洗濯機はテレビや冷蔵庫などと同じく、家電リサイクル法の対象品目であるため、自治体に粗大ゴミとして処分してもらうことはできません。
所有者は、使用済みの家電を適切にリサイクルする義務があります。

本記事では、洗濯機の主な処分方法と、処分にかかる料金を詳しく紹介しています。

 

洗濯機の処分方法と処分費用7選

まずは以下をご覧ください。本記事で紹介する処分方法と、料金の大まかな目安になります。

処分方法 料金の目安
洗濯機を買った店に引き渡す 1,650円~8,000円
廃棄物収集業者に依頼 5,000円~8,000円
指定取引場所に持ち込む 2,700円~3,500円
不用品回収業者に依頼 4,980円~
※粗大ゴミ回収本舗の場合
ショップに買取に出す 2,750円
※ヤマダ電機の出張買取料金
フリマサイトに出品 売上代金の10%+8,600円
※メルカリの「梱包・発送たのメル便」利用時
引越し会社に処分を依頼 要見積り

 

1:洗濯機を購入したお店に引き取ってもらう

洗濯機を購入したお店が分かる場合や、買い替えの予定がある場合、購入先である販売店には古い洗濯機を引き取る義務があります。

具体的な流れとしては、以下の通りになります。

  1. 洗濯機の製造メーカーを確認して、リサイクル料金を調べる
    ※料金の確認はこちらから
    (https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html)
  2. 保証書や納品書から、洗濯機を購入した販売店を調べる
  3. 販売店に連絡し、洗濯機を取りに来てもらう(または自分でお店に持ち込む)
  4. 家電リサイクル券に必要事項を記入する(訪問時または店頭で記入)
  5. 料金を支払い、家電リサイクル券の控えをもらう

 

中古品として購入した洗濯機事業所から排出される洗濯機(家庭用)も、同様に販売店で処分することができます。
また、Amazonや楽天市場などにある洗濯機も、設置と回収を一緒に頼めることがあります。
商品やECサイト内の店舗ごとにオプションの有無があるので、事前に確認しておきましょう。

 

以下は、大手家電量販店のリサイクル料金と収集運搬料の一覧になります。
収集運搬料金とは、販売店が家電を指定取引場所指定取引場所とは?を参照)に運ぶために必要な料金のことです。
自分で販売店に家電を持ち込んだとしても、収集運搬料金は発生します。

ショップ名 リサイクル料+収集運搬料(税込み)
ヤマダ電機 \2,530~\3,300+\1,650+\2,750(訪問回収費)
※リサイクル料は製造メーカーで変動
ビックカメラ 買い替え:\2,530~\2,805+\1,650
引取のみ:\2,530~\2,805+\5,000
ケーズデンキ 買い替え:\2,530~+\1,650
引取のみ:\2,530~+\1,650+\3,300(出張費)
エディオン 買い替え:\2,530+\1,650~\2,750
引取のみ:\2,530+\2,750~\3,850
店頭持込:\2,530+\1,100~\2,200
ヨドバシカメラ \2,530~\3,300+\550または\2,750
※注文商品と同じ品目、同数で、お届けと同日・同じ場所からの引き取りに限り\550
Amazon 買い替え:\1650~
引取のみ:\2,530 + \2,750
楽天市場 \2,300~+\2,000~(税別)
※メーカーやショップ、その他条件によって変動


最後に
ここをチェック!

  • 引き取りのみだと、処分費用が高額になる
  • 収集運搬料金を節約したいなら、指定取引場所に直接持ち込むか、不用品回収業者不用品回収業者とは?)がオススメ
  • 粗大ゴミ回収本舗の洗濯機の処分費用は4,980円~と、非常にリーズナブル

 

 

2:一般廃棄物収集運搬業許可業者に依頼する

そもそも「一般廃棄物収集運搬業許可業者」って?

産業廃棄物を除く「一般廃棄物」の収集許可を受けている業者のことです。
当該資格を持つ業者は家電の収集運搬と、家電リサイクル券の取扱いが可能となります。
地域の清掃・運送・廃棄物処理会社などが許可証を保持していることが多く、自治体は家電の運搬が困難な際に、許可業者の利用を推奨しています。

 

購入したお店が分からず、買い替えの予定もない場合、自治体に相談すると、指定取引場所に自分で運ぶよう言われるか、こうした許可業者を紹介されることがあります。

料金は家電販売店等に頼む時と同じく、リサイクル料金と収集運搬料金が必要になります。
以下は、東京都の申込み窓口である家電リサイクル受付センターを利用した場合の料金の目安です(いずれも税込)。

リサイクル料金 収集運搬料金 休日料金
2,530円~3,300円
※製造メーカーで変動
2,600円~4,000円
※収集業者で変動。上記は大田区における一例
550円

 

東京都の家電リサイクル受付センターを利用した際の作業の流れをご紹介します。
東京都のような申込み窓口がない場合は、お住まいの地域の収集業者を自分で調べて、直接申し込む必要があります。

  1. 対象品目とメーカー名を確認する
  2. 受付センターで事前申込みを行う
  3. 担当の収集会社と料金と日時の確認をする
  4. 収集日当日に洗濯機を引き渡す
  5. 料金を現金で支払い、家電リサイクル券の控えを受け取る

 

なお、事業所から排出される家庭用洗濯機産業廃棄物扱いとなり、産業廃棄物処分許可業者に処分を委託します。
産業廃棄物の処分に関する問い合わせは市区町村ではなく、都道府県が窓口となります。

 

最後にここをチェック!

  • 自宅まで収集に来てくれる分、料金は若干高め
  • 洗濯機の取り外しや、屋外への搬出は手伝ってくれないので大変(※東京都の場合)
  • 不用品回収業者なら、家の中から洗濯機を運んでくれる

 

 

3:指定取引場所に自分で持ち込む

そもそも「指定取引場所」って?

指定取引場所とは、販売店や収集運搬会社が引き取った家電が運搬される場所のことです。
メーカーは自社製品を引き取るための拠点を全国各地に設けており、地域の使用済み家電が運び込まれます。
販売店や収集業者に家電を引き取ってもらう際、リサイクル料金と同時に収集運搬料金が発生するのはこのためです。

つまりこの方法は、指定取引場所に直接持ち込むことで収集運搬料金を節約しよう、というやり方です。
この場合、支払いは郵便局で行い、必要なのはリサイクル料金と振込手数料だけとなります。

 

リサイクル料金 振込手数料(1件につき)
2,530円~3,300円
※製造メーカーによって変動
窓口振込:203円
ATM振込:152円

 

具体的な作業の流れは以下になります。

  1. 郵便局の貯金窓口で、家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)を受け取る
  2. 必要事項を記入し、窓口やATMからリサイクル料金を支払う
  3. 振替払込受付証明書(家電リサイクル券に付属)に、窓口で日附印を押印してもらう
    ※ATM振込の場合は「ご利用明細票の写し」を受け取る
  4. 付近にある指定取引場所を探す
    ※場所の検索はこちらから
    (https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/)
  5. 指定引取場所に、洗濯機・家電リサイクル券・振替払込受付証明書(またはご利用明細票の写し)を持ち込む
  6. 家電リサイクル券の控えを受け取る

 

最後にここをチェック!

  • 一部の簡易郵便局には家電リサイクル券を置いていないので、前もって郵便局に確認しておこう
  • 指定取引場所が無い市町村は多い。遠方まで車を走らせないといけないことも
  • 運搬の手伝いは一切ないので、お年寄りや女性は大変
  • 不用品回収業者なら運搬から回収まで全部任せられる

 

4:不用品回収業者に依頼する

そもそも「不用品回収業者」って?

不用品回収業者とは、家庭や事業所から出る不用品を回収する民間業者のことです。
粗大ゴミや事業ゴミを始め、自治体では取扱不可能な家電四品目やパソコンなども引き取ることができます。
地域に特化したサービスを強みとしており、例えば粗大ゴミ回収本舗なら、関東エリア内において最短30分でご自宅に伺うことができます。

 

最大の特徴は、サービスの幅広さです。
一般廃棄物収集業者は自宅前にある洗濯機を回収するだけですが、粗大ゴミ回収本舗ならば次のような対応が可能です。

シチュエーション 粗大ゴミ回収本舗なら…
洗濯機の購入先が分からない 4,980円~で処分可能
すぐに洗濯機を処分したい 即日対応が可能
重くて屋外まで運べない 追加費用なしで家の中から回収
買取をお願いしたい 高値買取を実施中
洗濯機の他に処分したい物がある 1万4800円~で「トラックのせ放題」を利用可能

 

一般的な不用品回収業者の場合、作業の流れは以下になります。

  1. 電話やメールで見積りを依頼する
  2. クレジットカード等で料金を支払う
  3. 業者が回収に来るのを待つ

他の処分方法と比べて作業工程が格段に少ないため、時間を大幅に節約することができます。

 

最後にここをチェック!

  • 不用品回収業者は便利な反面、業者数が多くて選ぶのが大変
  • 中には高額な支払いを要求する悪徳業者
  • 最も大切なのは見積もりを取ること! 最低3社から見積もりを取ろう
  • 粗大ゴミ回収本舗地上波テレビの出演経験もあるから安心

 

5:家電量販店やリサイクルショップに買取に出す

製造年数が新しく、破損も故障もない場合、洗濯機を買い取りに出してお金に替えることができます。
出張買取を利用すれば、洗濯機をわざわざお店に持っていく必要もありません。

ただし、多くのショップが買取可能な製造年数を「7年以内」としています。
さらに製造1年以内の最新モデルであっても、買取価格が最大で1万円というショップもあります。

 

以下に、主な家電量販店とリサイクルショップの買取サービスについてまとめてみました

ショップ名 製造年数 買取価格 出張買取
ヤマダ電機 7年以内 100円~1万円
※買替時のみ2,750円の訪問料金で可
エディオン(※1) 7年以内 最大1万円
ハードオフ 7年以内 状態や在庫状況で上下
創庫生活館 年代が古いと✕ 要査定
※WEB見積で1万円以上のみ無料出張可
トレジャーファクトリー 7年以内 要査定
※ドラム式・縦型8kg~のみ出張買取可

※1 エディオンは下取りのみで、買取は不可。(新しく洗濯機を買い替えないと引き取ってもらえない)
※2 ビックカメラ、ノジマ、コジマ電気、ケーズデンキなどは洗濯機の買取・下取りを行っていない

 

 

査定に出す前にここをチェック!

  • 製造年数が7年以内
  • 国内外主要メーカーの製品
  • 割れ・ヒビ・動作不良がない
  • 付属品(説明書や糸くずフィルター等)が揃っている
  • 高値で売れるのはドラム式洗濯機。縦型(全自動)洗濯機は買取価格がダウン

 

 

6:フリマサイトやオークションサイトに出品する

買取に出す時と同様に、製造年数が新しく、破損も故障もない場合、これらのサイトに出品することでお金に替えることができます。
手間がかかる作業ですが、その分高値で売れる可能性があります。

 

最大のネックは洗濯機の梱包と搬出ですが、

  • メルカリなら「梱包・発送たのメル便」
  • ヤフオクならヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」

などを利用すれば、集荷依頼をするだけで、集荷・梱包・搬出の全てをプロに任せることができます。

 

この場合必要な料金は、販売手数料(ヤフオクなら落札システム利用料)と、送料になります。

手数料(利用料) 送料
メルカリ 売上金の10% 8,600円(250サイズ)
※梱包・発送たのメル便
ヤフオク 落札額の10%
※Yahoo!プレミアム会員は8.8%
8,085円(Cランク・東京⇔新潟間)
※らくらく家財宅急便

 

「送料が高い」という方には、ジモティーというサービスがあります。
ジモティーとは、株式会社ジモティーによって運営されている、地域別の無料掲示板のことです。
利用者が地元掲示板に商品情報を投稿して、同じ地元住民が購入する、という個人間取引が行われています。

 

ジモティーの主なメリットとしては、

  • 登録料・手数料・掲載料が無料
  • 地元住人に直接渡す場合、送料が不要

などがあり、配送料が高い大物家電や家具が多数取引されています。
ただし手渡しを行う場合は、洗濯機を自分で運ばなければなりません。

 

 

出品する前にここをチェック!

  • まずはここをよく見て、何が売れるのか確認しよう
  • 売れるコツは、写真映りを良くすること
  • フリマサイトではトラブルは非常に多い
    トラブル回避のためにも、商品の不備は必ず記載しよう

 

 

7:引越し会社に回収してもらう

引越し時のみ利用可能という限定的な方法ではありますが、引越し会社も不用品の処分と買取を行っています。

 

主なメリットとしては、

  • 引越し作業のついでに頼めるので手間が掛からない
  • 不用品の買取で引越し代を抑えられる

などが挙げられますが、一方で多くの会社が処分料金を公開していません。
また、書籍や洋服は買い取ってくれるが、洗濯機の買取は不可、という会社もあります。

 

以下の表は、引越し大手3社の洗濯機の処分料金と、洗濯機の買取についてのまとめになります。

会社名 公開されてる料金情報 洗濯機の買取について 備考
サカイ引越センター リサイクル+収集運搬料金 要相談
アーク引越センター 有料 不可 フランチャイズ店では家電四品目の引取不可
日本通運 リサイクル+収集運搬料金 買取自体を行ってない 一部地域では引取不可

 

 

最後にここをチェック!

  • リサイクル料金と収集運搬料金の一般的な額は、5,000円~8,000円ほど
  • 引越し会社の中には処分を不用品回収業者に再委託する所も。その場合は料金が割高
  • 粗大ゴミ回収本舗なら、引越しで出た粗大ゴミの格安処分・高値買取が可能

 

 

ちょっとまって!洗濯機を処分する前にここをチェック!

まずは製造メーカーを確認

洗濯機のリサイクル料金は、製造メーカーによって異なります。
大手メーカーは2,530円、その他メーカーは3,300円がおおよその目安となっています。
こちらのページ(https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html)で、製造メーカーの料金を確認してみましょう。


洗濯機を購入したお店はわかりますか?

購入先が分かってる場合、小売業者にはリサイクル製品を引き取る義務があります。
まずは、洗濯機を購入した家電量販店などに連絡を取ってみましょう。
お店の連絡先は、保証書・納品書などに記載されています。
洗濯機を購入したお店に引き取ってもらう

購入先が不明な場合は、

    1. 指定取引場所に運ぶ
    2. 一般廃棄物収集運搬業許可業者に依頼する
    3. 不用品回収業者に依頼する

の3つの方法があります。


洗濯機の他に処分したいものがある

家具など、複数の不用品をまとめて処分したい場合、家電量販店では対処できません。
この場合は、不用品回収業者やリサイクルショップなどが候補に挙げられます。
中でも不用品回収業者は処分と買取を同時に頼めるため、費用を抑えながら不用品を処分可能です。
不用品回収業者に依頼する


新しい洗濯機かどうか

洗濯機の処分ではなく買取を希望するなら、製造年数は重要です。
多くの家電量販店は買取可能な洗濯機を「製造後7年以内」と定めており、古い洗濯機は買取を断られる場合があります。
家電量販店やリサイクルショップに買取に出す
フリマサイトやオークションサイトに出品する


個人か事業者か

事業所から排出される洗濯機でも、購入先が分かってるなら、販売店等に引き取りを依頼できます。

購入先が不明な場合は

    1. 産業廃棄物収集運搬許可業者に委託する
    2. 指定引取場所に事業者自ら運搬する
    3. 不用品回収業者に依頼する

の3つの方法があります。

 

以上が洗濯機の処分方法と、料金のまとめになります。
家電リサイクル法に則り、適正な処分を行うようにしましょう。

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