日本刀や模造刀の処分方法や処分費用、注意点をまとめました。

日常生活で、本物の日本刀に接したり、日本刀を処分するという機会は滅多にありません。

だから、遺品整理などで、日本刀が見つかった時など、わからないことばかりです。

この記事を読めば、日本刀だけでなく、模造刀の処分方法もわかるようになっています。

日本刀は、美術品としての価値があっても、人の命を奪う凶器にもなるものです。

処分には細心の注意が必要です。

【重要】日本刀を処分する前に確認すべきこと！

今まであった日本刀ならいざ知らず、いきなり、日本刀が目の前に表れたら、誰もが動転してしまいます。

とはいえ、日本刀を処分するなら、押さえなければならない2つの重要なポイントがあります。

きちんと読み込んでいただき、適正に対処しましょう。

 

銃砲刀剣類登録証の有無

日本では、銃砲や刀剣類は原則として所持することができません。

しかし、美術品もしくは骨とう品として価値のある火縄銃などの古式銃砲、または美術品として価値のある刀剣類は、登録審査を経て「銃砲刀剣類登録証」の交付を受けると、所持することができます。

刀剣を所持するには必ず必要な書類で、この登録証があれば、刀剣を所持することができます。

銃砲刀剣登録証があって、日本刀を持ち続ける意思がある場合は、名義を書き換えなければなりません。

もし、銃砲刀剣登録証が見つからない場合は、まず、警察に届け出ましょう。

 

処分する日本刀は本物か？模造刀か？

日本刀は鉄と鋼を素材とし、刀鍛冶が鍛錬と焼き入れを行ない、研師が切れる状態に仕上げたものです。

それに対して模造刀は、亜鉛、アルミニウム、銅などの非鉄金属を素材とし、グラインダーを使って特殊研磨した刀身に、メッキを施したものです。

刃文は人工的に施されているだけで、刃が付いていないので、切ることはできません。

本物か模造刀かについては、磁石がくっつくかどうかで、簡易に見分けることができます。

模造刀の場合は、自治体の粗大ゴミとして出すことができる場合が多いです。

ただ、見た目が本物と変わらないので、まずは粗大ゴミ受付センターなどに問い合わせてみましょう。

「直接、清掃センターへ」と指示されることが多いです。

不用品回収業者なら、そのまま回収依頼できます。

 

日本刀の処分方法

日本刀が本物であることがわかった場合の処分方法をまとめました。

手元に残さず、処分する場合は、処分先をきちんと見極め、適正に処分することが大切です。

適切な方法で処分しないと、法律に違反するのでご注意ください。

 

不用品回収業者に依頼する

日本刀は、遺品整理や蔵の整理、実家の片付けなどで見つかることが多いです。

銃砲刀剣登録証がある場合、不用品回収業者に依頼する方法は、簡便です。

不用品回収業者なら、電話一本で即日回収も可能です。

他の不用品と一緒に日本刀も処分できます。

ただし、信頼のおける不用品回収業者に依頼することが大切です。

信頼のおける不用品回収業者は、公式サイトを見ればわかります。

固定電話や会社住所が明記されていて、料金体系もはっきりしていることが重要です。

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買取業者に買取依頼する

日本刀をはじめ、骨董品全般を扱う業者なら、日本刀を正確に目利きするスタッフもいるので、日本刀の価値を正確に見極めてもらえます。

もし、価値がある日本刀の場合は、想像以上の買取価格がつく場合もあります。

逆に、骨董的価値、美術的価値がないと判断された場合は、買取不可となります。

買取不可となった場合は、不用品回収業者に回収依頼するか、警察に引き取ってもらうかの方法を選ぶといいでしょう。

 

警察に届け出・引き取ってもらう

銃砲刀剣登録証があって、持ち続ける意思がない場合、警察に届け出て、引き取ってもらう方法もあります。

警察署では、生活安全課が対応部署です。

事前に連絡して、「処分したい」と伝えましょう。

警察署に持って行くことも、自宅に取りに来てもらうこともできますが、持って行くことはおすすめできません。

なぜなら、日本刀は刃物で危険です。

銃砲刀剣登録証が自宅にある場合でも、持たずに日本刀を持ち運ぶのは法律違反になります。

途中のいろいろなことを考えると、自宅に取りに来てもらうのが安全で安心です。

出張費はかかりません。

日本刀は、たとえ銃砲刀剣登録証を携帯していても、正当な理由がないなら、日本刀とわかる形で持ち出すことはNGです。

また、銃砲刀剣登録証が見つからない、紛失した場合には、まず警察署に届け出て、銃砲刀剣登録証の再交付が必要です。

銃砲刀剣登録証が再交付された後は、いずれかの処分方法で処分することができます。

 

美術館等に寄贈する

美術館や博物館に日本刀を寄贈することもできます。

現在、銃砲刀剣類登録証の有無にかかわらず、文化的・美術的価値から、一般公開することを前提に、日本刀の寄贈を受け入れている美術館や博物館などもあります。

文化的・美術的価値を尊重している施設では、銃砲刀剣類登録証がなくても受け入れる場合がありますので、各施設に問い合わせてみるといいでしょう。

日本刀を博物館や美術館に寄贈する方法としては、各施設の公式サイト等を確認し、日本刀を寄贈したい旨を伝えましょう。

美術館や博物館が寄付を受け入れる場合、担当者の指示の通りに行うことで、各施設への寄贈が可能になります。

必ずしも、すべての美術館や博物館が、日本刀の寄贈を受け入れているわけではないことも理解しておきましょう。

 

日本刀処分の費用相場

買取業者に買い取ってもらう場合、骨董的価値、美術的価値があれば、10,000～50,000円ぐらいで買い取ってもらえます。

また、名のある日本刀の場合は、想像以上の値段がつく場合もあります。

処分方法別の費用相場を表にまとめましたので、処分方法を選ぶ際の参考になさってください。

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日本刀を処分するときの注意点

日本刀の特殊性を考え、処分する場合は特別な注意が必要です。

注意を怠ると、人を傷つけて取り返しのつかないことになったり、ご自身が法律違反で逮捕されることさえあります。

ご注意ください。

 

自治体の粗大ゴミとしては出せない！

日本刀は、危険物として、自治体の一般ゴミや粗大ゴミとしては出せません。

なぜなら、日本刀を自治体の一般ゴミや粗大ゴミとして出した場合、ゴミ収集員が回収時にケガをするリスクがある上、収集前に第三者に持ち去られて犯罪に利用される危険性があります。

日本刀を安易に廃棄してしまうと、銃刀法に違反し、罰則を受ける場合もありますから要注意です。

 

模造刀の処分は自治体でもOK

見つかった日本刀が本物ではなく、模造刀だった場合は、処分の選択肢は増えます。

模造刀の場合、自治体の粗大ゴミとして出すこともできますが、刀の形のまま出すと、危険であったリ、誤解を招いたりしますので、事前に粗大ゴミ回収センターなどに相談するといいでしょう。

場合によっては、直接、持ち込んでほしいと言われる場合もあります。

いずれにせよ、お住いの自治体のルール、指示に従いましょう。

また、模造刀の場合も不用品回収業者に依頼することもできます。

不用品回収業者なら、電話一本で即日回収も可能なので、とても便利です。

模造刀の場合は、フリマアプリ・ネットオークションに出品して、売却することも可能です。

ただ、フリマアプリ・ネットオークションに出品するのは、意外に手間がかかります。

必ずしも売れるわけではないので、出品する前に、どのような模造刀が、どれぐらいの値段で落札されているかをリサーチすることをおすすめします。

 

まず本物か模造刀かを判別する

今までご説明してきたように、日本刀が本物か模造刀かによって、処分方法がずいぶん異なります。

日本刀か模造刀かを見極める簡便な方法は、磁石がつくかどうかです。

日本刀の原料である玉鋼は砂鉄から作られるので、日本刀に磁石を近づければくっつきます。

一方、模造刀は非鉄金属でできているので、磁石を近づけても引っ付きません。

日本刀が本物か模造刀かがはっきりすれば、その後の対処の方向性が定まります。

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銃砲刀剣類登録証がない時は警察に連絡する

日本刀が見つかったけれど、銃砲刀剣登録証が見つからない場合は、まず警察に「日本刀が見つかった」と届け出しましょう。

「発見届」を発行してもらえます。

この発見届が発行された後、各都道府県の教育委員会にて美術品として認定されるかどうかの審査があり、その審査が下りると銃砲刀剣登録証が発行されます。

銃砲刀剣登録証が発行されれば、いずれの処分方法でも処分できます。

銃砲刀剣登録証発行のための費用は、新規登録が1本6,300円、登録証を紛失してしまった再交付の場合は1本3,500円がかかります。

 

日本刀の処分なら粗大ゴミ回収本舗におまかせ！

日本刀を処分する方法をご紹介しました。銃砲刀剣登録証がある場合、処分の選択肢がいくつかありましたが、なかでもおすすめは不用品回収業者に依頼する方法です。

ただ、日本刀という危険なものを処分するのですから、信頼のおける不用品回収業者に依頼しなければなりません。

不用品回収業者の中でも、特におすすめは、「粗大ゴミ回収本舗」です。

粗大ゴミ回収本舗は適正な手続きの上、地域に貢献できる企業として、お客様に安全に、満足していただけることを第一に営業していますから、安心して日本刀処分を依頼できます。

また、日本刀の処分に合わせて、他の不用品を処分するなら、費用を抑えることができます。諸費用込みのお得なパックプランがおすすめです。

ご相談・お見積りは完全無料ですから、お気軽にお問い合わせください。

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