生木・伐採枝・剪定枝の処分方法｜費用相場や注意点も徹底解説！

この記事では、生木・伐採枝・剪定枝の処分方法や費用についてまとめています。

庭木の剪定や撤去を行う際、気掛かりとなるのが木や枝の処分です。

細かいものからトゲがあるものまで形もさまざまなため、処分時はさまざまな点に配慮も必要です。

記事を読むことで、主な処分方法から費用目安、処分時の注意点を把握できます。

費用実例や安く抑えるコツも紹介するため、生木・伐採枝・剪定枝を処分予定の方は参考にしてください。

生木・伐採枝・剪定枝の処分方法7選！

庭や前栽の植木の手入れをすると、想像以上の伐採枝や剪定枝が出ます。

長くてごつごつしていたり、トゲがあったりでゴミ袋に入れるのもたいへんです。

そもそも、可燃ゴミに出していいのかも心配です。ここでは生木の処分方法をご紹介します。

自治体の可燃ゴミに出す

自分で、伸びてきた枝を切ったり切り揃えた程度の量なら、自治体の可燃ゴミに出すことができます。

ただし、ご指定のゴミ袋から突き出したりしないように、ゴミ袋に入る大きさに折ったり、切ったりする必要があります。

また、トゲのある枝の場合、収集作業員の方がケガをしないように、「トゲ注意」などの注意書きを貼っておきましょう。収集作業員の方への配慮です。

一度に大量の生木がある場合は、事前に自治体のゴミセンターにご相談ください。

ゴミ処理センターに持ち込む

自治体の一般ゴミ（可燃ゴミ）に出すには多すぎる量の生木の場合、直接、自分で自治体のゴミ処理センターに持ち込むことも可能です。

伐採枝、剪定枝などを積み込める車（＝軽トラックなど）が必要です。

ゴミ処理センターは、自治体によって事前予約が必要な場合と、オープンしている時間帯に直接持ち込んでいい場合があります。

持ち込む前に、ゴミ処理センターに要確認です。

ゴミ処理センターに持って行く場合は、生木なら生木などのように分別しておかなければなりません。

生木も植木鉢もというようなゴミは出せませんのでご注意ください。

造園業者・伐採業者に依頼する

庭や前栽などの庭作り、木造りに造園業者や伐採業者が入っている場合は、伐採した後、剪定した枝を片付け、回収処分してもらえます。

業者が剪定などに入っていなくて、自分たちだけで伐採、剪定した場合も、依頼すれば処分を引き受けてくれることもあります。

造園業者や伐採業者は、生木の取り扱いに慣れているうえ、適切な運ぶ車も持っているのでおまかせできれば便利です。

ただ造園業者や伐採業者が生木を処分する場合、産業廃棄物扱いになりますので費用が割高です。

産業廃棄物処理業者に依頼する

たとえ大量の生木であっても、個人が剪定したり、伐採したりした場合は一般廃棄物となります。

しかし事業者が剪定・伐採した場合は産業廃棄物です。

造園業者や伐採業者に依頼して発生した生木は産業廃棄物になるので、自治体のゴミ処理場では受け付けてもらえません。

その場合は、産業廃棄物処理業者に依頼することになります。

業者に依頼して発生した生木は、業者に片付け・処分してもらう方が間に不用な費用が発生しないので、産業廃棄物処理業者に依頼するよりそちらをおすすめします。

木くずリサイクル業者に依頼する

上記の生木処分の方法は、焼却が前提の廃棄処分される方法です。ただ、伐採枝、剪定枝などは木であり、リサイクルすることも可能です。

木くずリサイクル業者に依頼すれば、生木をリサイクルし、処分費用の代わりに買い取ってもらえる場合もあります。

どんな生木でもどんな状態でもOKというわけではなく、木くずリサイクル業者の基準を満たしている必要があります。

また、どこにでも木くずリサイクル業者があるわけではないので、近くにあれば利用を検討してみてください。

シルバー人材センターを活用する

各自治体ごとに運営されている、シルバー人材センターの活用も木・枝の処分方法としておすすめです。

シルバー人材センターでは、高齢者会員による軽作業の提供サービスを実施しており、安全な場所の庭木剪定・伐採などを依頼可能です。

高所や危険な作業は不可ですが、費用は時給制で比較的安く依頼できるのがメリットです。

地域差もありますが、1,200円〜1,800円を目安に依頼ができます。

作業内容は木を切る・集めるまでで、運搬や処分に対応していないケースもあるため、所属自治体における提供サービスの範囲を調べてみてください。

不用品回収業者に依頼する

生木、特に大量の生木の処分には、不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者なら、処分する生木の量に上限がありません。

また、回収日を予約してから回収まで待たされるという心配もありません。電話一本で即日回収も可能なうえ、ご希望の日時に予約することもできます。

生木だけでなく、庭の片付けで出た植木鉢やガーデンチェアなども一緒に処分できる点も便利です。

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木の伐採・処分にかかる費用

木の伐採・処分にかかる費用について、それぞれの目安や内訳を紹介します。

伐採する木の性質や処分方法に応じて費用もさまざまなため、予算や自身の状況にも応じて最適な方法を選択してください。

伐採費用の目安（木の高さ別）

木の処分は、高さ・タイプに応じて変動するのが一般的です。

伐採する木の高さや太さに応じた費用の目安を、以下表にまとめました。

木の高さ・タイプ	費用目安（1本）
0〜3 m（低木）	3,000〜5,000 円
3〜5 m（中木）	10,000〜13,000 円
4〜5 m（中高木）	20,000〜23,000 円
5〜7 m（高木）	30,000〜33,000 円
10 m程度の木	30,000〜80,000 円

※不用品回収業者、剪定業者など複数の業者の実績を参考に作成しました。

このように、高さのある木ほど伐採に労力もかかるため、費用は割高になります。

業者に伐採を依頼する際は、木の高さ・タイプでどの程度変わるものかは事前に確認しておきましょう。

処分費用の内訳（幹・枝・根の違い）

ひとくちに木といっても、主に幹・枝・根に分かれており、それぞれの処分では以下のような作業が発生します。

対象	内容
幹・枝のみ	切断・集積・搬出
根（抜根）付き	木を根ごと撤去・整地

幹・枝を処分する場合は切断・集積・搬出のみで済みますが、根ごと処分する場合には撤去・整地作業も必要です。

費用の内訳もより複雑になるため、根を処分する場合は費用が割高になります。

処分方法別の費用比較

木を処分する主な方法別の費用について、以下の表で比較しました。

処分方法	処分費用相場
自治体の可燃ゴミに出す	数十円／自治体指定のゴミ袋1枚
ゴミ処理センターに持ち込む	100～200円／10㎏
造園業者や伐採業者に依頼する	4,000～10,000円
産業廃棄物処理業者に依頼する	15,000～20,000円／1㎥
木くずリサイクル業者に買い取ってもらう	無料
シルバー人材センターに依頼する	1,200～1,800円／1時間（作業代） ＋運搬費は別途
不用品回収業者に依頼する	5,000円～

自治体の可燃ゴミに出せる場合、指定のゴミ袋を用意するだけで住むため費用はほとんどかかりません。

また、木くずの処分もリサイクル業者であれば無料のケースが多いです。

その他の方法ではサービス料金・木の重量などに応じてそれぞれ費用がかかるため、処分の手間や予算も考慮のうえ慎重に検討しましょう。

費用が高くなるケース

以下のようなケースでは、費用が高くなる可能性もあるので注意してください。

• 処分する量が非常に多い
• 湿った枝が多く重量がある
• 現場からの搬出経路が悪い
• 中に大量の異物が混ざっている

基本的に、回収業者の作業に負担がかかるものについては追加料金がかかり、割高になると考えておきましょう。

事前にまとめた木を処分してもらう場合、袋の中に土や雑草などのゴミが大量に混ざっていると、一般廃棄物の扱いになる分別費用等が追加発生するおそれもあります。

木を伐採してまとめる際は、かならずゴミは取り除きましょう。

費用相場の実例（1本・軽トラ・1㎥単位）

実際に処分を依頼した場合、どの程度費用がかかるのでしょうか。

ここでは生木や木くずを軽トラで回収した実例の相場を、以下表にまとめました。

実例	費用目安
3 m未満の樹木1本	約10,000 円
3〜5 mの樹木1本	約20,000 円
1 ㎥あたりの木くず処分料金	10,000 円／㎥

※不用品回収業者、剪定業者など複数の業者の実績を参考に作成しました。

このように、3m〜5m程度の樹木の場合、1本でも2万円近くの費用が発生します。

木くずの場合は、1㎥あたりで10,000円近くかかるので、木と合わせて大量に処分する際はかかる費用も懸念されます。

しかし、回収業者によっては積み放題のパックプランを提供しており、大量の木・木くずもお得な費用で処分可能です。

回収業者に依頼する際は、費用が安く抑えられて、かつ評判のよい優良業者を探しましょう。

生木・伐採枝・剪定枝を処分するときの注意点

生木の処分方法や処分費用を見てきました。

ただ、生木処分には守らなければならない注意点もあります。

「今までしてきたから」では通らないことも増えています。ご注意ください。

生木や伐採枝・剪定枝の焼却は原則違法になる

廃棄物（ゴミ）の野焼きは法律で原則禁止されています。

（農業、林業または漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却やキャンプファイヤーなどは、近隣の方から苦情が出ない限り認められています。）

都会ではなかなか物を燃やす場所がありませんが、ちょっと郊外に出れば空き地で燃やす人もいます。

生木の焼却は、個人的なものでも廃棄物処理法により5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金のいずれか又はその両方を科せられますから、絶対しないでください。

ゴミに出す前は濡らさない

庭木の伐採や剪定は、なるべく晴れた日に行うようにしましょう。また、切った生木は濡らさないようにすることが肝心です。

ゴミに出すとき、重くなるのと、濡れた木はゴミ焼却場の温度を下げてしまうからです。

切ってからゴミとして出すまでに時間がある場合は、きちんとゴミ袋の大きさに切って封をして濡れないようにしておくといいでしょう。

不用品回収業者なら、電話一本で即日回収も可能です。

ゴミに出すときはトゲの有無を確認する

生木のトゲは、考えている以上に鋭くて、ケガをしてしまいます。

収集作業員の方がケガをしないように、トゲがある場合は、「トゲ注意」などの注意喚起の貼り紙をしておくといいでしょう。

ゴミを集めてくださる方のケガ防止への配慮です。

虫や火災の発生リスクがあるため放置しない

木の伐採後、処分を進めずにそのまま放置するのはNGです。水分を含んでいる木は、伐採後だと菌が繁殖しやすい状態にあります。

この菌を好む害虫・昆虫が集まり、大量発生につながるおそれがあるのです。また、時間が経って乾燥した木は可燃性が高まり、火災の発生リスクも上昇します。

自宅だけでなく近隣にも迷惑をかけてしまうため、伐採後の木はなるべく早めに処分してください。

木を乾燥させる目的で放置する場合も、虫・火災の発生リスクを抑えられる保管方法をとりましょう。

事業所から出た木は産業廃棄物として処分する

事業所から出た木は、事業活動によって生じたものとみなされるため、産業廃棄物としての処分が必要です。

事業所の敷地内で伐採された木・剪定した枝なども該当するので、この場合は産業廃棄物の回収が認められた業者への依頼が必須になります。

自治体の収集に出すことは基本的にNG、不用品回収業者も必要な資格を取得している所でなければ依頼ができません。

産業廃棄物処理業者や、許可を持つ不用品回収業者に依頼しましょう。

土は一緒に処分できない

生木を処分する時に、土は一緒に処分できません。

特に、自治体の可燃ゴミとして出したり、ゴミ処理センターに持って行く場合は、要注意です。

木を抜いたりした場合、根に土がいっぱいついていることがありますが、土は落としてから処分しましょう。

また、生木と一緒に庭のプランターなどに入った土を一緒に処分するのはNGです。土は一緒には処分できません。

土の処分方法について確認したい方はこちら！

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生木・伐採枝・剪定枝の処分費用を安く抑えるコツ

生木・伐採枝・剪定枝費用は、いくつかのコツを意識することで安く抑えられます。

費用の負担を軽減したい方は、以下の点を心がけて処分を進めてください。

伐採と処分を同じ業者にまとめて依頼する

木の伐採・処分は、同じ業者にまとめて依頼できると費用は抑えやすいです。

業者ごとにかかる諸経費などの重複費用を避けられるため、他の業者と併用するよりも安くなります。

また、伐採から処分までの作業スピードも、同じ業者であればスムーズに進めてもらえるメリットがあります。

一括プランを用意している業者もあるので、安く抑えたい方は同じ業者への依頼がおすすめです。

相見積もりを取って料金を比較する

料金の比較は、複数の業者に相見積もりを取ることでより正確に実施できます。

相見積もりとは同様の条件で複数業者に見積もりを依頼することで、これにより各業者の詳細な料金・サービス内容を比較可能です。

公式サイト等を見るだけでは分からなかった料金・サービスが分かるため、よい業者を選ぶためには大切な工程です。

多すぎても手間がかかり、少なすぎても判断が難しいので、3社程度に絞って行うとよいでしょう。

自力で細かく切って可燃ゴミで出す

木・枝は自力で切れるのならば、細かくすることで可燃ゴミに出すことも可能です。

自治体の回収に出すと費用もかからず、業者に依頼する手間もかかりません。

ただし、ボリュームが多い場合はかなりの労力がかかり、処分前に濡らさない・トゲに配慮するなどの対応も必要です。

木が軽くなる冬季・乾燥時期に伐採する

冬季や乾燥時期は内部の水分量が減るため、伐採した木は重量が軽いです。

依頼する業者や方法によっては木・枝の処分費用を重量・積載量などで見積もるため、その場合は軽いものほど安くなります。

急ぎで処分する必要がない場合には、冬季・乾燥時期を狙って伐採しましょう。

乾燥させて回収してもらう

冬季・乾燥時期ではなくても、伐採した木を乾燥させてから回収してもらえば費用は抑えられます。

自分で乾燥させる場合は、長い・太い枝は可能な限り切っておき、日当たりのよい場所に長期間放置してください。

直射日光と風のみで十分乾燥しますが、太いものは1〜2ヶ月程度かかる場合もあります。

まとめ｜生木・伐採木・剪定枝は適切な処分を！

生木・伐採木・剪定枝の処分は、どの方法で実施する際も注意が必要です。

また、場合によっては産業廃棄物として処分しなければならず、対応が面倒なケースもあります。

生木・伐採木・剪定枝を適切に処分できる業者選びにお悩みの方は「粗大ゴミ回収本舗」におまかせください。

家庭や事務所で発生した木の回収に対応、量が多くても予算・要望に合わせたパックプランでお得に処分可能です。

早朝深夜にも駆けつけられる24時間対応、最短30分で現場へ到着できるため、急ぎで木を処分したい状況でも柔軟に回収します。

不用品回収はもちろん、現場の片付け・ハウスクリーニングなどもお気軽にご相談ください。

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