オイルヒーターの処分方法完全ガイド！中身の抜き方・捨て方も

ここではオイルヒーターの処分方法を7通り、費用相場や注意点などと合わせて詳しく解説します。

オイルヒーターの捨て方に迷っている方、気を付けるべき点やオイルの抜き方が知りたい方などに役立つ情報満載です。まずは自治体の分別ルールを確認し、その他にどんな処分方法があるのか調べてみましょう。

この記事を読むと、オイルヒーターの状態や持ち運びの不可なども踏まえて、最適な処分方法が見つかるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

オイルヒーターの処分方法

暖房器具の一つであるオイルヒーターは、以下に挙げる7つの方法で処分できます。それぞれの処分方法について詳細を記載しているので、気になる手段からチェックしてみてください。

• 自治体の粗大ゴミに出す
• 販売店（家電量販店）に引き取ってもらう
• デロンギなどのメーカーに依頼して処分する
• 不用品回収業者に依頼する
• リサイクルショップの買取で処分する
• ネットで売却する
• 友人・知人に譲る

処分方法について詳しく見る前に、オイルヒーターのメーカーや状態、製造からどれくらい経過しているかなどを確認しておくと、より最適な手放し方が見つかります。

オイルヒーターの大きさや重さも踏まえて、どんな処分方法があるのか確認してみましょう。

自治体の粗大ゴミに出す

オイルヒーターは、自治体の粗大ゴミに出す方法で処分できます。

しかし、すべての自治体において粗大ゴミとして回収しているわけではないので、次の点をよく理解した上でお住まいの自治体情報を調べてください。

• 処分できる自治体
• 処分できない自治体
• オイル抜き推奨の自治体

処分できる自治体

はじめに、オイルヒーターを粗大ゴミとして出せる自治体をご紹介します。以下における自治体で、オイルヒーターの回収を行なっています。

• 東京23区
• 府中市
• 立川市
• 三鷹市
• 川崎市
• 相模原市

都内では、多くの自治体でオイルヒーターを粗大ゴミとして回収しています。一方、神奈川県においては粗大ゴミ扱いとしている地域が限られているので、事前確認が必要です。

お住まいの自治体の公式サイトで粗大ゴミに関するページを開き、オイルヒーターが粗大ゴミ扱いになるかを調べてください。

処分できない自治体

多くの自治体で粗大ゴミとして回収可能なオイルヒーターですが、なかには回収していないところがあります。たとえば、次に記載する自治体では、オイルヒーターの処分ができません。

• さいたま市
• 横須賀市
• 宇都宮市

さいたま市では、オイルヒーターを「市で収集・処理できない適正処理困難物」としているため回収できず、一般廃棄物処理業者に依頼する必要があります。

横須賀市も、処理に支障を及ぼす恐れのあるものとして、オイルヒーターの回収を行なっていません。宇都宮市のゴミ分別一覧表においても、オイルヒーターは市で収集不可と明記されています。

自治体で収集不可となっている場合は別の手段を検討しなければならないので、自治体ホームページをしっかり確認しておきましょう。

オイル抜き推奨の自治体

オイルヒーターは、自治体によってはオイル抜きを推奨しているところがあります。オイル抜きを済ませた上で、ゴミ分別ルールに従って出してくださいという地域があるのです。

関東圏においては、横浜市がオイルヒーターのオイル抜きを推奨しています。

全国的にみると、名古屋市もオイル抜きをしてから粗大ゴミに出すようにとしています。

自治体によってオイル抜きが必要なケースがあるので、事前に詳細を確認してから捨てる準備を始めましょう。

ただし、デロンギなどのメーカーによっては、オイルを抜く作業は危険が伴うため、推奨していない場合もあります。

オイルを抜く作業は、道具をそろえる必要もあり、思う以上に時間がかかるため、手間と労力のバランスを考えて作業するかどうかを決めてください。

販売店（家電量販店）に引き取ってもらう

オイルヒーターは、家電量販店で取り扱いのある商品です。ここから、販売店に引き取ってもらえる場合があるので、その条件やポイントを押さえておきましょう。

以下3つの家電量販店におけるオイルヒーターの処分方法をご紹介します。

• ヤマダ電機
• ケーズデンキ
• エディオン

ヤマダ電機

ヤマダ電機では、小型家電回収サービスを利用してオイルヒーターを処分できます。処分したい小型家電を箱に詰めて店頭に持ち込むことで引き取ってもらえるので、手軽に処分できるのがメリットです。

1箱1,650円で小型家電を引き取ってもらえます。引き取り可能なのはオイル漏れがないオイルヒーターになるので、持ち込む前に状態を確認しておいてください。事前のオイル抜きは不要です。

箱の大きさは長さ590mm×幅490mm×深さ470mmと指定されているため、オイルヒーターが入るかどうかを確認した上で利用してみてください。

ケーズデンキ

ケーズデンキは、小型家電リサイクル法に則り、オイルヒーターを4,400円で引き取っています。自身で持ち込んだ場合はこの料金で処分できますが、自宅に回収に来てもらう際は別途出張料金が発生します。

小型家電を箱に入れるなどの決まりはないため、不要になったオイルヒーターをそのまま持ち込むことが可能です。事業活動に伴って使用していた電気製品は、対象外となるのでご注意ください。

エディオン

エディオンも、小型家電リサイクル法のもと、特殊家電として2,200円のリサイクル料金を支払うことで引き取ってもらえます。

縦横高さの合計が150㎝以下、重さが20㎏以下であること、取り外し工事不要で使用できるものといった条件があるので、念のため確認しておきましょう。

あらかじめ、オイルを抜いておく必要はありません。

デロンギなどのメーカーに依頼して処分する

オイルヒーターは、デロンギなどのメーカーに処分を依頼することも可能です。メーカーに処分を頼む場合は、条件と申し込み方法を確認の上、正しく手続きを進めましょう。

ここでは、デロンギにおいてオイルヒーターを処分するまでの流れをみていきます。

条件

デロンギは、自社製品に限り「デロンギ・再資源化システム」によるオイルヒーターの回収を実施しています。不要になったオイルヒーターをデロンギに送ることで、分別や再資源化を図ってもらえるサービスです。

申し込み方法

デロンギのオイルヒーターをメーカーに送る際、予約や申し込みは不要です。梱包し、元払いにて公式サイトに記載されている宛先に送るだけで良いです。オイルヒーターを処分するまでの流れは、以下をご覧ください。

1. オイルヒーターを箱に詰める
2. 最寄りの運送業者を利用して送る

オイルヒーターを梱包する箱がない場合、デロンギに頼んで1箱1,800円で手配してもらうことも可能です。また、処分費はかかりませんが、送料のみ発生してきます。

以下の住所に送付し、デロンギのオイルヒーターを回収してもらいましょう。

住所：茨城県日立市留町1048

株式会社近鉄ロジスティクス・システムズ気付　デロンギ・ジャパン株式会社

不用品回収業者に依頼する

オイルヒーターを自治体で処分できない、家電量販店に持ち込むのも大変・・・など捨て方に迷うときは、不用品回収業者に依頼する方法があります。

不用品回収業者は、オイルヒーターをはじめあらゆる粗大ゴミや不用品を回収しているのが特徴です。運び出したり、粗大ゴミ収集の申し込みや手続きをする必要もありません。

最短即日で対応してくれるところもあるため、オイルヒーターを今処分したいというときに対応してくれます。オイルヒーターなどの家電や不用品が何点かあるときに、おすすめの処分方法です。

見積もり依頼をし、サービス内容や料金内訳を確認した後、そのまま回収してもらうことも可能です。

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無料で処分するなら売却か譲渡

オイルヒーターを無料で処分したい場合は、売却か譲渡の方法があります。次のような手段で売却または譲渡できるので、利用しやすいものを選んでみてください。

• リサイクルショップの買取で処分する
• ネットで売却する
• 友人・知人に譲る

リサイクルショップの買取で処分する

比較的新しく状態が良い、有名メーカーのオイルヒーターなら、リサイクルショップに買い取ってもらうことで処分できます。

お近くのリサイクルショップはもちろん、宅配で買取に対応している店舗もあるので、買取実績が豊富かつ高く買い取ってくれるところを探してみましょう。

リサイクルショップであれば、オイルヒーター以外のものも買い取ってもらえる可能性が高いです。捨てるにはもったいない不用品がある際は、オイルヒーターと合わせて買取を依頼してみてください。

ネットで売却する

オイルヒーターの処分方法としては、インターネット上でオークションやフリマアプリに出品して売却することも可能です。

この場合も、リサイクルショップのとき同様、状態が良いオイルヒーターだと売れる確率が高まります。出品してからすぐに売れるわけではないという点は、理解しておきましょう。

自身で価格を設定でき、手元にお金が入るのはメリットといえます。梱包や発送作業を面倒だと感じない人であれば、ネットでの売却も検討してみてください。

友人・知人に譲る

まだ使えるオイルヒーターだけどリサイクルショップやオークションなどを利用するのは面倒…そう感じる人におすすめなのが、友人や知人に譲って手放す方法です。

オイルヒーターが欲しいという人を探して直接やり取りし、お互いの都合のつくときに手軽に渡せるのが利点といえます。出品作業など必要なく、連絡を取り合ってオイルヒーターを渡すだけで良いです。

より簡単・スムーズにオイルヒーターを処分したい場合は、友人や知人に譲る方法を選択肢に入れてみてください。

オイルヒーター処分費用の相場

オイルヒーターを処分する方法をご紹介しましたが、最も気になるのは処分費用です。

それぞれの処分費用を表にまとめましたので、処分方法を選ぶ際の参考になさってください。

処分方法	処分費用相場
不用品回収業者	3,000円～（単品回収の場合）
自治体の粗大ゴミ回収	500～1,000円
販売店に引き取ってもらう	1,000～4,000円
メーカーに処分を依頼	メーカーまでの送料のみ
リサイクルショップ	無料
フリマアプリやネットオークション	販売手数料：商品代の5～10％
友人・知人に譲る	無料

※処分費用には差がありますが、料金の違いだけでなく、使い勝手の良さも考慮しましょう。

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オイルヒーター処分時の注意点

オイルヒーターを処分するときは、その方法や費用相場と合わせて以下に挙げる注意点も確認しておきましょう。

• 不要になったらすぐに処分する
• オイルが漏れているとき塞いで処分する
• 自治体によっては中身を抜く必要がある

3つの注意点について、それぞれ詳しく解説します。

不要になったらすぐに処分する

オイルヒーターは、不要になった時点でできるだけ早く処分しましょう。

使わないまま置いていると、経年劣化により部品が傷み、オイルがにじみ出たり漏れ出てくる場合があります。

オイルが漏れている状態でうっかり使用すると通電する可能性があり、発火や発煙のリスクも高まるので注意が必要です。

また、長く放置していると汚れやサビが目立つようになり、買い取ってもらうのが難しくなることもあります。

このような点から、不要になったオイルヒーターは速やかに処分するのが望ましいです。

オイルが漏れているとき塞いで処分する

オイルヒーターからは、オイルが漏れ出てくることがあります。このような状態のオイルヒーターを処分する際は、オイルが漏れている箇所を確認してから袋やビニールテープで塞いでおきましょう。

すでに周りに漏れ出てしまったオイルは、新聞紙や古布など速やかに拭き取ってください。オイルが漏れているからといって、分解して中の様子を見るのも避けましょう。

オイルヒーターの状態をよく確認して、オイルが漏れているときは早急に塞いでください。

自治体によっては中身を抜く必要がある

オイルヒーターを自治体の粗大ゴミとして処分する場合、一部の自治体においては中身を抜かなければなりません。

まずはお住まいの地域のオイルヒーターの出し方を調べて、中身を抜く必要があるかどうかを確認しましょう。抜く必要がある場合は、適切な方法でオイルを抜いていきます。

粗大ゴミ扱いになることが多いオイルヒーターですが、注意点や特記事項もよく確認した上で捨てる準備を行なってください。

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オイルヒーターのオイルの抜き方

オイルヒーターは、自治体によっては処分する前にオイルを抜いておく必要があります。

そこでここでは、オイルの抜き方についての手順から、抜き取ったオイルの処分方法までをご紹介します。

オイルの処理もきちんと行い、無事にオイルヒーターを処分できるようにしましょう。

※オイルを抜く作業は自己責任で行ってください。難しい場合や不安な点があるときは、専門業者に依頼するのがベストです。

オイルの抜き方

オイルヒーターの処分にあたってオイル抜きが必要な場合は、以下の流れで進めてみてください。

1. コンセントを抜いて1日ほど放置し、ヒーター内部の放電と冷却を行なう
2. 操作パネルのビスを外して、配線や部品を取り外す
3. 電動工具などで、オイルヒーターのオイル容器部分に数ヵ所穴を開ける
4. 開けた穴から、中に入っているオイルを新聞紙などを使って吸い取る

一般的なオイルの抜き方は上記の通りですが、自治体の処分方法に応じてそのままゴミに出すのか、オイル抜きが必要なのかを確認してください。

オイルの処分方法

オイルヒーターのオイル抜きを行なった後、新聞紙や古布に吸い取ったオイルも適切に処分してください。

直接ゴミ袋に入れてゴミに出すのは控え、ビニール袋に入れ二重にした上で出しましょう。

大田区であれば食用油限定、世田谷区では回収不可など、自治体によってオイルを処分できるかどうかは異なります。

抜き取ったオイルも、自治体のルールに従って正しく処分するのを心がけてください。

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オイルヒーターの処分は不用品回収業者も選択肢の1つ

オイルヒーターの処分方法から注意点、オイルの抜き方などを解説しました。

状態やメーカー、自治体のルールによって、オイルヒーターの適した処分方法は異なります。そんななか、気軽に相談でき、オイルヒーターをはじめ様々な不用品を回収してくれるのが不用品回収業者です。

「粗大ゴミ回収本舗」も、自治体で処分が難しい不用品の回収や分別、運び出しまで対応しています。

最短即日での対応も可能なので、できるだけ早く、手間をかけずにオイルヒーターを処分したいときはご相談ください。不用品回収のプロが伺い、丁寧かつスピーディーに回収いたします。

詳しくは、以下の無料お見積りからお問い合わせください。