この記事では、五月人形の処分方法や費用などを詳しく紹介します。

結論としては、五月人形は自治体のゴミとして捨てても差し支えない品目です。

しかし、男の子が健康で強く育つことを願って飾った五月人形を供養せずにただ処分するのも気が引けるのもたしかです。

五月人形の処分時に神社以外での供養の仕方なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

五月人形の処分方法7選！

男の子の成長を願って、おじいちゃんおばあちゃんから贈られた五月人形ですが、子どもの成長とともに飾らなくなったというご家庭も多いのではないでしょうか。

飾らないまま、クローゼットに仕舞いこんでおいてもいいのか、処分してしまってもいいのか、悩まれているかもしれません。

ここでご紹介の方法で、あなたやご家族の気持ちに沿った方法をお選びください。

 

不用品回収業者に依頼する

「五月人形を不用品回収業者に依頼するの？」と思われた方もおられるでしょう。

不用品回収業者のなかには、遺品整理士など、特別な研修を受けた専門スタッフが常駐している業者があります。

不用品回収業者に依頼するとき、「五月人形を処分したい」旨を伝えると、それにふさわしい対応をしてくれますから、気持ちが納得できます。

なにより、処分する人の気持ちに寄り添った対応をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

そのためには、信頼のおける不用品回収業者を選びましょう。

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お寺や神社の人形供養に出す

お寺や神社で「人形感謝祭」とか、「人形供養します」などの掲示を見られたことがあるでしょう。

多くは、雛人形や日本人形などですが、もちろん、五月人形も人形供養してもらえます。

もし人形供養に出すことによって、あなたやご家族の気持ちが安らかになるのなら、人形供養をされるお寺や神社を探してみるといいでしょう。

お近くに、人形供養をするお寺や神社がなくても、インターネットで探して、宅配で送ることが可能なところも多いです。

供養の法要に参列する場合も、供養だけをお願いする場合も有料です。

 

人形供養をしている葬儀社に依頼する

人形供養をしている葬儀社もあります。

多くは、人形供養をしているお寺や神社に供養してもらっています。

お近くの葬儀社で、人形供養を受け付けているところがあれば、問い合わせるといいでしょう。

葬儀社によっては、会員へのサービスとして無料で受け付けているところもあるので、会員なら、処分費用がかかりません。

 

自治体のゴミ回収に出す

自治体の一般ゴミや粗大ゴミに出す方法もあります。

五月人形は、金属を含んでいる場合もありますから、一般ゴミに出す場合は、分別が必要です。

ただ、ゴミに出すのは忍びないということなら、あなた自身が供養をしてから出されるといいでしょう。

供養の方法は、白い紙を塩で浄め、そこにそっと五月人形を置き、くるんで処分しましょう。

大切なのは、あなたの感謝の真心です。真心があれば、うしろめたさを感じる必要はありません。

 

友人・知人に譲る

大切にしてきた五月人形を、必要とされる友人や知人に譲る方法もあります。

例えば、いとこ同士などで譲り合いをされることも多いです。

近くに、欲しいという人がいなければ、「ジモティ」などを利用すると、かんたんに欲しい人がみつかります。

ただし、無理強いは避けましょう。

また本来の五月人形は、「厄を引き受ける」というの役目がありますので、友人、知人に譲る前には厄払いをするのがおすすめです。

 

受け付けている団体に寄付する

幼稚園や保育所など、五月人形の寄付を受け付けている団体に寄付をしてもいいでしょう。

お近くの幼稚園などで受け付けていない場合も、インターネットで探せば、見つかることもあります。

ただし、その場合、送料はこちら負担です。

さらに、手数料などがかかる場合もあります。

寄付する場合でも、厄除けの意味合いがある五月人形は、厄払いなどで厄を落として寄付する方がよいでしょう。

 

リサイクルショップ・フリマアプリで売却する

状態のいい五月人形なら、リサイクルショップに買取依頼する方法もあります。

ただし、買取依頼する時期を考えましょう。五月人形を飾る時期の前に売りに行くと、比較的値段が付くこともあります。

全てのリサイクルショップが、五月人形を扱っているわけではないので、持って行く前に問い合わせるといいでしょう。

リサイクルショップが不可の場合、フリマアプリ・ネットオークションの利用もOKです。

ただ、かさ高いものは、送料がネックになります。

フリマアプリ・ネットオークションで前もって、リサーチをしてから出品しましょう。

また気になる方は、フリマアプリへの出品前に、厄払いで厄を落としておくのがおすすめです。

 

五月人形の処分方法別費用相場

五月人形のそれぞれの処分方法のメリット・デメリットをご紹介しましたが、気になるのは、処分費用です。

処分費用がかからない、安い方がいいかもしれませんが、手間なども考慮に入れましょう。

不用品回収業者の場合、パックプランなどを利用すると、五月人形以外の不用品も同時に片付きます。

一覧にまとめましたので、比較検討なさってください。

 

五月人形の処分時の供養は必須？

五月人形は本来、男の子の健やかな成長と強くたくましく育ってほしいという願いを込めた「お守り」としての役目があります。

そのため五月人形を「供養してからでないと処分してはいけない」という考え方も根強いのはたしかです。

しかし、結論としては五月人形の供養は必須ではありません。

とくに気にならないという方なら、そのままゴミとして捨てても差し支えないのです。

ここからは、処分前の供養が必要だとお考えの方に、またただゴミとして処分するのは気が引けるという方に、五月人形の供養の仕方について解説します。

 

五月人形の神社以外の供養の依頼先

神社やお寺では、人形供養を受け付けている場合も多いです。

しかし神社やお寺の供養は、有料です。

5,000円から30,000円ほどが相場と言われますが、具体的にいくらと明示されていないこともあります。

五月人形の供養は、神社やお寺でなくても問題なく、依頼先は以下のようなところが挙げられます。

• 人形供養に対応している葬儀社
• 遺品整理サービスを行う不用品回収業者
• 自分で供養する

葬儀社や不用品回収業者であれば、料金は明確にわかるように提示してくれます。

できるだけ安く供養したい場合は、自分で供養するのも問題ありません。

 

自分でできる五月人形の供養の仕方

ここでは自分で簡単にできる五月人形の供養の仕方・手順を説明します。

▶準備するもの

• 白い布(または半紙や和紙)
• お清めの塩

▶供養の仕方・手順

1. 五月人形をきれいに磨く
2. 白い布の上に置く
3. お清めの塩を五月人形に振りかける
4. 五月人形を白い布でくるむ
5. 感謝の気持ちを伝える

最後の「感謝の気持ちを伝える」ということが最も重要です。

供養が終わったら、一般ゴミとして処分する、不用品回収業者などに依頼するなどしてください。

 

五月人形処分の際の注意点

ここからは、五月人形の処分の際の注意点を解説します。

誤った方法で処分すると違法となることもありますので、事前に確認しておきましょう。

 

自宅の庭・山などで「お焚き上げ」は厳禁

神社やお寺では「お焚き上げ」を行うことで供養し、焼却する儀式を行います。

しかし、「お焚き上げ」は、基本的に自宅の庭や近隣の山などで個人で行うことはできません。

五月人形を燃やす行為は「野焼き」にあたるため、特定の条件下でないと法律違反となってしまうからです。

自分で「お焚き上げ」を行ったことが法律違反とみなされると、罰則として5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金又はその両方が科せられます。

何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一　一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二　他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三　公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの

引用元：廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第十六条の二

そのため五月人形の処分時に自分で供養をするときは、お焚き上げはせず、お清めの塩での供養を行うようにしてください。

 

寺社に持ち込むときには事前に確認する

お寺や神社などに持ち込む際にもルールはあります。

またすべてのお寺や神社が人形供養を受付てくれるとは限りません。

お寺や神社によっては、人形供養の受付が期間限定であることもあります。

くれぐれも無断で五月人形を置き去りにするようなことはしないでください。

事前に人形供養を受け付けているのか確認して持ち込みましょう。

 

引き継ぐのは本来の由来としてはNG

五月人形は、生まれた子どもの健康を願い、厄除けの意味合いのあるものです。

そのため、厄を代わりに受けた五月人形をそのまま親子間や兄弟間で引き継ぐのはおすすめしません。

また、本来の由来を考えると人に売ったり、譲ったりする際も「厄除け」の意味合いからはNGです。

現代では五月人形を飾ること自体がイベント色の強い行事になっているため、引き継ぐのは絶対にダメというわけではありませんが、気になる方は、神社やお寺で「厄払い」してもらうのがよいでしょう。

 

供養かそのまま処分かは気持ちに沿って！

五月人形の処分を考え始められるとき、人形供養に出すべきか処分すべきか悩まれる方も多いです。

どちらがいいとかどちらにすべきということはなく、あなたやご家族のお気持ちが第一です。

どうしてもゴミとして出すことに抵抗があるのなら無理にそうする必要はありません。

後々、後悔しないよう、よく考えて結論を出しましょう。

ただ人形供養と言っても、お寺や神社で供養をお願いするほかに、専任スタッフがいる不用品回収業者や葬儀社などでも、丁寧に供養してもらえます。

さらにご自身でも供養することができます。

もちろん、「供養なんて必要ない」と割り切った考え方でも全然問題ありません。

要はあなたやあなたのご家族の気持ちを大切にすることが一番です。

 

五月人形以外の兜（かぶと）・鯉のぼりの処分方法

五月人形とともにどうしようかと悩むのが、兜や鯉のぼりです。

兜も、五月人形とともに、男の子の成長を願って贈られたり買ったりしたものですから、思い入れもひとしおです。

五月人形同様、飾る機会が減ったりした場合は、処分を考えてもいいでしょう。

ただ兜の場合は、金属部分が多いので、自治体の不燃ゴミに出す場合は分別する必要があります。

捨てる、処分するということに気が引けるのであれば、五月人形と一緒に専任スタッフがいる不用品回収業者や葬儀社、あるいはお寺や神社で供養という方法を選択してもいいでしょう。

もしご自身でする場合は、白い紙に塩でお浄めをして、丁寧に包んで処分するといいでしょう。

気にしないという方は、不燃ゴミや粗大ゴミに出すか、供養なしで不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

 

鯉のぼりについても兜と同様、気になる方はお清めの塩などで供養して一般ゴミとして捨てても問題ありません。

ただし、一般ゴミとして捨てる場合は分別ルールを守りましょう。

大型の鯉のぼりは、長いポールが5m以上であることも。

自治体の粗大ゴミの受付は、180cm未満、200cm未満などと決められているため、処分できない自治体もあります。

自治体で処分できない鯉のぼりは、ポールも含めて処分できる不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

 

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五月人形の処分に不用品回収業者がおすすめの理由

自治体のゴミとしても五月人形の処分は可能です。

しかし、供養をしっかりして感謝の気持ちを伝えたうえで処分したい方には不用品回収業者がおすすめ。

その理由を説明します。

 

五月人形の供養もできるサービスがある

不用品回収業者には「遺品整理」「生前整理」といったサービスを行う業者があります。

五月人形の処分は、遺品整理とは関連はありませんが、遺品整理サービスの中で「お焚き上げ」などの供養を行ってくれます。

五月人形は厄除けとしての意味合いがあるものですから、できれば供養して処分したいもの。

遺品整理士が在籍する不用品回収業者を選べば、五月人形の回収後に供養をしっかりとしてもらえます。

 

五月人形以外の不用品処分も一緒にできる

五月人形以外の不用品もまとめて一緒に処分できるのも不用品回収業者を利用する利点です。

端午の節句用の兜や鯉のぼりなどの処分はもちろん、家具や家電などの自宅からでた不用品も一緒に処分できます。

また、五月人形を飾っていたガラスケースは、自治体では分別しないと出せませんが、不用品回収業者なら一度でまとめて処分できるので効率的です。

不用品回収業者を利用する際には、パックプランを利用するのがおすすめ。

パックプランには諸経費がコミコミで、大量の不用品回収がお得です。

 

運び出しも全部お任せできる

五月人形を自治体で処分する際には、サイズにも注意が必要です。

五月人形のサイズもさまざまあり、大きめのものだと高さ80cmほどにもおよびます。

自治体では粗大ゴミで出すことになりますが、自分で指定された場所まで運び出しておくことが原則です。

その点不用品回収業者なら、大型の五月人形でも部屋から運び出して回収してくれます。

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五月人形の処分のタイミングは？

五月人形を飾らなくなって、ずっとクローゼットや押し入れに仕舞いこんでいるご家庭も多いと思います。

孫のために残しているという方もおられるかもしれませんが、田舎の大きなお家ならいざ知らず、日本の狭い住宅事情を考えると、現実的ではありません。

思い切って処分できる絶好のタイミングをまとめました。

 

飾らなくなったとき

五月人形は初節句で初めて飾り、その後子どもが小さい間は、毎年飾って子どもと一緒に写真を撮ったりして楽しみました。

ところが子どもも小学校の高学年になると、いろいろなことが忙しくなり、五月人形に見向きもしなくなるということが多いです。

一年飾らないと、次の年もその次の年もと飾らなくなります。

飾らなくなって2～3年経って、もう飾ることがないと分かった時点で処分を考えてもいいでしょう。

五月人形は飾ってこそ意味があるものです。

日の目を見ないまま何年も仕舞いこんでいるのなら、一度家族と話し合ってみませんか？子どもたちは、意外に「あっさり」しているものです。

 

ライフスタイルの変化があったとき

子どもが中学校に進学した、部活や塾が忙しくなったなど、子ども自身の生活が大きく変化した時が五月人形を処分する絶好のタイミングです。

あるいは大学進学のため家を出た、結婚したなどというのも捨て時かもしれません。

五月人形と一緒に撮った小さな男の子が、ここまで成長したことに感謝して「ありがとう」という気持ちとともに処分してもいいでしょう。

親にとっても子育てが一段落した、一時代が終わった、子離れするときと、割り切ることも大切です。

 

引越しのとき

子ども自身が進学や就職、結婚などで家を離れるときを機会ととらえて五月人形を処分するのもいいでしょう。

さらに、一家が新居に引っ越す、転勤などで引っ越すなどの場合、かさ張る五月人形を新しい住まいに持って行くかどうかはよく考えるべきです。

もちろん新居でも飾る予定があるのなら、問題なく持って行けばいいです。

しかし飾る予定もないのなら、引越しを機会に処分されるとスッキリします。

 

五月人形の処分なら「粗大ゴミ回収本舗」におまかせ！

今まで子供の成長を見守ってくれた五月人形の処分は、一般的なゴミを処分するようには処分したくないと考える方が多いです。

日本人らしい細やかな心遣いです。

そんな気持ちのあなたにおすすめなのは、五月人形をていねいに扱って処分してくれる「粗大ゴミ回収本舗」がおすすめです。

「粗大ゴミ回収本舗」には、遺品整理士が在籍しています。

そのため、遺品整理士による真心を込めた丁寧な供養と処分で大切な五月人形をお見送りすることができます。

五月人形単品での回収も可能ですが、お得なパックプランなどのパック料金が、9,800円とお得です。

すべて込みでこの料金なら、他の不用品も一緒に片付けてしまいましょう！

不用品回収業者なら五月人形とともに、兜も鯉のぼりも他の不用品も一緒に処分できます。

五月人形の処分や供養をお考えなら「粗大ゴミ回収本舗」におまかせ！

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