結婚や就職などで部屋を出る際に発生する不用品の処分。
回収業者に電話して一つ一つ見積もってもらってもよいのですが、苦労した割には処分費用が積み重なって思った以上に多額になってしまうことがあります。
そんな時に便利なのが「トラック積み放題プラン」です。ここではそんな「トラック積み放題プラン」のメリット・デメリットを解説して、上手な利用法についてご紹介します。
記事の目次
積み放題のサービス、1.5tトラックを選ぶ目安とは
不用品処分で「トラック積み放題プラン」を利用しようとするとき、まず問題になるのが「どのサイズのトラックが良いのか」ということです。トラックのサイズ選びには一応の目安がありますのでまとめてみました。
軽トラック・・・押し入れや廃棄家電など
1.5t・・・・・1DKの部屋の大掃除
2t・・・・・・2DKのお部屋の大掃除
4t・・・・・・3DK以上のお部屋の大掃除
ご覧のように、1.5tトラックは1DKの一人暮らしのお部屋にお住いの人が引き払うときに出る不用品をすべて搭載することを想定しています。
1.5tトラックは総重量が3.5t未満のモデルなら普通自動車免許で運転できる上、搭載量も多く車体がコンパクトで普通自動車の駐車エリアに駐車できるとあって、土木建築現場などで大人気となっているトラックです。
積み放題プランはこんなメリットがある
1.5t積み放題プランは、次のようなメリットがあります。
- 定額(34,800円)の範囲内でいくらでも積める。
- 結婚するときなどの不用品処分に役立つ(“洗濯機は2台いらないから”など)
- 搬出や処分はすべて業者にお任せできる。
- リサイクルできるものに関しては買取の対象になる。
特に処分品の中に買取できるものがあれば、積み放題の料金と相殺することができるため非常におすすめなのです。
また、掃除しながら荷物を運び出して、あとからあとから出てくるものをどんどん積み込んでも値段は変わりませんから、引っ越し時などに最適のサービスです。
仮に、これら1.5tトラックに積めるだけの不用品を積み放題サービスに依頼することなくすべて一つ一つ見積もって、一つ一つ粗大ゴミとして処分していたらどれくらいの時間と費用をかけることになるのか、考えてみてください。
積み放題プランがいかに便利なサービスなのかお分かりになるかと思います。
積み放題サービスのデメリットとは
メリットだけではなく、デメリットと考えられる面もあります。
- 意外と荷物の量が少なくて軽トラで積める量だったとしても1.5t分の料金がかかる。
- 意外とたくさんの量が積めると思っても、足りない場合もある。
このように、1.5tと聞かされても、素人ではいったいどれくらい積めるのか「積んでみないとわからない」というところが、デメリットといえるでしょう。
ではそのデメリットを解消すべく、どれくらい荷物が積めるのかを検証してみましょう。
1.5tトラックにはこれだけ積める
1.5tトラックはいったいどれくらいの不用品を搭載出きるのでしょうか。素人には想像ができませんが、ここはちょっとチャレンジしてデータで見てみることにしましょう。
1.5tトラックの荷台内の寸法は次のとおりです。(いすゞエルフの場合)
- 長さ:3,120mm
- 幅:1,620mm
- 高さ:380mm
上記の「高さ」については、荷台の柵の高さになります。道路運送車両法で決められている最大の高さは地上から3.8mでこれ以上は荷物を積み上げられません。この状態で搭載量が1.5tを超えないように積めばよいということになります。
荷物を積み上げることのできる空間の体積を計算しますとだいたい16立方メートルほどとなります。
というふうに数字を見ても、ピンとこないかもしれません。しかし、身の回りのいろんな大物家具の三辺サイズを測ってみればわかると思います。タンスでも3mを超える高さのものなどありませんし、冷蔵庫もよほど大型の業務用でもない限り、幅は1m以内、高さも1.8m程度です。
このサイズであれば、普通のタンスや、冷蔵庫、ダイニングテーブル、こたつ、洗濯機を一緒に積むことができてなおかつ少し余裕があるサイズなのです。
一人暮らしの1DKの部屋にある荷物であれば、ほぼすべてを積み込むことができるサイズであることはこれでお分かりかと思います。
回収できないものもある
こうした便利で何でも処分できるイメージの「トラック積み放題プラン」ですが、危険防止のためには、積み込めないものもあります。
生ゴミ・液体・灯油・ガソリン・スプレー缶・ガスボンベ・危険物・塗料・エンジンオイル・医療機器・医療廃棄物・土・ブロック・生木・砂
こうしたものは積み放題プランでは処分できませんので別途処分となります。
この他、長すぎて荷台の縦・横・地上高3.8mというサイズに収まらないものが、もしあったとすれば原則として積み込むことができません。
しかし、はみ出すものであっても許可を受ければ積み込める場合もあります。
荷台からはみ出す場合はどうすればよいか
最大積載量1.5tトラックの荷台の規程サイズからはみ出す場合はどうしたらよいのでしょうか。
実は、トラックの荷台から荷物がはみ出すことのできる限界については、「道路交通法57条」に規定があるのです。次の通りです。
- 幅・・・自動車の幅内
- 長さ・・・全長の10%以内
- 高さ・・・3.8mから積載する高さを滅したもの
このように前後の長さについては、荷台の長さの10%以内であればはみ出してもよいことになっています。1.5tのトラック前後長さであればだいたい3mくらいですので30cm程度ならばはみ出してもよいとされているのです。
この制限を超えてはみ出した状態で積み込む場合でも絶対にダメだというわけではありません。事前にはみでる荷物を積み込むことがはっきりしている場合は、交番や警察に届け出れば一定の長さまでは許可してくれることがあります。
荷台からはみ出すような、長いアマチュア無線のアンテナなどの荷物がある場合は事前に相談して打合せが必要です。
1.5t積み放題プランを頼むとき注意すべき点
積み込みの人員は確保できているか
1.5t積み放題プランを頼むときに注意すべき点の一つは、不用品を荷物に積み込むための人員は何人必要なのかという点です。
時間がないので、短い時間で済ませたい、あるいは4人いないと運び出せない荷物があるなどの事情が特別にある場合は複数人数来てもらったほうが助かります。またその場合は料金がどうなるのかも確認する必要があります。
自分も手伝わなければならないといったケースも出てきますので事前の打ち合わせが必要なところです。
特別な処分料金がかかるケースではないか
マンションの高層階からピアノを運び出すなどの大掛かりなケース、あるいは法律でリサイクルや特殊な処理が義務付けられた物などは、特殊な回収料金がかかる場合があります。このような場合は定額プランの料金を超える場合がありますから疑問に思ったら事前に相談することをおすすめします。
まとめ
積み放題プランは、一つ一つ処分していくよりお得であることがお分かりになったと思います。処分料の節約もそうなのですが、なんといっても分別を気にすることなくトラックの荷台の許す限りどんどん積むことができ、「時間の節約」ができるという点が素晴らしい点です。
引っ越す人は荷物運び以外にも各種の手続きや、あいさつなど、やることはいっぱい。こうした中、「粗大ゴミ回収本舗」の「1.5tトラック積み放題プラン」を利用して、引っ越し荷物の運び出しと不用品の処分にかかる時間を出来るだけ節約して、有益に時間を使いたいものです。
粗大ゴミ回収本舗へお任せください。
粗大ゴミ回収本舗ではお客様のご要望に合わせた最適なプランでご利用が可能です。
お電話での簡単見積りも可能ですので、まずはお気軽にご連絡ください。