を業者に依頼するときの基準として、以下のような例が挙げられます。

• 床が見えないほどゴミが積もっている
• 水気を含むゴミがある
• 害虫・害獣・悪臭が発生している
• 自力の掃除は難しいと判断したとき

軽度なゴミ屋敷の基準と逆である場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

水気を含むゴミが床を腐らせると歩いた箇所の床が抜けたり、ゴミの中に怪我リスクがある物が混じっていたりと、ゴミ屋敷掃除には時に危険が伴います。

そのため例え軽度であっても、自力で掃除は難しそうと感じた場合は、業者に依頼してしまいましょう。

おすすめのゴミ屋敷清掃業者を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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軽度なゴミ屋敷の悪化・再発を防ぐ方法

ゴミ屋敷の悪化・再発を防ぐためには以下の項目が重要です。

• すぐに捨てる習慣を身につける
• 床に物を置かない
• 衝動買いの癖を治す
• 周囲のサポートを受ける

ゴミ屋敷は「だらしない」だけで起きてしまう事象ではないことが明らかになってきています。

誰にでも起こり得る問題なので、自力での解決が難しいと感じた場合は勇気を持って周囲のサポートを受けましょう。

軽度なゴミ屋敷でも自力の掃除が難しいなら粗大ゴミ回収本舗

軽度のゴミ屋敷でも自力で掃除するのが難しいと感じたら、ゴミ屋敷清掃業者へ速やかに依頼しましょう。

放置して状況が悪化してしまえば、依頼にかかる費用も高くなるので早めの対応が必須です。

どのゴミ屋敷の清掃業者に依頼したらいいか迷ってしまう場合は、粗大ゴミ回収本舗にお任せください。

ゴミ屋敷清掃には欠かせない、特殊清掃・害虫駆除・ハウスクリーニングなどの対応も可能なほか、即日作業・早朝深夜作業など、ゴミ屋敷だとバレたくない方へのプライバシー配慮も万全です。

こうした充実したサービスゆえに、ゴミ屋敷の片付け顧客満足度No.1を獲得した実績もあり、初めて依頼する方でも安心して依頼できます。

電話やメール、LINEから問い合わせを受け付けているので気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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