ゴミ屋敷化した部屋に住んでいる人は、ゴミ屋敷化した原因を良く考えましょう。
ズボラな性格で、掃除が苦手なだけと安易な気持ちでいると、片付けてもゴミ屋敷化します。そのため、ゴミ屋敷になった原因を解明しましょう。この記事では、ゴミ屋敷になる主な原因をご紹介します。

「ズボラな性格で片付けが苦手だから、ゴミ屋敷になってしまった…」「部屋を片付ける時間がなくて、ゴミ屋敷になってしまった…」という経験がある方もいるのではないでしょうか。

部屋を片付ければ大丈夫と安心してはいけません。ゴミ屋敷になった原因をズボラな性格だからと安易に考えないでください。
ゴミ屋敷になった原因を解明しなければ、部屋をキレイにしても、すぐに汚くなってしまいます。

そのため、ゴミ屋敷化した原因を解明しましょう。原因は1つだけではなくて、さまざまなものがあるので解明することが大切です。
この記事では、ゴミ屋敷になる主な原因をご紹介します。

ゴミ屋敷になる6つの原因


ゴミ屋敷になってしまうのは、以下のような原因があげられます。
さまざまな原因が想定されるため、自分に該当するものがあるかを確認しながら、日頃の生活を見直してみてください。

心理的原因 自己放任・行動嗜癖・自己防衛・自己防衛・愛着心
医学的原因 強迫性貯蔵症・うつ病・統合失調症・セルフネグレクト・ADHD
身体的原因 老化・負傷・障害
時間的要因 低収入・高収入
法律的原因 財産権・自由権
経済的原因 処分費用が支払えない・自動車を所有していない・処分するのがもったいないと思う

ゴミ屋敷になる原因:心理的原因


まずは、ゴミ屋敷になる心理的原因について詳しく解説します。

1.自己放任

自己放任とは、物事に興味・関心が湧かなくなってしまうことをいいます。
自己放任が強く働くと、栄養がある料理を作るのを面倒に感じたり、歯磨きや洗顔なども怠ったりしてしまいます。このような状態になると、部屋の片付けを行う意欲も湧きません。
そのため、自己放任の症状を抱えている人は、部屋がゴミ屋敷化しています。

2.行動嗜癖

行動嗜癖とは、やめたくてもやめられない状態の依存症のことです。医学的用語で説明した心理的状態をいいます。
買い物依存症などが行動嗜癖に該当しますが、行動をコントロールしている脳が機能しなくなってしまうのです。
自分では、脳の変化に気付くことができず、買い物依存症を辞めたいと思っているにも関わらず、自分の意志でやめることができません。
その結果、部屋の中に物が溢れていき、部屋がゴミ屋敷化してしまうのです。

3.自己防衛

人間には、自己防衛の本能が働いています。部屋を不要な物で埋め尽くす行為も自己防衛が働いているからなのです。
広い部屋は落ち着かないけれど、隅にいると落ち着くことがありますが、包まれているように感じて安心感を抱くことができるのです。
ゴミ屋敷に住む人は、ストレスから身を守り安心感を得るために、ゴミに囲まれた暮らしを必要としていることもあります。

4.喪失感

離婚・別居・死別などで、一緒にいるのが当たり前のパートナーとの生活が続けられなくなることは、誰でも経験することかもしれません。
最愛の人との突然の別れなどを経験すると、精神的疾患を患い、自分で自己管理ができなくなります。
そのため、部屋の片付けやゴミ出しすら億劫に感じてしまうのです。幸せな暮らしとのギャップが大きいほど、喪失感から立ち直ることが難しく支障が出やすいです。ある日を境にゴミ屋敷化した場合は、精神面のケアを受けなければいけません。

5.愛着心

欲しかった物を手に入れた瞬間は、最高の喜びを与えてくれるものです。また、お気に入りの物は時間が経過するほど、愛着が深まっていきます。そのため、普段は使用していない物でも、処分するときに心理的抵抗が生まれるのです。
このような心理的抵抗は、対象物に愛着があるから生まれる気持ちです。さらに、思い出がセットになっている場合は、なおさら捨てられることができなくなります。
愛着心が強い人は、物を貯め込んでしまうので、部屋がゴミ屋敷化してしまいます。

ゴミ屋敷になる原因:医学的原因


次に、ゴミ屋敷になる医学的原因について詳しく解説します。

1.強迫性貯蔵症

強迫性貯蔵症とは、物を捨てることができない症状をいいます。
強迫観念に襲われて、ガタクタでも収集してしまうのです。他の人から見るとガラクタと感じる物まで収集してしまうため、トラブルを引き起こしてしまいます。
また、腐敗した食品すらも捨てられないため、賞味期限切れの食材も蓄えてしまいます。そのため、部屋から強烈な腐敗臭が漂い、カビや微生物の増殖などの問題も引き起こしがちです。
これらが、部屋の中だけではなく屋外に出ている場合は、単なる個人的な問題で済まされなくなるため注意してください。

2.うつ病

うつ病とは、脳のエネルギーが欠乏した状態であり、憂鬱な気分や意欲(食欲・睡眠欲・性欲)の低下という心理的症状が続くだけではなく、身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。
うつ病が重症化すると、仕事・家事・勉強など本来の社会的機能が上手く働かなくなるため、部屋の片付けもできなくなりゴミ屋敷化してしまいます。

3.統合失調症

統合失調症は、発症する原因は不明ですが、さまざまな症状が起こります。
幻覚・幻聴が生じたり、無気力になったり異常な思考をするようになるのです。
そのため、物を不必要に貯め込んだり、部屋の片付けに集中できなくなったりします。

4.セルフネグレクト

セルフネグレストとは、自己放任の心理状況が続き、病的に生活がすさんだ状態をいいます。
何かの原因で、物事に興味・関心が湧かなくなってしまいます。セルフネグレストにかかる人は人と触れ合う機会が少ないため、セルフネグレストの症状は悪化していきます。人の目を気にしなくなり、部屋が汚れていれも気にしなくなってしまうのです。
当然ながら部屋の片付けもできません。

5.ADHD

ADHDとは、注意欠陥多動性障害という症状のことを言います。
この症状を持っている人は、一般的な常識を理解しており、ゴミ屋敷の状態を本人も容認しているわけではありません。
そのため、部屋の片付けをしようと動き出しますが、中途半端に片付けを止めてしまいます。ADHDの人は1つの物事を長時間継続することができません。そのため、ADHDの人は掃除する範囲を決めて、こまめに掃除をするようにしましょう。

ゴミ屋敷になる原因:身体的原因


次に、ゴミ屋敷になる身体的原因について詳しく解説します。

1.老化

老化による身体機能の低下は、想像以上に生活に支障をもたらします。
筋力の低下で、関節、筋肉が痛み、手足が上がらなくなります。老化が進行すると、室内の行動も食事・排泄・入浴など生きるための最低限の行動だけになるため、部屋の片付けまで手が回りません。
そのため、老後は身体的な衰えを見越して、家事をどのように行っていけばいいかを良く考えなければいけません。
また、老化に伴う認知症も避けては通れません。認知症が進行していくと、同じ物を購入してきたり、ゴミ捨ての日を忘れてしまったりすることが増えます。そのため、部屋の中が物で溢れていってしまうのです。

2.負傷

交通事故などで負傷することは、いつでも起こりうる出来事です。
交通事故などで身体を負傷すると、完治するまで日常生活が制約されてしまいます。
それだけではなく、交通事故重傷者の3割の方が、うつ病やPTSDなどの精神疾患を患ってしまうのです。精神疾患を患うと、物事に対する興味・関心が薄れてしまうので、怪我が完治しても部屋を片付けなくなってしまうのです。

3.障害

大阪市が実施したゴミ屋敷の調査結果では、ゴミ屋敷の住人の約8%が身体障害者であったことを発表しています。
身体障害者は、日常生活に制約が出やすいので、部屋の片付けが行えないこともあるでしょう。
また、罪悪感を抱きやすい人は、家族など誰かを頼ることを躊躇してしまうので、部屋がゴミ屋敷化してしまいやすいです。

ゴミ屋敷になる原因:時間的要因


次に、ゴミ屋敷になる時間的原因について詳しく解説します。

1.低収入

低収入の人は、現状の収入に満足していない人が多くて「働かなければいけない」と脅迫観念のようなものを抱いています。
そのため、スキルアップなどに余念がありません。そのため、部屋を片付けることに時間が割かれません。
また、低収入の人は、もったいない精神から、物を捨てられない性分のため、部屋の中に使わない物が溢れてしまうのです。また、古い家電を使い続けたり、こまめに掃除をしない人が多く、汚部屋であるケースが多いです。そのため、低収入の人はゴミ屋敷化しやすいのです。

2.高収入

高収入の人でも、汚部屋状態になっていることが多いです。
高年収の人の中には、毎日の帰宅時間で深夜も土日もないという人もいます。そのため、家庭を顧みることができない人が多いのも高収入の人だったりするのです。
また、責任ある仕事をしていることが多く、プレッシャーを感じてストレスを貯め込みやすいです。このような理由から、部屋がゴミ屋敷化してしまいます。

ゴミ屋敷になる原因:法律的原因


次に、ゴミ屋敷になる法律的原因について詳しく解説します。

1.財産権


ゴミ屋敷は、住民だけの問題ではなくて、近隣住民も被害を受けます。そのため、行政に相談する近隣住民の方もいます。
しかし、ゴミ屋敷の住人には財産権があるため、ゴミ屋敷に溢れている物はガラクタでも、住人にとっては財産となるのです。
例えば、腐敗して使用することができない物であったとしても、ゴミ屋敷の住人が捨てないと決めない限り、他の人は本人の許可を得ることなく処分することができません。そのため、行政側もゴミ屋敷の処分を進めることができないのです。

2.自由権

ゴミ屋敷の住人は、財産権の他にも自由権が設定されています。
自由権とは、基本的人権の一つであり、自由に物事を考えて行動できる権利のことをいいます。そのため、第三者は理不尽な介入や干渉をしてはいけないことになっているのです。
近隣の方はゴミ屋敷から漂う悪臭や害虫に悩んでしまうこともあるかもしれません。しかし、ゴミ屋敷を指摘したり、改善を命じたりすることは基本的にしてはいけません。

ゴミ屋敷になる原因:経済的原因


ここでは、ゴミ屋敷になる経済的原因について詳しく解説します。

1.処分費用が支払えない


経済的困窮者は、粗大ゴミの処分費用が支払えずに悩んでしまいます。
大型家具や家電製品を処分する場合は、1点5,000円前後の処分費用がかかります。生活困窮者にとっては、この処分費用は高く感じてしまいます。いつも、ギリギリの生活を送っている人は、処分費用を支払いたくないという理由で、捨てたい物を部屋に溜め込んでしまいがちです。

2.自動車を所有していない

粗大ゴミはゴミ処理場に直接持っていけば、安く処分することができます。
そのため、ゴミ処理場に粗大ゴミを持っていこうと考える人は多いです。しかし、自動車を所有していない場合は、ゴミ処理場まで粗大ゴミを持っていくことはできません。
その結果、高い処分費用を払うぐらいであれば、部屋に粗大ゴミを置いておこうと思うようになるのです。

3.処分するのがもったいないと思う

経済的に貧しい人は、節約が好きで物に執着しやすい傾向があります。お金を貯めて購入した物は、使用してなくても処分することができません。
また、1円でも無駄にしたくないという気持ちから「まだ、使えるかもしれない…」「いつか使うかもしれない…」と、使用していない物を捨てることができません。その結果、物が溢れてきてしまうのです。

まとめ

今回は、ゴミ屋敷になってしまう6つの原因について解説しました。ゴミ屋敷になる原因を解明することで、部屋はキレイに片付けはずです。
そのため、ゴミ屋敷の住人の方は、原因を良く考えてみましょう。時間的な余裕や気持ちだけではなく、病気が原因でゴミ屋敷になっていることもあるのです。
原因に目を向けることで、さまざまなことに気付くことができるかもしれません。また、問題点を見つけたら改善していきましょう。そうすることで、ゴミ屋敷から卒業できるはずです。

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