この記事では福岡市博多区の粗大ゴミの出し方を解説します。

自治体の粗大ゴミ収集や、ゴミ処理場への持ち込み、不用品回収業者についてまとめました。

自治体で粗大ゴミを処分すると、料金は安く済みますが、「外まで粗大ゴミを運ぶ必要がある」「収集まで約1週間かかる」といったデメリットがあります。

不用品回収業者ならば、屋内から粗大ゴミを運んでくれて、最短即日で処分できて大変便利なので、こちらも参考にしてください。

福岡市博多区における粗大ゴミの定義

福岡市における粗大ゴミの定義は全区共通で、以下のように定められています。

”粗大ごみとは、家具や家電製品などで、指定袋に入らない大きさの物”

（引用元：福岡市ホームページ）

市の指定袋に入るか、袋が破れない重さの物であれば、燃えるゴミか燃えないゴミとして出すことができます。

福岡市博多区の粗大ゴミの出し方｜自治体に収集を頼む場合

福岡市では、自治体が博多区を含む全区を対象に、粗大ゴミの戸別収集（自宅までの収集）を行っています。

ここでは収集の申込方法を詳しく解説します。

受付センターに予約を入れる

まずは、粗大ゴミ受付センターに収集の予約を入れます。

1回の予約で申し込めるのは10点までです。それ以上を処分する場合は不用品回収業者にご依頼ください。

受付センターでは、住所・氏名・粗大ゴミの種類や個数などを聞かれるので、事前に返答内容をまとめておきましょう。

予約が済むと、

• 収集日
• 受付番号
• 粗大ゴミシールの購入枚数
• 粗大ゴミを出す場所

などを教えられるので、メモまたはスクリーンショットを取っておきます。

福岡市の収集日は、最短で申込日の1週間程度後です。

また、お住まいの地域ごとに決まった曜日（週2回）となります。

各地域の収集曜日については、ネットの予約画面から確認可能です。

粗大ゴミシールを購入する（電話・ネット予約の場合）

電話やネットから収集を申し込んだ場合、粗大ゴミシールを購入する必要があります。

粗大ゴミシール（粗大ゴミ処理券とも）とは、粗大ゴミに貼り付けるシールのことです。

福岡市内の取扱店で販売されており、シールを粗大ゴミに貼ることで、「粗大ゴミの収集料金が支払われた」という証明になります。

以下は、博多区にある粗大ゴミシールの主な取扱店です。

なお、シールは福岡市で全区共通なので、博多区以外の店舗で購入しても問題ありません。

粗大ゴミシールは、以下の個人商店などでも販売されています。

粗大ゴミシールには、300円券・500円券・1,000円券の3種類があります。

どれを何枚買えば良いかは予約時に教えられるので、買い間違いのないように注意しましょう。

また、シールは店頭に並んでいないことがあるため、その場合はレジやサービスカウンターでご購入ください。

店員に「300円の粗大ゴミシールを1枚ください」を声をかければ大丈夫です。

支払い方法は基本的に現金ですが、セブンイレブンとファミリーマートでは、nanacoとファミペイを使った電子決済を選べます。

オンライン決済で料金を支払う（LINE予約のみ）

LINE（@fukuokacity_sdg）からの予約では、クレジットカードとPayPayによるオンライン決済が可能です。

予約画面に支払い方法が表示されるので、好きな方法を選んでください。粗大ゴミシールも選択できます。

料金は粗大ゴミシールと同様に、1点あたり300円・500円・1,000円の3種類です。

以下に福岡市で申し込みの多い品目の収集料金を挙げるので、参考にしてください。

粗大ゴミシールを粗大ゴミに貼る

シールを購入したら、氏名または予約時に教えられた受付番号を記入し、粗大ゴミに貼り付けます。

LINEでオンライン決済を選んだ場合は、手元にシールがありません。

その場合は、

1. A4サイズ程度の紙に、受付番号・収集日・金額をマジック等で書く
2. 記入した紙を粗大ゴミにガムテープ等でしっかり貼る

という手順を踏むことで、粗大ゴミシールの代わりにできます。

決められた場所と日時に粗大ゴミを出す

あとは、収集日当日の朝8時30分までに、予約時に指定された場所に出してください。

主な粗大ゴミの排出場所は、以下になります。

粗大ゴミを出す時間は朝8時30分までです。

福岡市では、可燃ゴミや不燃ゴミは夜に出しますが、粗大ゴミは朝に出します。

収集は昼間に行われ、収集時に立ち会う必要はありません。

福岡市博多区の粗大ゴミの出し方｜持ち込みをする場合

福岡市では、急いで処分したいときや、大量のゴミを処分したい時に、ゴミ処理場に自分で持ち込みをすることができます。

福岡市で持ち込み可能なゴミは次の通りです。

ここでは持ち込みの申込方法を詳しく解説します。

ゴミを分別する

まず最初に、通常のゴミ収集の時と同様に、福岡市のルールに従ってゴミを分別しましょう。

料金は現地で支払うため、有料指定ゴミ袋や粗大ゴミシールを購入する必要はありません。

袋を使う場合は、中身の見える透明または半透明の袋を使用してください。

電話やネットで予約を入れる

持ち込みには事前予約が必要です。

電話またはインターネットから、予約を申し込んでください。

予約ができるのは、ゴミを出した本人のみです。他人に持ち込みを依頼することはできません。

（※当日予約は搬入希望時刻の30分前まで）

インターネット予約は、上記URLの「家庭から出たごみ」の下にある「新規事前受付」から行えます。

会社や商店から出たゴミを持ち込む際は、「事業所から出たごみ」の下にある「事前新規登録申込」から、事業者としての登録が必要です。

予約をすると、持ち込み先・持ち込み日時・予約番号が知らされるので、メモやスクリーンショットを取っておきましょう。

各施設に粗大ゴミを車で運ぶ

持ち込み先は、粗大ゴミの種類によって以下のいずれかになります。

ここで言う可燃ゴミ・不燃ゴミとは、可燃性の粗大ゴミや不燃性の粗大ゴミも含まれます。

このうち「臨海工場」は、博多区から10km程度と、比較的距離が近い場所にあります。

持ち込み時の注意点は以下になります。

• きちんと分別してから持ち込む
• 徒歩やバイクなど、車以外では持ち込み不可
• ゴミを出した本人が車を運転する
• 申し込みしていないゴミを持ち込まない
• 複数の人が出したゴミを混ぜて持ち込まない
• レンタカーでの持ち込みには事前審査が必要

ルールを違反すると、受け入れを断られるので注意しましょう。

粗大ゴミの重さを測って料金を支払う

施設に到着したあとの流れは次の通りです。

細かい対応は施設ごとに異なりますが、おおまかな流れは共通しています。

1. 計量棟に向かい、計量器に車を載せる
2. 車から降り、受付で予約番号を提示する
3. 入場時の車両の重さを測る（1回目の計量）
4. 係員の指示に従い、ゴミを指定場所に投入する
5. 退場時の車両の重さを測る（2回目の計量）

1回目と2回目の計量の重量差が、持ち込んだゴミの重さとなります。

最後に受付または精算機で、重さに応じた持ち込み料金を支払います。

料金は全施設共通で、10kgごとに140円です。

支払い方法は現金のほか、西部工場、西部(中田)埋立場、東部工場ではクレジットカードやPayPayなども選べます。

ゴミ処理場に持ち込みできない品目

ゴミ処理場には何でも持ち込めるわけではなく、処理の問題から、受入不可となっている品目があります。

以下は、持ち込みは可能だがネットからは申し込めない品目です。

電話予約でお申し込みください。

• 紙類（再資源化に適さない材質のもの）
• 燃え殻、汚泥、動物死体等

また、持ち込めるサイズにも制限があり、目安は長辺2m以下（東部工場は1m以下）です。

個別のサイズ制限については、ネットから予約をする時に品目選択画面に表示されるので、そちらで確認できます。

持ち込みできないゴミに困ったら、家電量販店などの販売店か、不用品回収業者で処分するやり方が一般的です。

福岡市博多区で粗大ゴミを処分する時の注意点

ここでは自治体で粗大ゴミを処分する際の注意点を解説します。

自治体のルールを守る

博多区で粗大ゴミを処分する際は、自治体のルールを守るようにしましょう。

福岡市の粗大ゴミ収集のルール：

• 指定場所に収集日の朝8時30分までに出す
• 一度に出せるのは10個まで
• 粗大ゴミシールに受付番号（または氏名）を書く
• 正しい金額のシールを貼る
• 申し込んでない粗大ゴミを出さない
• 会社や商店から出た粗大ゴミを出さない

ルールが守られていないと収集されないので、注意が必要です。

指定場所までは自分で運ぶ必要がある

自治体は、一軒家の玄関前や、アパートのゴミ置き場などから粗大ゴミを収集します。

家の中やアパートの自室前からは収集しないため、屋外までは自分で運ばないといけません。

例外は、対象者に限って屋内から粗大ゴミを運んでもらえる「粗大ゴミ持ち出しサービス」です。

対象外の方は、自分で粗大ゴミを運ぶ必要があります。

粗大ゴミの運搬に困ったら、不用品回収業者に頼むと良いでしょう。

安全に屋内から粗大ゴミを運んでもらえます。

指定袋に入るものは粗大ゴミに出さなくて良い

福岡市では、指定袋に入らなければ粗大ゴミですが、指定袋に入るか、重さで袋で破けなければ、粗大ゴミには分別されません。

このため、同じ種類の製品でも、大きさや重さによって分別が変わる点に注意が必要です。

以下は、分別が変わりやすい品目例です。

• 布団、こたつ布団
• 掃除機
• 扇風機
• プリンター
• 衣装ケース
• 炊飯器

こうした品目は、福岡市の指定袋（最大45L）に入れば、布団なら燃えるゴミに、掃除機なら燃えないゴミに出せます。

「布団や掃除機は粗大ゴミ」と覚えると、分別を間違えるので注意しましょう。

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2025年12月03日

粗大ゴミに出せない品目がある

サイズが大きなゴミでも、処理の問題から、福岡市で粗大ゴミとして処分できない品目がいくつかあります。

以下の品目は、粗大ゴミ収集に出すことも、ゴミ処理場に持ち込みをすることもできません。

こうした品目は、品物を購入した販売店か、不用品回収業者に処分を頼むやり方が一般的です。

余裕を持って申し込む

福岡市の粗大ゴミ収集は、年末年始や引っ越しシーズンになると予約が混み合うので、余裕を持って申し込みましょう。

福岡市では、予約の受付に1日ごとの上限件数が設けられており、上限に達した時点で次回以降の収集となります。

特に博多区は県庁所在地であり、福岡市の中でも東区や南区に次いで人口が多い区です。

予約が混みやすく、場合によっては収集まで2週間以上かかることがあるため、早めの予約が大切です。

電池や充電池を外してから出す

電池や充電池を入れたまま粗大ゴミに出すと、火災の原因になるため、外してから粗大ゴミに出すことが推奨されています。

充電池とは、リチウムイオン電池といった充電して何度も使うバッテリータイプの電池のことで、電動自転車やコードレス掃除機などに使われています。

以下は、電池の処分方法の一覧です。

（※リチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素充電池）

処分する際は、どの種類の電池も、絶縁のため電極や端子部分をテープで覆ってから処分する必要があります。

以下に、博多区内で充電池を処分できる場所をまとめました。

店内に回収ボックスが見当たらない場合は、サービスカウンター等で店員に処分を申し出てください。

回収ボックスがある場所まで行けなかったり、家電から充電池を外せない場合は、不用品回収業者に回収してもらうのがおすすめです。

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2024年04月26日

福岡市博多区で粗大ゴミを処分するのに不用品回収業者がおすすめの理由

自治体の粗大ゴミ収集は料金こそ安いものの、先ほど解説したようなデメリットが多々あります。

しかし不用品回収業者ならば、以下のようなメリットがあるのでおすすめです。

• 粗大ゴミを屋内から運べる
• 最短即日、24時間いつでも回収できる
• 片付けや掃除の代行を依頼できる
• 粗大ゴミ以外のゴミも回収できる
• 充電池や、充電池が入った製品を回収できる
• 福岡市が収集しない品目（※）を処分できる

（※家電4品目、パソコン、ピアノ、バイク、タイヤ、産業廃棄物など）

一般的な不用品回収業者の料金プランには、「単品回収」と「パックプラン」の2種類があります。

単品回収とは、「ベッド1つで4,000円の回収料金」というように、料金を1点ごとに数えるやり方です。

単品回収の費用相場は以下になります。

パックプランとは、「軽トラック1台分の不用品で1万円」というように、回収料金をまとめて計算するやり方です。

パックプランの費用相場は以下になります。

パックプランの料金には、人件費・車両費・作業費などの諸費用が1つにまとまっており、単品回収よりも回収単価が割安になるメリットがあります。

博多区は福岡県の中心であるため、優良な不用品回収業者が非常に多い地域です。

以下に博多区のおすすめ業者を挙げるので、参考にしてください。

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2023年02月10日

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