
事業ゴミの捨て方を解説!家庭ゴミとの違い・定期回収の料金相場など
2026.03.04
2026.03.23
この記事では事業ゴミについて、家庭ゴミとの違いや捨て方、処分の際の注意点などを詳しく解説します。
事業ゴミの正しい捨て方がわかる内容となっているので、事務所やオフィス、店舗などから出たゴミでお困りの際にご覧ください。
飲食店やオフィスなどで利用できる定期回収サービスの情報もまとめてあるため、事業ゴミを手軽に処分する方法もわかります。
事業ゴミの処分でお悩みの際は、ぜひ参考にしてください。
目次
事業系ゴミとは?家庭ゴミとの違い

事業系ゴミとは家庭ゴミとは異なり、事業に伴って排出されたゴミのことを指します。
事業系ゴミと家庭ゴミについて、以下2点をまとめたので確認してみてください。
- 事業系ゴミは事業に伴って出た廃棄物
- 家庭ゴミは一般家庭から排出される廃棄物
事業系ゴミは事業に伴って出た廃棄物
事業系ゴミは、事業に伴って出た廃棄物のことを指しています。
その事業系ゴミも次の2つに分けることができ、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
- 事業系一般廃棄物
- 産業廃棄物
事業系一般廃棄物と産業廃棄物の特徴は、以下の表をご覧ください。
| 特徴 | |
|---|---|
| 事業系一般廃棄物 | ・法令にて産業廃棄物に指定された品目以外のこと ・可燃ゴミ、粗大ゴミ、し尿、浄化槽に係る汚泥 |
| 産業廃棄物 | ・廃棄物処理法により指定されているゴミのこと ・「あらゆる事業活動に伴うもの」と「特定の事業活動に伴うもの」とに分けられる |
事業系一般廃棄物には、一般家庭から出るゴミと重複するものもありますが、だからといって自治体のゴミ集積所に出すのは不法投棄にあたります。
また、「あらゆる事業活動に伴うもの」と「特定の事業活動に伴うもの」については次のようなものが含まれるため、あらかじめ確認しておいてください。
- あらゆる事業活動に伴うもの:燃えがら、廃油、廃プラスチック類、金属くず、ゴムくずなど
- 特定の事業活動に伴うもの:紙くず、木くず、繊維くず、動物死体など
家庭ゴミは一般家庭から排出される廃棄物
事業系ゴミに対し家庭ゴミは、一般家庭から排出される廃棄物を指します。
事業に伴うものではなく、家庭から出たゴミであるのがポイントです。
家庭ゴミは、地域の集積所に出したり、クリーンセンターへ持ち込んだりといった手段で処分できます。
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事業系ゴミの捨て方

事業系ゴミの特徴や家庭ゴミとの違いを確認した次に、事業系ゴミの捨て方をみていきます。
事業系ゴミは、以下に挙げる3つの方法で処分が可能です。
- 清掃工場などへ持ち込む
- 自治体に回収してもらう
- 委託業者に回収してもらう
方法ごとの詳細を解説します。
清掃工場などへ持ち込む
事業系ゴミは、清掃工場などへ直接持ち込むことで回収してもらえます。
持ち込み可能な清掃工場について自治体のホームページで調べ、予約の有無や受付時間、持参する書類などを確認しましょう。
東京近郊では、以下のような清掃工場で事業系ゴミの処分を受け付けています。一部ご紹介するので、詳しくは事務所や店舗がある自治体の情報をご確認ください。
~東京都~
- 品川清掃工場
- 杉並清掃工場
- 葛飾清掃工場
- 多摩川清掃工場
~神奈川県~
- 多摩川清掃工場
- 旭工場
- 都筑工場
~千葉県~
- 新港クリーン・エネルギーセンター
- 君津市清掃工場
- 木更津市クリーンセンター
自治体に回収してもらう
産業廃棄物となる事業系ゴミは、排出した事業者が責任を持って処分するのが基本です。
そのため、自治体を利用して事業系ゴミを処分するのは基本的に難しいです。
しかし、東京都においては一部例外があり、一定の基準を満たした場合に自治体を利用して事業ゴミを処分できます。
都内で事業ゴミの処分が可能な、「あわせ産廃」と「都の埋立処分場の利用」についてそれぞれ詳細をご紹介します。
| 詳細 | |
|---|---|
| あわせ産廃 | ・自治体が必要性を認めた場合、産業廃棄物を一般廃棄物と一緒に処理できる
・紙くず、木くず、ガラスくず、金属くず、廃プラスチックが該当する |
| 都の埋立処分場の利用 | ・中小事業者が排出する産業廃棄物の一部を埋立処分している
・東京湾にある「東京都新海面処分場」に埋め立てられる |
委託業者に回収してもらう
事業ゴミは、委託業者に依頼して回収してもらう方法もあります。
自治体から許可を得た専門業者であるため、安心して事業ゴミの処理を任せられます。
不用品回収業者など、一般廃棄物収集運搬業許可業者と定められているところに依頼することで事業ゴミの処分が可能です。
委託業者に回収してもらう際は、以下の流れで手続きを進めてください。
- 事業系ゴミの種類を特定する
- 自治体のホームページで一般廃棄物収集運搬許可業者一覧を確認する
- 業者に問い合わせて見積もりを取る ※できれば複数社で
- 委託契約を締結する
事業ゴミを処分するときの注意点

事業ゴミを処分する際は、廃棄物処理法違反や不法投棄などに注意し正しく捨てることが大切です。
以下に3つの注意点を挙げるので、一つずつ確認しておきましょう。
- 分別しないと廃棄物処理法違反になる
- 不法投棄だと通報される場合がある
- 回収されるまで適切に保管する
分別しないと廃棄物処理法違反になる
事業ゴミを分別せずに自治体のゴミ集積所などに出すと、廃棄物処理法違反になります。
廃棄物処理法第16条では「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と定められています。
この法律に違反すると不法投棄とみなされ、罰則の対象になるため注意が必要です。
罰則の内容は、以下の通りです。
- 事業主や従業員の場合:5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方
- 法人の場合:3億円以下の罰金
分別せず、家庭ゴミと同じく集積所に出すなどの行為は、事業停止につながるリスクもあるので気を付けてください。
会社のイメージが下がり、取引先からの信頼も失うといった影響が出る可能性があります。
事業ゴミは適切に処分することを心がけましょう。
不法投棄だと通報される場合がある
事業ゴミを誤った方法で処分するのは廃棄物処理法違反になり、この行為が不法投棄に該当します。
不法投棄は上記に挙げた罰則だけでなく、警察に通報される場合もあります。
通報されるようなことをした事業所というイメージがつき、今後の経営に大きな支障をきたす恐れもあるので注意すべきです。
ゴミ集積所に出す他、道路に置くなども避け、然るべき方法で処分することが重要です。
回収されるまで適切に保管する
事業ゴミは、無事に回収されるまでの保管方法にも注意してください。
廃棄物が流出したり臭いが漏れ出ないよう、建物内や囲いのある場所などで適切に保管しましょう。
廃棄物を保管する際、そのことを示す掲示板の設置も忘れずに行ってください。
掲示板には、次のことを記載しておきましょう。
- 産業廃棄物の種類
- 保管している責任者
- 住所
- 保管場所の面積など
また、事業ゴミを業者に回収してもらう場合は、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行・管理も忘れないようにしましょう。
マニフェストには3日ルールや10日ルールと呼ばれるものがあるので、詳細を把握し速やかに手続きを行ってください。
3日ルールと10日ルールの概要は、以下の通りです。
- 3日ルール・・・排出事業者や収集運搬業者が、廃棄物の引き渡しや処理が終わった後3日以内にシステムへの登録が必要
- 10日ルール・・・産業廃棄物の収集運搬業者が、業務完了後10日以内にマニフェストの写しを排出事業者に返送する必要がある
事業ゴミの処分は定期回収が便利

事業ゴミの処分は、定期回収を利用すると手間をかけずに片付けられます。
定期回収について、以下3つのポイントをまとめたのでご覧ください。
- 専門業者が定期的にゴミを回収してくれるサービス
- 【業種別】定期回収の料金相場
- 定期回収を利用する流れ
専門業者が定期的にゴミを回収してくれるサービス
事業ゴミの定期回収とは、契約にて決められた頻度でゴミの回収をしてもらうというものです。
週に1回、毎日などと事前に頻度を決めておくと、その頻度に合わせてゴミの回収に来てくれるので助かります。事業ゴミが出る度に、業者を探して依頼する必要がありません。
飲食店など一定量のゴミが出る業種の場合、定期回収の契約をしておくとゴミをすっきり処分できます。
【業種別】定期回収の料金相場
事業ゴミの定期回収について、気になる料金もみてみましょう。
飲食店またはオフィス・小売店など、2つに分けて料金相場を記載します。
~飲食店~
飲食店では、生ゴミや段ボール、その他不燃ゴミなど様々な事業ゴミが出ます。その量も多いと考えられるため、定期回収で回収してもらうのが良いでしょう。
毎日回収してもらう場合は料金が高くなるため、ゴミの量を踏まえ考えてみてください。
| 店舗の規模 | 回収頻度 | 月額料金相場 |
|---|---|---|
| 小規模 | 週2~3回 | 8,000円~15,000円 |
| 中規模 | 週3~5回 | 15,000円~30,000円 |
| 大規模 | 毎日 | 30,000円~ |
~オフィス・小売店など~
オフィスで出た紙類、小売店で出た段ボールなどを処分したいときに、定期回収がおすすめです。
店舗の規模、回収頻度などにより料金相場は変わってくるので表を参考にしてください。
| 店舗の規模 | 回収頻度 | 月額料金相場 |
|---|---|---|
| 小規模 | 週1~2回 | 5,000円~10,000円 |
| 中規模 | 週2~3回 | 10,000円~20,000円 |
| 小売店 | 週2~4回 | 8,000円~19,000円 |
定期回収を利用する流れ
事業ゴミの定期回収を利用する場合の流れは、以下の通りです。
- 業者に問い合わせてゴミの種類や回収頻度などを伝える
- 業者が現場に訪れ、状況から見積もりを出す
- サービスや料金を確認し、契約を締結する
- 決められた頻度で定期回収してもらう
事業ゴミの定期回収を実施している業者はいくつかあるので、より納得のいくサービスや料金体系で依頼できるよう相見積もりを取るのがおすすめです。
見積もりの際に、料金内訳や具体的なサービス内容を確認しておくと、より安心して依頼できるでしょう。
※事業ゴミの処分にお困りならこちらの記事も参考にしてください。
関連記事
事業ゴミは家庭ゴミとは区別して適切に処分を

事業ゴミと家庭ゴミとの違いから具体的な捨て方、注意点などをご紹介しました。
事業ゴミは扱いが難しいゴミであるため、処分方法を調べ適切に処理することが求められます。廃棄物処理法違反を理解し、不法投棄にならないよう処分するのを意識していきましょう。
事業ゴミの捨て方でお困りの際は、「粗大ゴミ回収本舗」も対応可能なのでご相談ください。各自治体から産業廃棄物収集運搬業許可証を受けた業者なので、事業ゴミの回収も受け付けています。
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事業ゴミに関してよくある質問
-
Q小規模事業者でも産業廃棄物の管理義務は発生しますか?
A事業規模の大小にかかわらず、事業活動に伴って排出された廃棄物には責任が生じます。
特に産業廃棄物に該当する場合は、排出事業者責任が明確に定められています。
従業員が少人数であっても例外にはなりません。
法令を理解したうえで適正処理を行う姿勢が重要です。 -
Q事業系一般廃棄物と産業廃棄物の判断に迷った場合はどうすべきですか?
A品目ごとに法令で区分が定められているため、まずは自治体の資料を確認します。
判断が難しい場合は、自治体窓口や専門業者へ相談する方法があります。
誤った区分で処分すると法令違反につながる恐れがあります。
自己判断せず、根拠を持って区分することが求められます。 -
Qマニフェスト管理で特に注意すべきポイントは何ですか?
Aマニフェストは産業廃棄物の処理状況を追跡する重要な書類です。
記載漏れや提出遅延があると行政指導の対象になる可能性があります。
電子マニフェストを活用すると管理負担の軽減が期待できます。
社内で担当者を明確にし、管理体制を整えておくことが望ましいです。 -
Q事業ゴミの保管場所にはどのような配慮が必要ですか?
A飛散や流出を防ぐため、囲いのある場所で保管することが基本です。
悪臭や害虫対策も周辺環境への配慮として重要になります。
保管場所には必要事項を記載した掲示を行う義務があります。
安全性と近隣への影響を考慮した管理が欠かせません。 -
Q定期回収とスポット回収はどのように使い分けるとよいですか?
A日常的に一定量の廃棄物が出る場合は定期回収が効率的です。
一時的な大量排出やレイアウト変更時にはスポット回収が適しています。
コストだけでなく、管理の手間や保管スペースも比較材料になります。
事業内容や排出量の傾向を踏まえて契約形態を検討することが現実的です。
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