不用となったマットレスは基本的には自治体に粗大ゴミとして出せますが、一部自治体では収集を断られる場合があります。

 

簡単そうに見えて実は複雑なマットレス処分ですが、本記事では、

  • マットレスを粗大ゴミに出す方法と料金
  • 粗大ゴミとして出せない場合の処分方法と料金
  • マットレスを買取に出せる場合の条件と、買取価格の相場

などを分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

マットレスを処分する際にまず確認しよう

マットレスを処分する際にまず確認しておきたいのは、スプリング(バネ)の有無です。

マットレスにスプリングが入っていると処分費用が高くなったり、粗大ゴミとして出すことができず、自治体での処分が不可能な場合があるからです。

 

スプリングの種類 特徴
ボンネルコイル 複数のバネを一つにまとめて連結
ポケットコイル 一つ一つのバネが小さな袋に入っている

 

それではここからは具体的な処分方法を見ていきましょう。

 

マットレスの処分方法と料金相場7選

 

以下の表は、本記事で紹介する処分方法と料金の大まかな目安になります。

処分方法 料金の目安
自治体に粗大ゴミとして出す
※スプリング入りは不可能な場合あり
500円~2,000円
買替時に引取サービスを利用 1,000円~6,000円
自治体指定の業者に依頼する 5,000円~10,000円
不用品回収業者に依頼する 5,000円~10,000円
ショップに買取りに出す 出張費・運搬費など
フリマサイトに出品する 売上の10%+送料1万~3万円
引越し会社に回収してもらう 要見積り

※料金は材質、スプリングの有無、サイズなどで変動

 

 

自治体に粗大ゴミとして出す

多くの自治体においてマットレスは粗大ゴミに分類され、おおむね500円~2,000円程度で処分できます。

ただし、冒頭で紹介したようにスプリング入りのマットレスには注意が必要です。

スプリングが入っていることで料金が違ったり(例:横浜市)、処分が不可能な自治体(例:さいたま市・宇都宮市)があるからです。

 

以下は新宿区の粗大ゴミ手数料になります。

マットの種類 料金
通常のベッドマット
(スプリング入り含む)
1,200円
ベビーベッドマット 400円
ウォーターベッドマット
エアーベッドマット
400円
※水・空気を抜く
折りたたみマットレス
(磁気入り含む)
400円

 

なお、ベッドフレームは別料金を支払うことで処分可能です。

フレームの種類 料金
ベビーベッド 800円
シングルベッド 1,200円
ダブルベッド 2,000円
パイプベッド 1,200円

 

上の表はいずれも新宿区の料金ですが、これが横浜市なら

  • スプリング無しは1,000円
  • スプリング入りは2,200円

と料金が変わるので、マットレスの種類については必ず自治体のホームページなどで確かめるようにしましょう。
料金を間違えると(粗大ゴミ処理券を貼り間違えると)、収集車に回収してもらえません。

 

マットレスを粗大ゴミに出すまでの流れは以下になります。

  1. 自治体に電話やネットで予約を入れる
  2. ホームページ等で処分料金を調べる
  3. 料金分の粗大ゴミ処理券を取扱所(コンビニ等)で購入する
  4. 処理券をマットレスに貼る
  5. 収集日の当日に、自宅前などに搬出する

 

自治体に頼む時に注意すべきポイント

  • マットレスは屋外に分で運ぶ必要がある
  • 搬出支援を受けられるのは、高齢者や障害者などごく一部
  • 混雑時は収集まで1ヶ月以上掛かることも

 

買い替え時に購入店舗に引き取ってもらう

家具店で商品を新規購入する際に、古い家具の引取サービスを利用することができます。

この方法なら自治体とは異なり、ベッドやマットレスを自分で運ぶ必要がありません。業者が家の中から回収してくれます。(※別途料金が発生する場合あり)

 

現在では多くの家具店が引取サービスを実施しています。

店舗名 料金/個(税込) 備考
ニトリ 4,400円
※マットレス単品料金
購入商品と同数・同サイズ(※)
無印良品 3,000円
※マットレス単品料金
購入商品と同種・同数
吊り下げ作業費:4,000円
イケア 5,500円
※マットレス単品料金
購入商品と同種・同数・同サイズ
マットレスのみ引取可
フレームは引取不可
東京インテリア家具 5,000円
※ベッド一式料金
購入商品と同種・同数
マットレス単品も同額
大塚家具 2,000円~4,000円
※ベッド一式料金
購入商品と同種・同数
マットレス単品は半額

※同サイズシングルベッドを購入してダブルベッドを引き取ってもらうのは不可能、という意味

 

引取サービスを頼む時に注意すべきポイント

  • 自治体よりも料金が高額
  • 買い替えがサービス利用の条件。引取のみの店舗は少数

 

地域の「一般廃棄物 収集運搬業許可業者」に依頼する

一般廃棄物 収集運搬業許可業者とは?

市町村が認可する「一般廃棄物 収集運搬業許可」を取得し、家電やパソコン、そのほか適正処理困難物の収集を認められた業者を指します。
許可証は地域の清掃・運送・廃棄物処理会社などが保持していることが多く、処理困難物を処分する際に、自治体は許可業者の利用を推奨しています。

 

一部自治体はスプリング入りのマットレスを「適正処理困難物」に指定しており、粗大ゴミとして出すことはできません。

この場合の料金の目安は5,000円~10,000円と、自治体の粗大ゴミ料金よりも高めの価格帯となっています。

一方で許可業者を利用するメリットとしては、市町村から許可を得ている安心感(トラブルに遭う可能性が低い)が挙げられます。

 

利用の流れは以下になります。

  1. 自治体のホームページ内で「一般廃棄物収集運搬業許可業者」を検索
  2. 電話番号を調べて、直接業者に問い合わせる
  3. 処分料金と排出方法を確認して、予約を入れる
  4. 業者が回収に来るのを待つ

 

不用品回収業者に引き取ってもらう

不用品回収業者とは?

https://sodaigomi-kaishu.com/

不用品回収業者とは、ご家庭や事業所から出る不用品を回収する業者のことです。
地域に特化したサービスを幅広く展開しており、例えば粗大ゴミ回収本舗なら、関東地域において最短30分で回収に伺うことができます。

 

一般的な不用品回収業者であれば、スプリングのある無しに関わらず、マットレスを建物内から搬送可能です。

ただし、料金相場は5,000円~10,000円ほど。
単品回収の料金は「基本料金+品目毎の回収料金+オプション料金」で計算する業者が多く、自治体よりも料金相場が高めになるというデメリットがあります。

 

不用品回収業者の賢い使い時は、複数の不用品をまとめて処分したい時です。

以下の料金表は粗大ゴミ回収本舗の「トラックのせ放題」プランで、トラックに積載可能な範囲内ならば、不用品の量に関わらず料金は一定となっています。

トラックの種類 プラン料金 間取り・用途 作業時間
軽トラック 14,800円~ 1K
押入の整理
2時間
1.5tトラック 34,800円~ 1DK
部屋の大掃除
2時間
2tトラック 54,800円~ 2DK
大量の家具や家電
3時間
4tトラック 要見積り 3DK以上・一軒家 5時間
シングルベッド単品 3,980円~

 

不用品回収業者を利用する時の注意点

  • 中には高額な支払いを要求する悪徳業者も存在
  • 複数の業者から見積もりを取ることが重要

 

 

ショップに買い取ってもらう

衛生上の観点から、中古のマットレスというのは買取需要が少ない傾向にあります。

 

特に大手リサイクルショップは、ベッドやマットレスを軒並み買取不可に分類しています。

ショップ名 買取可能かどうか
オフハウス
セカンドストリート
トレジャーファクトリー ベッド一式 ◯ マットレス単体 ✕
リサイクルジャパン

 

 

ですが、新品同様のマットレスや人気ブランドの商品ならば、一部店舗で買取価格がつく可能性があります。

ブランド名 買取相場
フランスベッド 10,000円前後
エアウィーヴ 5,000円〜20,000円
シモンズ 5,000円〜20,000円
シーリー 5,000円〜10,000円
テンピュール 5,000円〜10,000円

※価格帯はあくまで目安という点にご注意下さい。状態やサイズ、商品の種類で価格は大きく上下します。
(編注:買取価格はこちらのページを参考にしました)

 

買取り時に注意すべきポイント

  • 家具の買取専門店に依頼する
  • ベッドフレームとマットレスのセットが望ましい
    ※マットレス単品は美品・新品のみ買取が一般的
  • 高級ブランドの場合、付属品(説明書・保証書)があると買取価格がアップ

 

フリマサイトに出品する

ショップで買取を断られたマットレスでも、メルカリやヤフオクといったフリマサイトなら買い手がつくかもしれません。

 

主な費用は、送料と販売手数料になります。

サービス名 料金
メルカリ 送料+手数料(売上の10%)
ヤフオク 送料+手数料(売上の10%)
※Yahoo!プレミアム会員は8.8%
ジモティー 送料+手数料(売上の5%)
※手数料は「あんしん決済」利用時に発生

 

なお、ジモティーでは大型家具を現金払いで直接相手に手渡す利用者が多く、その場合、送料と手数料は発生しません。

 

以下の表は、メルカリの「梱包・発送たのメル便」の送料一覧です。
同種の配送サービスにクロネコヤマトの「らくらく家財便」というのがありますが、価格帯はそれほど変わりません。

サイズ 料金
300サイズ 12,000円
350サイズ 18,500円
400サイズ 25,400円
450サイズ 33,000円

※350サイズ:高さ+幅+奥行の3辺合計が301cm~350cmの商品

 

重要なのは、「たのメル便」も「らくらく家財便」も、重さではなく3辺合計の長さで送料が決まるという点です。

組み立て式の家具なら解体することでサイズを圧縮できますが、マットレスではそれも難しく(折りたたみ式を除く)、1万円~3万円の送料を支払わなければなりません。

フリマサイトに出品する際は、購入者に商品を直接受け渡すなどして、送料を節約するといいでしょう。

ただし、メルカリとヤフオクにおいて現金のやり取りは禁止されています。必ず運営が指定する決済手段を使いましょう。

 

フリマサイトで注意すべきポイント

  • 競合と相場を調べて値段を設定する
  • 写真は明るめに、複数枚撮影する
  • トラブルを避けるため、商品の不備は必ず記載

 

引越し会社に回収してもらう

引越し会社の中には、不用品の回収を行っているところがあります。

ただし引越し時のみ利用可能で、回収できる品目も自治体等と比べると限定的です。

 

不用品の処分料金は各社ともに公開しておらず、要見積りとなっています。

会社名 マットレス処分 備考
サカイ引越センター 委任状(※)が必要
利用不可な地域あり
日本通運 「引越しオプショナルサービス」で処分可能
クロネコヤマト 不用品回収を行っていない
アーク引越センター 家電等の買取のみ

※委任状:引越し会社が転居廃棄物を収集するのに必要な書類

 

引越し会社で注意すべきポイント

  • 不用品回収業者に処分を再委託する引越し会社も存在
  • その場合は、料金が割高

 

ここまでのまとめ

以上がマットレスの処分方法と料金相場になります。

 

粗大ゴミに出せば料金は安いですが、手続きや運搬を自分で行わなければなりません。

家具店の引取サービスは、「新商品購入時のみ利用できる」という条件付きです。

マットレスの買取はプラス収支で処分できますが、ハードルはやや高め。

不用品回収業者は「複数の不用品をまとめて処分できる」というメリットがあります。

 

それぞれの特徴をよく理解して、自分に合った処分方法を選ぶようにしましょう。

 

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