ここでは、兜飾りを処分する際に供養すべきなのかを解説し、さらに兜飾りの適切な処分方法を紹介します。

兜飾りは、男の子の健やかな成長と健康を祈るためのものです。

特別な思いや家族の思い出が込められているため、処分をためらったり、処分方法に悩む方も多いでしょう。

処分する際にかかる費用の目安や注意点、処分するタイミングも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

兜飾りの供養は必須ではない

兜飾りを処分する際、供養は必須ではありません。供養しなくても、悪影響はないと考えられます。

しかし、必ず供養したほうが良いという意見を持っている方もいます。

兜飾りを供養せずに処分してしまったことを、後々になって後悔する方も少なくありません。

少しでも気になる方は、供養したほうが後になって思い悩むことがありません。

家族全員が納得できる方法を見つけるために、話し合いを重ねることが大切です。

兜飾りの処分方法7選

兜飾りの処分方法はさまざまです。どのように処分するべきか悩んでいる方は参考にしてください。

不用品回収業者に依頼する

兜飾りを処分する際は、不用品回収業者に依頼する方法を検討しましょう。

特におすすめな方は、兜飾り以外にも処分したいものが大量にある場合や、忙しくて兜飾りの処分に時間を割けない方です。

供養のサービスを行っている不用品回収業者なら、兜飾りを供養し丁寧に処分してくれます。

業者に依頼することで、手間や時間を省けるだけでなく、精神的な負担も軽減できるでしょう。

一般ゴミで処分するように分別の必要がなく、処分したい日や時間に引き渡せるのも魅力です。

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  2018.07.05

  • 粗大ゴミの回収
  • 不用品回収

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自治体の一般ゴミに出す

兜飾りの処分にあまり費用をかけたくない方は、自治体の一般ゴミとして処分すると良いでしょう。

一般ゴミとして出す場合は、可燃ゴミと不燃ゴミに分別する必要があります。兜を分解して、金属部分、布や木の部分に分けます。

サイズが大きく、不燃ゴミや可燃ゴミとして出せるサイズを超える場合は、粗大ゴミとして処分してください。

一般ゴミとして出す場合、自分で兜飾りを解体しなければならず、罪悪感を持つ方もいるでしょう。

そのような場合には、自分で兜飾りを供養するのがおすすめです。

自分で兜飾りを供養する方法はこちらです。

人形供養に出す

兜飾りを供養して処分したい方は、人形供養に出しましょう。ゴミとして捨てるのに罪悪感がある方におすすめです。

人形には魂が宿ると言われており、兜飾りは子どもに降りかかる悪運や厄災を引き受ける役割があると考えられています。

処分したことで何か悪いことが起きるのではないかという気持ちがある方は、人形供養に出すことで安堵感を得られるでしょう。

供養はお寺や神社、葬儀社、日本人形協会で行っています。地元のお寺や神社でも相談してみてください。

◯人形供養を行っている場所の例

兜飾りを持ち込むのが難しい方は、郵送できるサービスを利用しましょう。

リサイクルショップに売却する

兜飾りの状態が良い場合には、リサイクルショップに売却するのも良い方法です。

しかし、一般的なリサイクルショップでは、買取を断られる場合もあります。縁起物である兜飾りは、中古品が敬遠されやすいからです。

一方で、骨董品や伝統工芸品の買取を専門としているリサイクル業者なら、適切な価格で買い取ってもらえるでしょう。

有名作家の作品であれば、高価な買取価格がつくかもしれません。

◯兜飾りの買取を行っている業者の例

フリマアプリを利用する

自分で納得の行く値段で売りたい方は、フリマアプリを活用するのがおすすめです。リサイクルショップよりも高値で売れる場合もあります。

一方で、先方とのやり取りや梱包、郵送などに手間がかかる点に注意が必要です。必ず売れるとは限らない点も理解しておきましょう。

◯フリマアプリの例

利用者数や販売手数料などに注目して、どのアプリを利用するか決めましょう。

団体や施設に寄付する

思い入れのある兜飾りは、団体や施設に寄付して役立ててもらうのも良い方法です。

保育園、幼稚園、児童養護施設などで寄付の募集をしていることがあります。

ただし、常時寄付を募っている施設は少ないため、タイミングが合った場合のみ有効です。

身の回りで寄付先が見つからない方は、年間で寄付を募っている慈善団体に申し込みましょう。

◯寄付先の例

寄付する際には、送料や寄付金が必要な場合もあるので、前もってチェックしてください。

必要な人に譲る

身近な人で兜飾りを必要としている方がいたら、兜飾りを譲るのも良いでしょう。

しかし、兜飾りはお守りや身代わりの意味を持ち、持ち主の厄を代わりに引き受けてくれるものと言われています。

譲られた人は、前の持ち主の厄も引き継いでしまうという説もあります。

「持ち主が何事もなく立派に成人した場合なら、引き継ぐのは縁起が良い」

「いかなる場合も譲るべきではない」

「供養してからならOK」

以上のように、さまざまな意見があるので、家族や先方の考え方を尊重することが重要です。

兜飾りの処分にかかる費用の目安

兜飾りの処分にかかる費用の目安は以下のとおりです。

不用品回収業者に依頼したり、供養に出したりすると一定の費用がかかります。しかし、手間を省けたり、精神的負担を軽減できたりする利点があります。

費用をかけない場合には、手間をかけたり、自分の気持ちとの折り合いをつけたりする必要が生じるでしょう。

費用と負担のバランスを考慮し、納得できる処分方法を選んでください。

兜飾りを処分する際の注意点

兜飾りを処分する際の注意点を紹介します。処分する前に目を通しておきましょう。

家族の意見を聞いてから処分する

兜飾りを処分する際には、家族全員の意見を聞きましょう。

兜飾りに対しては、家族それぞれの思い入れがあります。一人が勝手に処分すると、トラブルのもとになる可能性があります。

処分するかしないか、またどのような方法で処分するかを家族で話し合い、全員が納得いく方法を選びましょう。

処分時はケガに注意する

兜飾りを運ぶときには、ケガに注意しましょう。

持ち運ぶ際には、背中や腰などに過度な負担がかからないようにし、転倒や損傷に気をつけてください。

特に兜飾りがガラスケースに入っている場合は、ケースが割れないよう注意する必要があります。

一般ゴミとして出すなら、ケースを小さく割るよりも、そのまま粗大ゴミに出す方が安全です。

割れたガラスケースを一般ゴミとして出す際には、ゴミ収集の作業員の方がケガをしないように、「ガラス在中」「キケン」などの張り紙をしておきましょう。

ガラスケースは郵送できない場合が多い

ガラスケースに入った兜飾りや人形は、しっかり梱包しても宅配業者に断られる場合が多いです。

例えば、ヤマト運輸では、専門業者がガラスケースを梱包した場合は配送を受け付けてもらえますが、個人で梱包したガラスケースは断られます。

受け入れてくれる宅配業者が見つからない場合には、ガラスケースは自宅で処分し、中身のみを送るのがおすすめです。

自分で兜飾りを供養する方法

供養に費用をかけたくない場合は、自分で供養しましょう。供養の方法は以下のとおりです。

供養した兜飾りは、感謝の気持ちを心のなかで伝えながら分別し、一般ゴミとして処分してください。

兜飾りを処分する時期

兜飾りは、子どもが20歳になるまで飾り、成人したら役目が終わると言われています。具体的なタイミングは以下のとおりです。

• 成人したとき
• 就職したとき
• 実家を離れたとき
• 経済的に自立したとき

兜飾りをいつ処分するという決まりはありません。各家庭のタイミングで処分しましょう。

兜飾りの処分は粗大ゴミ回収本舗へ相談！

兜飾りを処分する際に、必ずしも供養をする必要はありません。供養せずに処分しても、悪影響はないと考えられます。

ただし、処分することに対して罪悪感がある場合や、悪いことが起きるのではと心配する方は、後悔しないために供養してから処分することをおすすめします。

兜飾りの処分方法は、持ち主の気持ちやかかる手間、費用を考慮し、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。

「粗大ゴミ回収本舗」では、兜飾りの回収も行っています。分別や運搬などは、すべて弊社が行います。清潔な身だしなみや丁寧なお客様対応を徹底しておりますので、安心してご相談ください。

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