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ゴミ屋敷の住人はコンビニ弁当を食べたり、ゴミの上で寝たりして生活しています。
劣悪な生活環境ゆえに、ぜんそく、皮膚病、うつ病などの病気を患う人も少なくありません。
そこで本記事では、ゴミ屋敷の生活実態を解説するとともに、ゴミ屋敷のリスクや解決法も合わせて紹介しています。
目次
ゴミ屋敷の生活は、ゴミ屋敷のレベルによって様々です。
本項目では各レベルごとに、ゴミ屋敷での衣食住について解説しています。
レベル | 家の状態 |
レベル1 | ゴミが床全体に散らばる程度 |
レベル2 | ゴミが膝まで積もっている |
レベル3 | ゴミが腰まで積もっている
壊れた家具家電が放置されている |
レベル4 | ゴミが天井近くまで堆積している
悪臭や害虫が発生している |
レベル5 | ゴミが家の外にあふれている |
全レベルに共通しているのは、コンビニ弁当、カップ麺、惣菜、インスタント食品で済ませるパターンです。
多忙で若い一人暮らしの人に多く、自炊をしないので、重症レベルのゴミ屋敷にありがちな生ゴミが出ません。
結果的に異臭が少ないという、軽症レベルのゴミ屋敷ならではの特徴があります。
少数ですが、自炊をする人もいます。
キッチンだけを片付けて、他の場所はゴミが山積み、という人もいるくらいです。
ゴミ屋敷のレベルが進行すると、生ゴミが少しづつ積み上がり、悪臭や害虫発生の原因になります。
外食を選ぶ人もいますが、食費が重荷になり、経済的に困窮するケースも少なくありません。
レベル1~2(ゴミが膝下まで)の状態だと、布団やベッドで寝ることができます。
レベルが3以上(ゴミが腰上まで)になると、寝る場所はゴミで埋まります。
この場合の寝る場所は、ゴミの上や隙間です。
ゴミの上に布団を敷く人もいれば、ゴミの隙間に座ったままの姿勢で寝る人もいます。
ゴミ屋敷では風呂や台所など、水回りからゴミが溜まっていくことが多いです。
従ってお風呂は、入らないか、水道で済ませるか、銭湯に行くかです。
中には働いている人もいるので、全員がお風呂に入らない訳ではありません。
レベル1~2の段階ではトイレは使用可能ですが、便器はひどく汚れています。
レベルが3以上になると、
などが代わりになります。
尿入りペットボトルは、ゴミ屋敷ではもはや定番と言えるでしょう。
過去の事例では、5400本ものボトルがゴミ屋敷から見つかったことがあります。
洗濯物を溜め込むか、コインランドリーで洗濯をするかに分類されます。
服を溜め込む人は多いです。ゴミ屋敷のきっかけはゴミではなく服だった、というケースはよく見られます。
他にも、掃除はしないが洗濯だけはする、という人もいます。
横浜市の調査によると、ゴミ屋敷の住人は、
との結果が出ています。
1人暮らしの高齢者男性が多い印象ですが、最近では若者のゴミ屋敷も急増しています。
従って、ゴミ屋敷になるまでの原因も年代によって様々です。
セルフネグレクトとは、生活環境を改善する気力を失い、周りに助けを求めない状態を指します。
具体的には、
といった状態です。
ゴミ屋敷は、セルフネグレクトの典型例です。
原因は、病気、家族の死、仕事の退職など多岐に渡り、男女年齢を問わず誰でも陥る可能性があります。
社会的に孤立している人が多いため、時に命の危険に及ぶことも少なくありません。
ある調査では、孤独死した人の約8割が、生前セルフネグレクトだったという報告もあります。
ため込み症とは、度を越した収集癖を持ち、物を捨てることに大きな苦痛を伴う精神疾患です。
原因は、遺伝的な要因が大きいとされています。
遺伝的にため込み症になりやすい人が、幼少期に両親の死別や虐待などのトラウマを体験すると、その後の発症リスクが高まります。
本人に病気の自覚は乏しく、中高年になったらゴミ屋敷として症状が表面化するケースも多いです。
統計としては高齢の男性に多く見られます。
彼らはゴミを財産と認識しており、周りに言われても片付けを拒否することがあります。
認知症が家をゴミ屋敷に変えるのか、ゴミ屋敷に住むことで認知症が進むのかははっきりしていません。
ただ、認知症は身体機能の低下を伴います。
歩行が困難になれば掃除もままならず、その後は自然とゴミ屋敷になります。
一人暮らしの認知症患者の場合、社会的な孤立が進み、セルフネグレクトに至ることもあります。
実のところ、認知症、セルフネグレクト、ため込み症は相互関係にあり、一人の患者が複数の症状を持つケースも多いです。
その他のゴミ屋敷になるまでの原因には、
など些細な物もあり、誰の家でもゴミ屋敷になる可能性があります。
ゴミ屋敷と密接な関係がある社会的な孤立ですが、こちらも特別な理由は要りません。
現代では単身世帯が増加し、近所付き合いをしてる人の方が少数です。
最近の出来事では、新型コロナの流行に伴い外出の機会が減りました。
こうした事情から、最近では都市部の若年層を中心に、ゴミ屋敷問題が広がりを見せています。
ゴミ屋敷には健康リスクを始めとして、多くのリスクが潜んでいます。
まずはハウスダスト(ほこり、ダニ、カビ等)による直接的な健康被害です。
次に不適切な生活習慣による二次的な健康被害です。
寝る場所でずっと同じ姿勢でいれば、床ずれを引き起こします。
床ずれで炎症を起こした傷に細菌が入ると、最悪の場合、敗血症で死亡することがあります。
糖尿病も細菌の影響を受けやすいので、病状の悪化に繋がります。
ダニ、ウジ、ハエ、ゴキブリなど、ゴミ屋敷は害虫の宝庫です。
ゴミ屋敷のレベルが進むと生ゴミや糞尿も混じるため、耐え難いほどの悪臭を放ちます。
過去にはあまりの悪臭に耐えかねて、近隣住民50名以上が裁判所に申し立てを行った事例もあります。
このように害虫と悪臭は単に不快なだけでなく、法的なリスクも高いです。
ゴミ屋敷には可燃物が大量に放置されているため、ほんの少しの火種が大火事に発展します。
実際にあったゴミ屋敷の火事の例には、
2015年に蚊取り線香から火災となり、周りの住宅に延焼
2023年にろうそくの火が原因で、住宅7棟が全半焼
などがあります。
失火責任法により、周辺の住宅に火が燃え移っても、ゴミ屋敷の住人が損害賠償責任を負うことは基本的にありません。
ですが、命のリスクは当然あります。
先ほど紹介した2023年の火災の例では、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかっています。
ゴミ屋敷を放置すると、近所住民から自治体に苦情が寄せられます。
すると自治体から指導が入り、それにも従わないと、その後はゴミを強制撤去(行政代執行)されます。
行政代執行にかかった費用は居住者が負担します。
費用は時には数百万円にも及び、自己破産しても免除されません。
過去には行政が居住者の住所氏名を公表した上で、行政代執行を行った事例もあります。
ゴミ屋敷の解決には、複数の方向からアプローチする必要があります。
ゴミ屋敷と孤立は深く結びついており、孤立の視点からゴミ屋敷を考えることは非常に重要です。
いくつか例を挙げると、
などがありますが、他人との交流そのものに困難を感じる人も少なくありません。
このような場合、電話相談やチャット相談といった方法があります。
政府は2021年に孤独・孤立対策担当相を置き、様々な相談窓口を設けています。
窓口はネットから簡単に検索できるので、ぜひ確認してみて下さい。
経済的に困窮していたり、心身の病気があると認められた場合は、自治体から支援を受けられます。
主な支援内容には、
などがあります。詳しくは自治体の福祉課などにお問い合わせ下さい。
うつ病などの精神疾患に悩んでいる場合、医学的な治療が有効です。
経済的に苦しい人もいると思いますが、保険診療が可能な精神疾患は多いですし、通院治療費を軽減できる制度もあります。
ちなみにうつ病の治療費は、診療費と薬代を合わせて2,3千円になります。(3割負担の場合)
いきなりゴミ屋敷全体を片付けようとするのではなく、簡単なことから始めます。
大事なのは体を動かすことです。
脳科学の見地からも、体を動かせば脳が活性化し、心の健康につながることが知られています。
3万円~50万円ほどの費用で、片付け業者にゴミを回収してもらえます。
お金はかかりますが、時間と手間は一切かかりません。
消毒や害虫駆除も頼めるので、重症レベルのゴミ屋敷でも対応可能です。
【関連記事】業者に頼む時の費用が気になる方はこちら
ゴミ屋敷の片付け費用相場と安く掃除費用を済ませる方法を徹底解説!本記事ではゴミ屋敷の費用にまつわる疑問を徹底解説。費用相場や費用を安く抑える方法、安くて安心できる業者の選び方など、ゴミ屋敷の片付け費用が簡単に分かる内容になっています。
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