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遺品整理と不用品回収の違い|どっちに頼む?費用相場とまとめて依頼する方法

  • 遺品整理

2023.07.03

2026.10.21

本記事では、遺品整理と不用品回収の違いと依頼先の選び方を紹介します。

どちらも故人宅の片付けに使えますが、作業範囲と料金の決まり方が違うサービスです。依頼先を誤ると、残すはずの書類や形見まで処分されるおそれがあります。

結論は以下の通りです。

  • 【形見が残っている】仕分けから遺品整理業者へ
  • 【仕分け済み】不用品回収のパックで処分
  • 【一度で終えたい】両方対応の業者にまとめて依頼
  • 【トラブル防止】許可と見積書を作業前に確認

本記事を読めば、違いと費用の目安を理解し、状況に合った依頼先を選んで故人宅の片付けを安心して進められます。

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この記事を監修した専門家

畠山 十夢

畠山 十夢エリアマネージャー

積み込み作業を得意とし、効率性と安全性を両立させることが私の強みです。現場の状況を瞬時に判断し、重さや形状に合わせた最適な方法で積み込みを行います。限られたスペースを無駄なく活用し、スピーディーかつ丁寧な作業でお客様の安心と信頼に応えます。
積み込み作業を得意とし、効率性と安全性を両立させることが私の強みです。現場の状況を瞬時に判断し、重さや形状に合わせた最適な方法で積み込みを行います。限られたスペースを無駄なく活用し、スピーディーかつ丁寧な作業でお客様の安心と信頼に応えます。

遺品整理と不用品回収の違い

遺品整理と不用品回収の違い

遺品整理と不用品回収の違いは、故人の品を仕分けて残す物を探すかどうかです。

遺品整理は形見や貴重品を探しながら仕分けるため、回収・処分が中心の不用品回収より作業範囲が広くなります。

項目 遺品整理 不用品回収
目的 故人の品を整理し、残す物を遺族へ引き渡す 不要になった物を回収・処分する
扱う物 形見・貴重品・書類を含む故人の品すべて 依頼者が不要と決めた家具・家電・ゴミ
主な作業 仕分け・貴重品の捜索・搬出・処分
供養や清掃はオプションの場合がある
搬出・運搬・処分
仕分けは含まないことが多い
料金の決まり方 間取り・物量・作業人数 トラックの大きさ・積載量
何を残すか決める人 相続人・遺族 依頼者
関係する許可・資格 遺品整理士(民間資格)
処分には廃棄物の許可などが必要
一般廃棄物処理業の許可または市町村の委託
買取には古物商許可

目的と扱う物の違い

遺品整理の目的は、故人の品を残す物・譲る物・処分する物に分けることです。通帳や権利書、写真など、遺族しか価値を判断できない物も含まれます。

不用品回収は、依頼者が不要と決めた物を処分品として回収するサービスです。何を残すかの判断は、作業前に相続人どうしで済ませておきましょう。

作業範囲の違い

遺品整理では、仕分け・貴重品の捜索・搬出・処分までを一連の作業として行います。業者によっては、供養や清掃、買取もまとめて依頼可能です。

不用品回収は、決められた物の搬出と処分が中心です。仕分けや貴重品の捜索は含まれないことが多いため、残す物は事前に分けておく必要があります。

料金の決まり方の違い

遺品整理は間取り・物量・作業人数で料金が決まり、仕分けに手間がかかるほど高くなります。不用品回収はトラックの大きさを基準にしたパック料金が一般的です。

同じ部屋でも、仕分けを自分たちで済ませて処分だけを頼むほうが、費用は抑えやすくなります。

必要な許可・資格の違い

家庭から出る不用品を回収するには、市町村の委託または一般廃棄物処理業の許可が必要です。遺品を買い取る場合は古物商許可も求められます。

遺品整理士は、遺品の扱い方を学んだことを示す民間資格です。廃棄物の許可の代わりにはならないため、資格と許可は分けて確認しましょう(出典:国民生活センター「見守り新鮮情報 第525号」)。

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遺品整理業者と不用品回収業者のどちらに頼むべきか

遺品整理業者と不用品回収業者のどちらに頼むべきか

依頼先は、仕分けが終わっているかどうかで選ぶのが基本です。形見や書類が残っている段階なら、仕分けから任せられる遺品整理業者が向いています。

状況 向いている依頼先
形見・貴重品・書類の仕分けが済んでいない 遺品整理業者
遠方に住んでいて片付けに通えない 遺品整理業者
残す物は遺族で選び、処分だけ頼みたい 不用品回収業者
費用をできるだけ抑えたい 不用品回収業者(仕分けは自分たちで行う)
仕分けと大量の処分を一度に終えたい 両方に対応する業者

遺品整理業者が向いているケース

遺品整理業者は、何を残すべきか遺族だけでは判断しきれないときに向いています。現金や通帳、権利書などを仕分けの途中で探してもらえる点が大きな違いです。

供養や形見分けの相談にも応じる業者が多く、遠方に住んでいて立ち会える日が限られる場合にも頼りになります。費用は、仕分けの手間がかかる分だけ不用品回収より高くなる傾向です。

不用品回収業者で足りるケース

遺族で残す物を選び終えているなら、不用品回収業者で足ります。トラックのパック料金で処分できるため、仕分けの作業費がかからない分だけ安く済む場合が多いです。

ただし、仕分けを任せると形見を誤って処分されるおそれがあります。残す物は別の部屋に移すなど、回収する物と明確に分けてから依頼しましょう。

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遺品整理と不用品回収はまとめて依頼できる

遺品整理と不用品回収はまとめて依頼できる

遺品整理と不用品回収は、両方に対応する業者なら1社にまとめて相談できます。ただし、家庭から出る不用品の収集運搬は、市町村の許可または委託を受けた業者が行う必要があります。

まとめて依頼するメリット

まとめて依頼すると、窓口が1つになり、見積もりや日程調整の手間が減ります。2社に分けると出張費や作業費が別々にかかるため、費用の重複を避けやすい点もメリットです。

  • 仕分けから処分の手配まで1社で済む
  • 立ち会いの回数を減らせる
  • 買取分を費用から差し引ける場合がある
  • 問い合わせ先が1社で済む

まとめて依頼するときの注意点

まとめて依頼する場合は、遺品整理と不用品の回収・処分の両方に対応できるかを見積もり時に確かめます。供養や買取、清掃は業者によって対応範囲が異なるため、必要な作業を伝えて見積書に入れてもらいましょう。

遺品整理業者が許可を持たない場合、不用品の処分は許可業者への依頼が必要です。横浜市も、遺品整理と不用品の処分を許可業者にまとめて頼む方法や、遺品整理業者に契約を委任する方法を案内しています。

粗大ゴミ回収本舗では、遺品の仕分けから搬出まで対応し、不用品は自治体の許可業者と提携して回収しています。遺品整理士がご要望を伺って作業を組み立て、家具・家電の買取にも対応可能です。

»遺品整理の料金・作業内容を見る

粗大ゴミ回収本舗 公式サイトを見る!

遺品整理と不用品回収の費用相場

遺品整理と不用品回収の費用相場

費用の目安は、遺品整理が1R・1Kで10万〜15万円程度、不用品回収は軽トラック1台分で1万円台からです。掲載元によって金額の幅は大きく異なり、実際の費用は訪問見積もりで確定します。

遺品整理の間取り別の費用相場

遺品整理の費用は、間取りが広くなるほど作業人数と時間が増えるため高くなります。以下は日本郵便「郵便局の終活日和」に掲載された目安(キーパーズ有限会社執筆)で、家電リサイクル料金を含む金額です。

間取り 費用相場 作業時間 作業人数
1R・1K 10万~15万円程度 数時間~半日 1~2名
1DK・2K 15万~30万円程度 半日~1日 2~4名
1LDK・2DK・3K 30万~50万円程度 基本1日 3~5名
2LDK・3DK・3LDK以上 50万~100万円以上 基本1日(処分量により2日以上) 5名以上

金額には、1R・1Kでテレビ・冷蔵庫・洗濯機の3点、広い間取りではエアコンを含む6〜7点のリサイクル料金が含まれています。物量や搬出条件、業者によって費用は大きく変わるため、目安として参考にしてください。

不用品回収のトラック別の費用相場

不用品回収は、トラックに載せ放題のパック料金で依頼するのが一般的です。単品ごとに頼むより、量が多いほどパックのほうが割安になりやすくなります。

プラン 費用相場(税込) 積載量の目安
軽トラックパック 15,000~20,000円 1R~1K(2~3㎥)
1.5tトラックパック 38,000~45,000円 1DK~1LDK(4~6㎥)
2tトラックパック 60,000~70,000円 2DK~2LDK(6~8㎥)
4tトラックパック 100,000~120,000円 3LDK以上・一軒家(10~15㎥以上)

粗大ゴミ回収本舗のパック料金は、Sパック(1K目安)9,800円、Mパック(1DK目安)34,800円、Lパック(2DK目安)54,800円です(税込)。3DK以上やゴミ屋敷のLLパックは見積もりで料金をご案内します。

まとめて依頼した場合の費用の考え方

まとめて依頼した場合の費用は、仕分けの作業費と処分する物量の合計で決まります。遺品整理と不用品回収の相場を単純に足した額にはならず、出張費などの重複が省かれる分だけ抑えやすくなります。

見積もりでは、仕分け・搬出・処分・買取の金額がそれぞれ分かるように内訳を出してもらいましょう。

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遺品整理・不用品回収の費用が高くなるケース

遺品整理・不用品回収の費用が高くなるケース

費用が相場より高くなるのは、物量・搬出の手間・特殊な作業が増える場合です。該当しそうな条件は、見積もりの時点で業者に伝えておくと追加料金を防げます。

条件 高くなる理由
物量が非常に多い 大きなトラックや複数台が必要になり、車両費と人件費が増える
大型家具・重量物が多い 運搬の人員が増え、吊り下げ作業が必要になる場合もある
搬出経路が悪い エレベーターなしの上階や駐車場所が遠い場合、作業時間が延びる
家電リサイクル対象品がある テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンはリサイクル料金などがかかる
ゴミ屋敷化・特殊清掃が必要 ゴミの量や汚れに応じて清掃・消臭の費用が加わる

ゴミ屋敷化している場合の費用は、間取り別の目安を以下の記事で紹介しています。

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遺品整理と不用品回収の費用を抑える方法

遺品整理と不用品回収の費用を抑える方法

費用を抑える基本は、業者が行う作業と物量を減らすことです。とくに仕分けを自分たちで済ませると、作業費を大きく減らせます。

方法 抑えられる費用
自分たちで仕分け・処分を進める 仕分けの作業費・処分する物量
1社にまとめて依頼する 出張費などの重複
買取に対応する業者を選ぶ 買取額を作業費から差し引ける
複数社に見積もりを依頼する 相場より高い契約を避けられる

自分たちで仕分け・処分を進める

業者に頼む前に、残す物と処分する物を遺族で分けておくと作業費を減らせます。衣類や本など自治体のゴミに出せる物を先に処分すれば、業者が運ぶ物量も少なくなります。

故人の衣類やアルバムなど、処分に迷いやすい物の扱い方は以下の記事を参考にしてください。

»亡くなった人の衣類の処分時期と処分方法
»卒業アルバムの捨て方と個人情報への配慮

1社にまとめて依頼する

遺品整理と不用品回収を別々の業者に頼むと、出張費や基本料金が二重にかかることがあります。両方に対応する業者へ1回の作業でまとめて依頼すれば、重複する費用を抑えられます。

買取に対応する業者を選ぶ

製造年数が新しい家電や状態のよい家具は、買取額を作業費から差し引いてもらえる場合があります。買取には古物商許可が必要なため、古物商許可証や行商従業者証を提示してもらいましょう。

複数社に見積もりを依頼する

作業内容や料金は業者ごとに差があるため、2〜3社に同じ条件で見積もりを依頼するのが基本です。見積書がないまま作業を始めると、作業後に高額な料金を請求されるおそれがあります。

国民生活センターも、複数の事業者から見積もりを取り、作業日・作業内容・料金・支払方法・解約料を確認するよう呼びかけています。

遺品整理・不用品回収を依頼する流れ

依頼は、残す物の判断基準を決めてから見積もりを取る順番で進めます。遺品整理業者には仕分け前から相談できますが、貴重品や重要書類の確認不足は誤処分の原因になります。

  1. 相続人で残す物の判断基準を決める
  2. 貴重品・重要書類をできる範囲で確認
  3. 2〜3社に訪問見積もりを依頼する
  4. 見積書で作業内容と追加料金を確認
  5. 当日は立ち会い、残す物を伝える
  6. 部屋の状態を確認してから支払う

残す物は部屋を分けるか付箋を貼り、判断基準を業者と共有しておくと安心です。遺品整理全体の進め方や、親が亡くなった後の手続きは以下の記事で解説しています。

»遺品整理の進め方7ステップ
»親が亡くなったらすることと手続きの期限

遺品整理・不用品回収で失敗しない業者の選び方

遺品整理・不用品回収で失敗しない業者の選び方

業者を選ぶときは、許可・見積書・実績の3点を確認します。無許可の業者に頼むと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるおそれがあります。

許可を確認する

家庭の不用品を回収できるのは、市町村の委託業者か、一般廃棄物処理業の許可を受けた業者です。産業廃棄物収集運搬業の許可や古物商許可だけでは、家庭の不用品は回収できません。

許可の有無は、お住まいの市区町村の窓口でも確かめられます。チラシや訪問で「無料回収」をうたう業者には、とくに注意しましょう。

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見積書と追加料金を確認する

見積書では、作業内容と料金の内訳が書かれているかを確認します。階段作業や家電リサイクル料金など、追加料金が発生する条件も作業前に聞いておきましょう。

口頭の金額だけで作業を始めず、書面で受け取ってから契約することが大切です。

遺品整理士の在籍と実績を確認する

遺品整理を任せるなら、遺品整理士の在籍や、同じ間取りでの作業実績を確認すると安心です。口コミでは、残す物の扱いが丁寧だったかにも目を通しておきましょう。

施設退去時の家財整理に関連する不用品回収事例

遺品整理そのものの記録ではなく、ご家族の家財を任せる参考として、当サービス「粗大ゴミ回収本舗」が対応した老人ホーム退去時の整理を近い実例として紹介します。

事例①:施設の1Rで家具や生活用品を引き取った不用品回収

板橋区の老人ホームから家族が退去する際に、1Rの家具や生活用品をまとめて回収した事例です。Mパックを利用し、ほかの入居者や施設スタッフへの配慮から、経路を確認して静かに搬出しました。20分で家財の回収を終え、施設へ部屋を引き渡せる状態に整えています。

ほかの事例は、不用品・粗大ゴミ回収の事例一覧からご覧いただけます。

遺品整理と不用品回収の違いのまとめ

遺品整理と不用品回収は、仕分けて残す物を探すかどうかが大きな違いです。どちらに頼む場合も、許可と見積書の確認を作業前に済ませましょう。

状況・希望 選ぶ依頼先
形見や書類の仕分けから任せたい 遺品整理業者
仕分け済みで処分だけ安く頼みたい 不用品回収業者
仕分けと処分を一度に終えたい 両方に対応する業者

費用は間取りと物量で変わり、大型家具や家電リサイクル対象品、搬出経路の条件で上がります。まずは残す物の判断基準を遺族で決め、貴重品をできる範囲で確認してから2〜3社に訪問見積もりを依頼しましょう。

粗大ゴミ回収本舗
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遺品整理と不用品回収についてのよくある質問

  • Q遺品整理の作業に立ち会えなくても依頼できますか?

    A鍵を預けて作業を進めてもらえる業者もあります。
    ただし誤処分を防ぐため、立ち会いはできるだけ行うのが理想です。
    立ち会えない場合は、残す物を一覧にして渡し、貴重品は事前に持ち出しておきましょう。

  • Q少量なら自治体の粗大ゴミと業者のどちらで処分すべきですか?

    A家具が数点だけなら、自治体の粗大ゴミのほうが安く済むことが多いです。
    ただし収集日の予約が必要で、多くの自治体では指定場所まで自分で運び出す必要があります。
    量が多い場合や運び出せない場合は、業者に依頼するほうが早く片付きます。

  • Q賃貸の故人宅はいつまでに片付ける必要がありますか?

    A明け渡しの期限は、賃貸借契約の内容や管理会社との話し合いで決まります。
    解約日までの家賃がかかるため、早めに管理会社へ連絡して退去日を確認しましょう。
    期限が近い場合は、見積もり時に希望の作業日を伝えておくと日程を組みやすくなります。

  • Q遺品整理士は国家資格ですか?

    A遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する民間資格です。
    遺品の扱い方を学んだ目安にはなりますが、不用品を回収するための許可ではありません。
    業者を選ぶ際は、資格とは別に一般廃棄物処理業の許可や委託の有無を確認しましょう。

  • Q相続放棄を考えている場合も遺品を片付けてよいですか?

    A相続財産を処分すると、相続を単純承認したとみなされる場合があります(民法第921条)。
    相続放棄の手続き後も、財産を隠したり勝手に使ったりすると同様に扱われることがあり、自由に処分できるわけではありません。
    遺品の売却や廃棄は慎重に判断し、片付けを急ぐ事情がある場合は事前に弁護士などの専門家へ相談しましょう。

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