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燃えないゴミの処理はどうなる?収集から埋め立てまでの流れを解説

2021.01.04

2026.09.09

本記事では、燃えないゴミがどのように処理されるかを解説します。

燃えないゴミは「収集されたらそのまま埋め立てられる」と思っている方も多いかもしれません。実際には、処理施設に運ばれてから複数の仕分け・リサイクル工程を経て最終処分されます。

結論は以下の通りです。正しい分別と処理方法がわかります。

  • 【処理の流れ】収集後、破砕・選別され、リサイクルまたは埋め立てされる
  • 【リサイクル】鉄・アルミは資源回収、可燃物は焼却される
  • 【分別の重要性】誤分別は埋め立て地の圧迫や施設事故の原因になる
  • 【大量処分】分別が難しい場合は不用品回収業者への相談も有効

本記事を読めば、燃えないゴミがどのように処理されるのかを理解し、正しい分別と処分方法がわかります。

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燃えないゴミはどこに捨てる?出し方の基本

燃えないゴミは、各家庭のゴミ集積所に出すのが基本です。収集日・収集袋・捨て方のルールはすべて自治体ごとに異なりますので、お住まいの市区町村のウェブサイトやゴミ収集カレンダーで必ず確認してください。

収集頻度は燃えるゴミより少なく、多くの自治体では月1〜2回程度の収集となっています。粗大ゴミの基準(多くの場合、一辺30cm以上)を超えるものは燃えないゴミではなく粗大ゴミとして別途申し込みが必要です。

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燃えないゴミとはどんなもの?主な品目一覧

燃えないゴミ(不燃ごみ)とは、自治体の分別ルール上、不燃ごみとして扱われるゴミを指します。ガラス・陶器・金属類・小型家電などが主な対象で、具体的な範囲は自治体によって異なります。

プラスチック類は自治体によって可燃ゴミ・資源ゴミ・不燃ゴミと扱いが分かれるため、必ずお住まいの自治体のルールを確認してください。

カテゴリ 主な品目例
ガラス・陶器類 割れた食器・花瓶・植木鉢・電球・鏡
金属製品 フライパン・鍋・やかん・金属製ハンガー・アルミ缶以外の金属容器
刃物・鋭利なもの 包丁・ハサミ・カッター(紙に包んで「危険」と明記)
危険物(使い切り後) スプレー缶・ライター・チャッカマン(中身を完全に使い切ったもの)
小型家電・その他 電話機・ドライヤー・トースター・傘(自治体によっては小型家電リサイクルへ)

※リチウムイオン電池やボタン電池は、燃えないゴミに混ぜず、家電量販店や自治体の専用回収窓口などを利用してください。乾電池の扱いは自治体によって異なるため、地域の分別ルールを確認しましょう。

燃えないゴミはどうなる?処理の流れ6ステップ

ゴミ処理の流れ

燃えないゴミは収集後、専用の不燃ゴミ処理施設へ運ばれ、破砕・選別・リサイクル・埋め立てという一連の工程を経て処理されます。

「燃えないゴミはそのまま埋め立てられる」は誤解であり、リサイクル可能な鉄・アルミは資源として回収され、混入した可燃物は焼却施設へ送られます。処理の基本的な流れは以下の通りです。

工程 内容
①収集・運搬 専用の収集車で不燃ゴミ処理センターへ搬入
②手作業による一次仕分け 危険物・大きいゴミを人の手で取り除く
③手作業による二次分別 アルミ・鉄・鉛などを種類別に仕分け
④破砕処理 破砕機でゴミを細かく砕く
⑤機械による選別 磁選機・ふるい・アルミ選別機で素材別に分離
⑥最終処分 リサイクル不能なゴミを最終処分場へ埋め立て

①収集・処理施設への運搬

燃えないゴミは、燃えるゴミとは別の専用収集車で回収されます。処理施設が異なるため、収集日も燃えるゴミとは別日に設定されています。

回収されたゴミは不燃ゴミ処理センターへ直接搬入されます。東京23区では「中防不燃ごみ処理センター(江東区)」と「京浜島不燃ごみ処理センター(大田区)」の2か所で処理が行われています。

収集頻度は燃えるゴミより低く月1〜2回程度のため、収集日に出し忘れると次回まで持ち越しになります。収集カレンダーを事前に確認しておきましょう。

②危険物・大きいゴミを人の手で仕分ける

処理施設に搬入されたゴミは、まず作業員が目視で危険物と大きいゴミを手作業で取り除きます

この段階で取り除かれるのは、ガスが残ったスプレー缶・ライター・刃物類・傘・大型金属製品などです。

危険物を除去しないと後の破砕工程でガス爆発や火災が発生するリスクがあるため、この手作業による確認が非常に重要です。仕分けられた刃物類や傘などは鉄類に分類され、リサイクルされます。

③アルミ・鉄・鉛などを4種類に細かく分別する

一次仕分けの後は、作業員がゴミをさらに4種類に細かく分別します。分類されるのは以下の4種類です。

分類 主な品目
アルミ類 アルミ製の鍋・スプレー缶など
鉄類 ハサミ・フォーク・カセットボンベなど
鉛類 釣り用の重りなど
その他 ガラス・陶器など上記以外のゴミ

アルミ類・鉄類・鉛類はリサイクル可能なため、この段階で取り出してリサイクル工場へ送られます。

やや大きいサイズのリサイクル可能素材はこの工程で人の手により回収され、後の機械では処理しにくい大型素材も確実に資源化されます。

④破砕機でゴミを細かく砕く

残ったゴミは、高速回転するハンマーを備えた破砕機(ハンマークラッシャー)で細かく砕かれます

東京23区の処理センターでは破砕の際に蒸気を吹き込んで酸素濃度を低下させ、残留ガスによる爆発を防ぐ安全対策が講じられています。

破砕処理には2つの目的があります。1つは次工程の機械選別をスムーズにすること、もう1つはゴミのかさを減らして最終処分場の埋め立て容量を節約することです。

埋め立て地には限りがあるため、細かく砕いてから埋め立てることが重要です。

⑤磁力・機械でゴミを素材別に選別する

破砕されたゴミは、磁選機・選別ふるい機・アルミ選別機などの機械で素材別に分けられます。各機械の役割は以下の通りです。

機械名 仕組みと役割
磁選機(破砕磁選機) 磁石の力で鉄分を吸着・回収する
選別ふるい機 円筒形のふるいで不燃物・可燃物・アルミ類などに分ける
アルミ選別機 高速回転する強力磁石の反発力でアルミを分離する

燃えないゴミの袋には燃えるゴミが誤って混入していることもあります。選別工程で可燃物を取り出すことで、焼却施設へ振り分けられます。分類後のゴミの行き先は次の通りです。

分類後のゴミ 行き先
鉄・アルミ リサイクル施設でリサイクル
混入していた可燃物 焼却施設で焼却処理
不燃物(ガラス・陶器など) 最終処分場へ埋め立て

⑥リサイクル不能なゴミを埋め立て処分する

焼却もリサイクルもできないガラスくず・陶器くず・石・砂などは最終処分場(埋め立て地)へ搬入され、埋め立てられます

環境省の令和6年度データによると、全国の一般廃棄物最終処分場の残余年数は平均24.9年です。

これは、新たな最終処分場が整備されず、現在と同程度の最終処分量が続いた場合に、埋め立て可能な期間を示す目安です。

限りある埋め立て地を守るためにも、正しい分別でリサイクル可能なものを資源として回収することが重要です。

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WEB担当者

WEB担当者

燃えないゴミはそのまま埋め立てていると思っていましたが、実際にはどんな工程を経て処理されているんですか?

上村 悠

上村 悠

燃えないゴミは収集後、まず処理施設で作業員が危険物や大きいゴミを取り除きます。次に破砕機で細かく砕き、磁選機やアルミ選別機などの機械で鉄・アルミ・可燃物を分別します。リサイクル可能な鉄やアルミは資源として回収され、混入した可燃物は焼却施設へ。リサイクルも焼却もできないガラスや陶器などが最終的に埋め立てられます。

燃えないゴミが行き着く最終処分場の現状

最終処分場(埋め立て地)は全国各地で残余容量が課題となっています。

環境省の令和6年度データによると、全国の一般廃棄物最終処分場の残余年数は平均24.9年です。これは、新たな最終処分場が整備されず、現在と同程度の最終処分量が続いた場合に、埋め立て可能な期間を示す目安です。

東京23区では、現在使用している中央防波堤外側埋立処分場・新海面処分場が、使用できる最後の埋立処分場とされています。50年以上使用できるとされていますが、これはゴミの減量やリサイクルの徹底が前提です。

最終処分場を少しでも長く使い続けるために、家庭での正しい分別が不可欠です。一人ひとりのゴミの減量とリサイクル推進が、埋め立て地の延命に直結しています。

燃えないゴミを正しく分別しないとどうなる?3つのリスク

ゴミの分別をしないと起こること

ゴミの分別を怠ると、処理施設の作業員・施設・地域環境に深刻な影響が出ます。分別の意義を正しく理解するために、具体的な3つのリスクを解説します。

リサイクルできなくなる

燃えないゴミの処理では、鉄・アルミなどの素材がリサイクル資源として回収されます。しかし、燃えないゴミに資源ゴミ(缶・ビン・ペットボトル・古紙・古布など)が混入すると、適切に資源化されにくくなる場合があります。

リサイクルされるべき資源が十分に活用されないと、原料の無駄になるだけでなく埋め立て地の寿命を縮める原因にもなります

近年ではプラスチック類を資源ゴミとして回収する自治体もあり、正しい分別の重要性はますます高まっています。

ゴミを回収してもらえなくなる

地域によっては、分別ができていないゴミの袋は収集を拒否されることがあります。

集積所にゴミが残ると、カラスや猫に荒らされて不衛生な状態になります。また、袋が破れることで中身がさらされ、個人情報やプライバシーが漏えいするリスクもあります。

分別できていないゴミの回収拒否は近隣トラブルにもつながるため、地域のルールを守る意識が大切です。

処理施設で火災・爆発事故が発生する

近年、リチウムイオン電池の誤った分別による事故が相次いでいます。2023年11月には東京23区の粗大ゴミ破砕処理施設で、リチウムイオン電池の混入が原因とみられる火災が発生しました。

モバイルバッテリー・携帯ゲーム機・スマートフォンなど、リチウムイオン電池を内蔵する製品は日常に多く存在します。

リチウムイオン電池は破砕処理の際に爆発・火災を引き起こす危険性があり、処理施設の従業員や設備を守るためにも、必ず専用の回収ルートを利用してください。

WEB担当者

WEB担当者

分別をしっかりしないと危険だと聞きますが、実際にはどんな問題が起きるんでしょうか?

上村 悠

上村 悠

分別を怠ると、まずカン・ビン・ペットボトルなどのリサイクル資源が再利用されにくくなります。さらに分別不十分なゴミは回収されず、不衛生な状態や個人情報の漏えいにつながるリスクもあります。また、リチウムイオン電池などを混ぜて出すと破砕時に爆発・火災が発生する危険があり、施設の作業員を危険にさらすことになります。
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分別用に複数のゴミ箱を設置する

「後でまとめて分別しよう」という考えは、結果的に誤分別やゴミの放置につながります。

燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミそれぞれ専用のゴミ箱を用意し、捨てるときにその場で分別する習慣をつけることが大切です。

各ゴミ箱に色分けやラベルを貼っておくと、家族全員が迷わず分別できます

各部屋には燃えるゴミ用のみ置き、燃えないゴミ・資源ゴミはキッチンにまとめて設置するレイアウトが効率的です。

ゴミ分別表を見える場所に貼る

「これは燃えないゴミ?資源ゴミ?」と迷ったとき、すぐに確認できる環境が重要です。

自治体から配布されるゴミ分別表は、冷蔵庫の扉など家族全員の目に触れる場所に貼っておきましょう。

分別表を貼っておくと家族全員が正しく分別しやすくなり、誤分別を減らせます

自治体によってはスマートフォンアプリで品目を検索できる分別サービスも提供されています。

ゴミ箱のそばにゴミ袋のストックを置く

ゴミの日に袋を交換したとき、すぐに新しい袋をかけられるようにゴミ箱のそばに袋のストックを置いておくと便利です。

袋の交換がスムーズになり、ゴミ箱に直接ゴミが溜まるのを防げます。

ゴミ箱の底にストックを入れると生ゴミなどで汚れやすいため、引き出しや脇に専用の収納を設けるのがおすすめです。

WEB担当者

WEB担当者

分別を続けるのが難しいという声も多いですが、家庭で簡単にできる工夫はありますか?

上村 悠

上村 悠

無理なく続けるには、最初から複数のゴミ箱を用意するのが効果的です。燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミで分けておくと、後から仕分ける手間が省けます。ゴミ分別表を冷蔵庫などの見えやすい場所に貼っておくと迷わず捨てられますし、ゴミ箱のそばに袋のストックを置いておくと袋の交換もスムーズですよ。

燃えないゴミの不用品回収事例

最後に、当サービス「粗大ゴミ回収本舗」の燃えないゴミ(割れ物・危険物など)に関連する不用品回収事例を紹介します。

事例①:食器・ガラスケースなど割れ物の不用品回収

千葉県習志野市の2LDKマンションにお住まいのお客様から、急な引越しに伴う不用品の一括回収をご依頼いただいた事例です。部屋全体に食器やビン、ガラスケースといった割れ物が大量にあり、分別や梱包に大変お困りのご様子でした。

スタッフは割れ物から優先的に専用の梱包材と養生を徹底し、マンション共用部を傷つけないよう安全に配慮しながら、ご依頼から30分という短時間で回収を完了しました。

食器やガラス類など、自分で分別するのが難しい割れ物も、まとめて安全に回収してもらえる事例です。

事例②:ガラスケース・火気物などの不用品回収

東京都文京区の戸建て住宅にお住まいのお客様から、不用品回収のご依頼をいただいた事例です。お部屋にあった古いパソコンやガラスケース、さらにベランダに保管されていた処分が難しい火気物などが回収対象でした。

割れ物や取り扱いに注意が必要な火気物が含まれていたため、5名のスタッフで安全第一に作業を進め、お部屋や階段を養生しながら慎重に運び出し、1時間ですべての不用品を回収しました。

ガラス製品と危険物が混在する不用品も、プロに任せれば安全にまとめて処分できることがわかる事例です。

事例③:火器・スプレー缶の不用品回収

神奈川県清川村の1LDKアパートにお住まいのお客様から、大量の火器やスプレー缶を含む不用品回収をご依頼いただいた事例です。仕事部屋に引火性の危険物が多数あり、処分方法にお困りのご様子でした。

スタッフは専門知識を持って分別・梱包・搬出の全工程を法令に基づき安全に進め、わずか15分で作業を完了しました。

スプレー缶などの危険物は、燃えないゴミとして自己判断で出す前にプロへ相談することで、安全に処分できることがわかる事例です。

まとめ:正しく燃えないゴミを処分しよう!

本記事では、燃えないゴミがどのように処理されるかと、正しい分別の重要性について解説しました。

燃えないゴミは収集後、以下の流れで処理されます。

処理工程 主な内容
収集・運搬 専用収集車で不燃ゴミ処理センターへ搬入
手作業による仕分け 危険物・大きなゴミを人の手で取り除く
破砕処理 破砕機で細かく砕き、容量を削減
機械選別 磁選機・ふるい・アルミ選別機などで素材別に分類
最終処理 鉄・アルミはリサイクル、可燃物は焼却、不燃物は埋め立て

全国の一般廃棄物最終処分場の残余年数は平均24.9年(環境省・令和6年度)と、決して余裕がある状況ではありません。家庭での正しい分別が、埋め立て地の延命とリサイクル推進に直結します。

分別できないゴミが大量にある場合は、ぜひ「粗大ゴミ回収本舗」にご相談ください。

燃えないゴミの処理に関するQ&A

  • Q燃えないゴミの収集頻度はどのくらいですか?

    A自治体によって異なりますが、多くの場合は月に1〜2回程度です。燃えるゴミに比べると収集頻度が低いため、収集日を事前にカレンダーや自治体ウェブサイトで確認しておくことが重要です。

  • Q小型家電は燃えないゴミとして出せますか?

    A自治体によって扱いが異なります。燃えないゴミとして出せる場合もありますが、「小型家電リサイクル法」に基づき、家電量販店の回収ボックスや自治体の専用窓口への持ち込みを推奨しているケースもあります。お住まいの自治体のルールをご確認ください。

  • Qスプレー缶やライターはどのように捨てればよいですか?

    Aスプレー缶は必ず中身を使い切り、穴を開けるかどうかは自治体のルールに従ってください。近年は、事故防止のため穴を開けずに出す自治体もあります。ライターも同様に中のガスを使い切ってから出します。中身が残ったまま出すと、破砕処理の際に爆発・火災の原因になるため注意してください。

  • Q燃えないゴミ処理と燃えるゴミ処理の違いは何ですか?

    A燃えるゴミは清掃工場の焼却炉で高温焼却処理されます。一方、燃えないゴミは主に処理施設で破砕・選別を行い、リサイクル可能な鉄・アルミは資源回収、混入した可燃物は焼却、ガラスや陶器などの不燃物は最終処分場へ埋め立てという異なるプロセスで処理されます。

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