小型冷蔵庫の処分方法を徹底解説｜無料の方法や費用感も含めて紹介

本記事では、小型冷蔵庫の処分方法を紹介します。

小型冷蔵庫はサイズが小さいとはいえ、通常の冷蔵庫と同じく普通のゴミとしては捨てられません。

家電リサイクル法に基づき、リサイクル料金の支払いが必須です。小さくても十分な重さがあるので、運搬にも注意する必要があります。

この記事を読めば、小型冷蔵庫のさまざまな処分方法が分かり、自分に合った方法を選択できるでしょう。

ぜひ、参考にしてください。

小型冷蔵庫は自治体では処分ができない

小型冷蔵庫を各自治体の粗大ゴミ回収で処分すれば、安価で捨てられると考える方は多いでしょう。

しかし、冷蔵庫は小型であっても家電リサイクル法の対象となります。家電リサイクル法とは、資源の有効活用などを目的に指定品目のリサイクルを定める法律です。

この法律に基づき、小型冷蔵庫はリサイクル料金の支払いと、適切な方法での処分が求められます。

そのため、多くの自治体では小型冷蔵庫の回収を行っていません。粗大ゴミとしては捨てられないので、注意しましょう。

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小型冷蔵庫の処分方法【無料あり】

小型冷蔵庫を処分する方法はいくつかあり、中には無料で手放せる、あるいは売却してプラスになる方法もあります。

ここでは、小型冷蔵庫の処分方法を6つ紹介します。

家電量販店に引き取ってもらう

新しい冷蔵庫に買い替える場合だけでなく、処分のみの場合でも家電量販店に引き取りを依頼することが可能です。

各家電量販店の対応は、以下の表を参考にしてください。

家電量販店名	収集・運搬料	備考・注意点
ビックカメラ	2,200円	・作業員3名以上は追加料金
ケーズデンキ	3,300円	以下の場合は追加料金 ・他店の製品の引き取りのみ ・2台以上の引き取り など
エディオン	1,100円～6,600円	・収集運搬料が条件により細かく設定
ヤマダ電機	3,300円	・別途で訪問回収費2,750円が必要 ※自宅への回収のみの場合

家電量販店での引き取りはリサイクル料金に加え、各店舗が独自に設定する収集運搬料金が必要となります。

収集・運搬料に加えてリサイクル料金がかかるので、合計金額を必ず確認しましょう。多くの家電量販店は買い替えに加え、自宅への収集のみや店舗への持ち込みにも対応しています。

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引っ越し業者を利用する

引っ越しを機に小型冷蔵庫を処分したい場合、多くの引っ越し業者がオプションサービスとして不用品の回収を請け負っています。

この方法の最大のメリットは、引っ越し作業と処分を一括で完了できるため、複数の業者を手配する手間が一切かからない点です。

ただし、このサービスはあくまで有料オプションで冷蔵庫のリサイクル料金に加え、業者が設定する収集運搬料金や手数料が別途で必要となります。

手数料や収集運搬料金の相場は、1台あたり5,000円前後です。

指定引取場所で処分する

自分で小型冷蔵庫を指定引取場所に持ち込んで処分する方法は、費用を安く抑えたい方におすすめです。

この方法では、家電リサイクル料金の支払いは必要ですが、業者が自宅まで引き取りに来る際に発生する収集運搬料金が不要となるため、トータルコストを節約できます。

詳細な手順は、以下の通りです。

1. 郵便局の貯金窓口でリサイクル料を支払う
2. 「家電リサイクル券」を受け取る
3. 氏名など必要事項を記入する
4. 小型冷蔵庫に貼り付ける
5. 各自治体が指定する場所まで運搬する

自分で運搬する労力や車両の手配が必要になりますが、費用を抑えたい場合に有効です。持ち込む際は、事前に冷蔵庫の水抜きと霜取りを行っておきましょう。

ただし、冷蔵庫は小型でも30kg前後あるため、ひとりでの運搬はおすすめできません。費用はリサイクル料のみなので、4,000円～5,000円程度です。

フリマアプリやジモティーを使う

小型冷蔵庫がまだ正常に動くのであれば、メルカリなどのフリマアプリやジモティーを活用すると、実質無料で処分できます。

ただし、フリマアプリを利用する場合は梱包や発送の手間がかかるだけでなく、送料が高額になって利益がほとんど出ません。

ジモティーは直接受け渡しを選択すれば送料がかかりませんが、信頼できる相手を見極めた上で、直接的なやり取りが必要です。

また、引き渡す前の掃除やお手入れも欠かせません。

リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう

リサイクルショップや専門店の買取であれば、自宅に出張査定に来てくれるケースもあります。小型冷蔵庫であれば、もちろん持ち込みをして買取してもらうことも可能です。

売却する場合は、製造から5年以内の小型冷蔵庫を目安に検討しましょう。

古すぎるもの、正常に動かないものなどは買取対象外です。査定額が付かなければ、ただ手間がかかるだけになるので注意しましょう。

不用品回収業者へ依頼する

楽かつ安全に小型冷蔵庫を処分したいなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者は最短即日で自宅に来て、小型冷蔵庫の運び出しから対応してくれます。狭い場所などにある場合でも、プロのスタッフが対応するので安心です。

また、買取に対応している業者に依頼すれば、売れれば無料で処分できるどころか、思わぬ収入になる可能性もあります。

買ったお店がすでにない、またはレシートを紛失して購入したお店が分からないときも、不用品回収業者へ相談しましょう。

他に捨てたいものがあるときは、まとめて依頼すればリーズナブルな費用で一気に処分できるのもメリットです。

おすすめの不用品回収業者はこちらからチェック！

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小型冷蔵庫は処分方法は持ち運べるかで判断

小型冷蔵庫を処分する際、最適な方法を選ぶ基準の1つとなるのが「自力で持ち運べるかどうか」です。

自力で運び出せる場合は、以下の処分方法を選択しましょう。

• リサイクルショップや専門店への持ち込み
• 指定引取場所への持ち込み
• フリマアプリ/ジモティーでの直接引き渡し

自家用車などで運搬できる場合は、自宅への出張費用や収集運搬料金を大幅に節約でき、最もコストを抑えた処分が可能になります。

また、自力で運び出せない場合は、以下の処分方法を選択しましょう。

• 不用品回収業者への依頼
• 家電量販店への引き取り依頼
• 引っ越し業者への依頼

自力での運搬が困難、車両の手配ができない場合には、出張回収に対応している家電量販店や不用品回収業者などを利用しましょう。

無理に自分で運ぼうとして、床や壁を傷つけたり怪我をしたりするリスクを避けるためにも、まずは重量や搬出経路を確認してください。

自分の運搬スキルと予算のバランスを考慮して、最適な手段を選択することが大切です。

小型冷蔵庫の処分費用相場

小型冷蔵庫の処分費用は、主に「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2つの要素で構成されます。

リサイクルショップやフリマアプリなどで売却する場合以外は、必ず家電リサイクル料金が必要です。

また、指定引取場所へ自分で持ち込む場合を除き、業者や店舗に引き取りを依頼すると収集運搬料金が発生するため、売却以外で無料で処分することはできません。

ここでは、小型冷蔵庫の処分費用相場について解説します。

小型冷蔵庫のリサイクル料金

リサイクル料金は冷蔵庫の容量によって定められており、一般的に小型冷蔵庫は170リットル以下の区分に該当します。

主要メーカーごとの小型冷蔵庫のリサイクル料金、は以下の表の通りです。

メーカー	リサイクル料金（170L以下）
ニトリ	5,200円
サムスン	3,740円
コロナ	4,730円
無印良品	3,740円
アイリスオーヤマ	4,730円
ヤマダ電機	4,015円

リサイクル料金はメーカーごとに異なるので、自宅の冷蔵庫のメーカーを事前に確認しましょう。

家電量販店での処分費用

家電量販店での処分費用は、「収集運搬料金」＋「リサイクル料金」の合計額となります。

主な家電量販店での処分費用を以下の表にまとめました。

家電量販店名	処分費用目安
ビックカメラ	2,200円＋リサイクル料金
ケーズデンキ	3,300円＋リサイクル料金
エディオン	1,100円～6,600円＋リサイクル料金
ヤマダ電機	3,300円＋リサイクル料金

上記は、引き取りのみを依頼する場合の料金目安です。

収集運搬料金は各家電量販店が独自に設定しており、持ち込みか自宅からの引き取りかによっても異なります。

不用品回収業者の処分料金

不用品回収業者の処分料金は、主にパックプランと単品回収に分けられます。

単品回収は不用品1点ごとに料金がかかるシステムで、小型冷蔵庫の場合はリサイクル料金を含めて4,000円〜9,000円程度が相場です。

一方、パックプランは複数の不用品をまとめてリーズナブルな費用で回収してくれるプランで、トラックのサイズなどによって料金設定が異なります。

パックプランの相場は、以下の通りです。

プラン	相場（税込）	積載量の目安
軽トラックパック （Sパック）	15,000円～20,000円	1R～1K（2～3㎥）
1.5tトラックパック （Mパック）	38,000円～45,000円	1DK～1LDK（4～6㎥）
2tトラックパック （Lパック）	60,000円～70,000円	2DK～2LDK（6～8㎥）
4tトラックパック （LLパック）	100,000円～120,000円	3LDK以上・一軒家（10～15㎥以上）

※2025年9月東京近郊の不用品回収業者150社調べ

2～3点以上の不用品を処分したいときは、パックプランと単品回収を比較しながら検討しましょう。

不用品回収業者の相場はこちらをチェック！

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小型冷蔵庫を処分する際の注意点

小型冷蔵庫を処分する際は、いくつかの注意点があります。ここでは、小型冷蔵庫を処分する際の注意点を2つ紹介します。

家電リサイクル料金が必要な場合がある

小型冷蔵庫を適切に処分するためには、家電リサイクル法に基づいたリサイクル料金の支払いが義務付けられています。

メーカーや容量によって異なりますが、一般的に小型冷蔵庫とされる170リットル以下の区分では、3,740円～5,200円程度です。

例えば、不用品回収業者へ依頼する場合、処分費に加えてリサイクル料金が必要になるケースもあるので、必ず「総額」を確認してから依頼を検討してください。

ルールに従って「水抜き」など清掃をする

小型冷蔵庫を手放す前には、以下のような準備作業を済ませておく必要があります。

• 中身を空にする
• 霜取りを行う
• 水抜をする
• 軽く掃除を行う

まず、作業の15時間から24時間前にはコンセントを抜き、庫内の霜を完全に溶かしておきましょう。

霜が溶けた後に背面の蒸発皿に溜まった水を捨てることで、運搬中の水漏れや家財を汚すトラブルを防げます。

また、リサイクルショップやフリマアプリでの売却・譲渡を検討している場合は、庫内をアルコールなどで清掃して臭いや汚れを落としておくのがおすすめです。

小型冷蔵庫やポータブル冷蔵庫の処分なら買取可能な粗大ゴミ回収本舗へ！

今回は、小型冷蔵庫の処分方法を紹介しました。

小型冷蔵庫は小型とはいえ、30kg程度の重さがあるので、安易に自分で運搬しようとするとケガをするリスクがあります。

少しでも運搬や処分に不安があるなら、ぜひ「粗大ゴミ回収本舗」へご相談ください。

粗大ゴミ回収本舗は家具・家電の買取も行なっており、比較的新しいものであれば処分ではなく買取が可能です。

さらに、他の不用品がある場合でもリーズナブルな料金で回収でき、運搬などの手間も一切かかりません。

最短即日での駆け付けにも対応しており、引っ越しなどに際にも便利です。見積もりは完全無料なので、気軽にお問い合わせください。