この記事では実家の片付け代行業者にかかる費用を解説しています。

片付け代行とは、ゴミの細かい分別や不用品回収、業者によっては簡単な掃除をまとめて頼めるサービスのことです。

面倒な作業を丸投げできるメリットがあるため、近年実家の片付けで利用する人が増えています。

そこで本記事では、簡単な片付けから一軒家まるごとの片付けまで、状況別に費用相場をご紹介。

費用を安くする方法や、業者の選び方もカバーしています。

 

実家の片付け代行業者の費用相場

費用の幅は数万円～100万円です。

実家の広さやサービス内容で変動するので、ここでは状況別に費用相場を解説しています。

 

片付け代行の費用相場

以下の表は、片付け代行の費用相場を間取り別にまとめたものです。

実家が一軒家の場合は、一番下の20万円～が目安になります。（関東における一軒家の平均面積は約80平米）

片付け代行は「ゴミの細かい分別＋ゴミの回収＋部屋の整理整頓＋簡単な掃除」と多くのサービスを含むので、その分費用もかかります。

ただ、100万円まで行くのはかなり稀なケースです。ニュースで見るようなゴミ屋敷でないと100万円もかかりません。

例えば総務省の調査によると、遺品整理では10万円から40万円の取引が最も多いとのことです。

遺品整理と片付け代行はかなり近いサービスなので、目安にはなるでしょう。

 

不用品回収の費用相場

次に、通常の不用品回収の相場表もご覧下さい。

不用品回収では、パックプランと呼ばれる不用品の回収量に合わせた料金形態が一般的です。

不用品回収のサービス内容は「ゴミの簡単な分別＋ゴミの回収」だけなので、片付け代行よりも割安な料金になっています。

 

ハウスクリーニングの費用相場

ハウスクリーニングとは、専用の機材や洗剤を使った本格的な掃除のことで、普通はオプションサービスに該当します。

以下の表は、東京都内のハウスクリーニングの費用相場です。

実家がゴミ屋敷の状態だと消臭、除菌、害虫駆除が必要になることもあり、それぞれ数万円～の料金が別途かかります。

 

実家の片付けを業者に頼むべきかの判断基準

ここでは片付け代行業者に頼むべきかの判断基準を3パターンに分けて解説しています。

 

実家の状態で判断する場合

まずは実家が物屋敷かゴミ屋敷かで判断します。

普通の実家は物屋敷に該当するはずです。

物屋敷には粗大ゴミが多数あります。

重くて運べない、収集日が少ない等で困ったら、片付け代行業者に依頼するべきです。

ただ、実家がゴミ屋敷でも、間取りが3DK以上の時は自分で片付けられません。

3DK（約50平米）のゴミ屋敷からは45Lで100～200個のゴミ袋が出るため、分別に膨大な時間がかかります。

この場合もゴミを細かく分別してくれる片付け代行者に頼むべきでしょう。

 

家族の状況で判断する場合

次のような場合も自力で片付けるのが難しいケースです。

• 実家が遠くにある
• 家族が全員忙しい
• 一人っ子で頼れる兄弟姉妹がいない
• 親が要介護者である

一人っ子で実家が地方でも片付けられなくはないですが、それには数ヶ月単位の時間を要します。

ですが、実家の片付け代行業者に依頼したら作業日数は1日です。

長くても3日とかかりません。

 

自治体のサービスで判断する場合

「時間はあるので自分で片付けよう」と思っても、

• 集積所に多くのゴミを出せない
• ゴミの収集日が少ない
• 粗大ゴミが重くて運べない

といった困りごとで片付けが中断することがあります。

そんな時はお住まいの自治体で次のサービスを利用できるか、調べてみて下さい。

粗大ゴミの持ち出し収集ですが、対象は「高齢者や要介護者”のみ”で構成される世帯」とする自治体が一般的です。

上記サービスを調べて、それでも片付けられないと判断したら、片付け代行業者に頼みましょう。

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実家の片付け代行業者の費用を安くする方法

実家の片付け代行費用は高くなりがちですが、ここではそんな費用を少しでも安くする方法を解説しています。

 

事前に処分・分別しておく

自分で処分できる物は処分して、大きくて重たいゴミを業者に任せる。

ゴミをあらかじめ分別しておいて、ゴミ袋を業者に引き取ってもらう。

つまり、片付け代行ではなく不用品回収を頼むやり方になります。

1. 自分で分別・処分する
2. 業者の作業時間が減る
3. 業者の人件費が減る

という図式です。

ただ、分別については「依頼者が分別しても、後で分別し直すので費用は変わらない」とする業者もあるのでご注意下さい。

事前分別で片付け費用が安くなるかどうか、気になる人は業者に聞いてみましょう。

 

相見積もりを取る

相見積もりとは数社に見積もりを依頼し、価格競争を起こさせると共に、業者の特徴を比較する行為のことを言います。

• 一番安い業者が分かる
• 値引き交渉できる場合がある

というメリットがあるので、最低3社から相見積もりを取ると良いでしょう。

粗大ゴミ回収本舗では、他社様のお見積り書をご提示頂ければ、可能な限りさらに安い金額を提案させて頂きます。

 

不用品買取を頼む

実家には売れるものが多く眠っています。それらの買取代金で、片付け費用を相殺することが可能です。

買取対象となるのは主に家具や家電ですが、中には玩具や土産物を買い取る業者も存在します。

実家に売れるものが多い時は、買取品目の種類に注目して業者を選ぶのも良いでしょう。

 

繁忙期を避ける

片付け代行業者の繁忙期は大掃除が行われる年末と、引っ越しシーズンである3月～4月上旬です。

この時期になると片付け費用を値上げする業者も存在し、安い時期と比べて最大10万円以上の差が出ることがあります。

実家の片付けを急いでいないのなら、繁忙期を避けて業者に依頼してみて下さい。

 

階段料金が2階まで無料の業者を選ぶ

階段料金とは、2階以上でエレベーターなしの運搬時に発生する追加料金のことです。

（相場は1階あたり1,000円～2,000円）

粗大ゴミ回収本舗など、「階段料金は2階まで無料」とする業者も一部存在します。

一軒家の片付けでは重要なポイントなので、次に解説する業者の選び方と合わせて参考にして下さい。

 

実家の片付けに適した業者の選び方

ここでは実家の片付け代行業者の選び方のうち、特に重要な項目を解説しています。

 

ネットの口コミ評価が高い

片付け代行業者の口コミが多く見つかる場所は次の3つです。

• Googleの口コミ
• X（旧twitter）
• 比較サイト（くらしのマーケット、ミツモアなど）

信頼できる口コミの見つけ方は、文章の具体性と説得性に注目することです。

「安くて良い業者」という定型文的な口コミよりも、「事前に分別しておいたら安くなった」

「雑な作業だった」という曖昧な口コミよりも、「養生がなかったので床と壁に傷がついた」

具体性に注目して良い評価が多いと思ったら、その業者を候補に加えます。

 

サービスが充実している

片付け代行業者によっては、次のようなサービスを行っています。

実家の状態に合わせて、必要なサービスがある業者を選びましょう。

実家がゴミ屋敷ならハウスクリーニングがあると助かりますし、空き家なら立会不要で頼めると帰省する必要がないので楽です。

 

無料で訪問見積もりを頼める

最近ではネット見積もりが当たり前ですが、これには次のようなデメリットがあります。

• ゴミの量や間取りを正確に把握できない
• 出入り口の幅やトラックの駐車位置など、細かい情報が分からない

こうした情報が不明なままだと、作業当日に追加料金が発生する可能性があります。

訪問見積もりにうんざりする人もいるかと思いますが、トラブル防止のためにもできるだけ実家に来てもらいましょう。

粗大ゴミ回収本舗なら、出張費（交通費）なしで訪問見積もりに伺うことが可能です。

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