本記事では、片付けられないのは障害が原因しているのかという点について詳しく解説します。

障害に関する診断チェックや片付けられない理由、どのように部屋を片付けていけば良いのか対策法についてもまとめました。

自身の力で解決するのが難しいときは、サポートを受けながら片付けていくことも可能です。

片付けられないとお困りの人は、この記事を読むと少しでも快適な部屋づくりを目指せるでしょう。

片付けられないのは障害の可能性がある

部屋の中が片付けられないのは、障害による可能性があります。

ADHDやADDといった障害によって、片付けがうまくできないことがあるのです。

• ADHD(注意欠如多動性障害)：集中力や活動性などをコントロールしづらい
• ADD(注意欠如障害)：ADHDから多動性を除いたものであり、やはり集中力や活動性、衝動性をコントロールしづらい
• ASD(自閉症スペクトラム障害)：こだわりが強く、規則正しく並べることなどが得意である

ADHDやADDでは他のことが気になったり、つい別のことを思い出して行動してしまうなどが症状として挙げられます。

また、計画を立てて物事を進めるのが苦手なので、部屋が片付けられないと悩んでいる人が多いです。

ASDについては、片付けが得意ともいえますが、物を積み上げて整理している状態などは周りから見るときちんと整理できていないように感じられたりもします。

物を片付けられないわけではないものの、片付いていないように見られてしまうのがASDの特徴です。

このように、片付けられないという症状に関する障害はいくつか存在します。

片付けられない障害？ADHD・ASDのチェック項目

片付けられない障害には、ADHDやASDなどが挙げられます。

具体的には、以下のような症状がみられたら障害である可能性が高いです。

物が捨てられない

片付けようとしても物が捨てられない、どれも大切で必要な物に思える、このような場合障害が原因で片付けが難しくなっている場合があります。

どれを捨てたら良いかわからない、もしかしたらまだ使うものかもしれないと悩み、結局片付けが進まないというサイクルに陥ってしまいます。

物が捨てられないと片付けは進まないので、結果的に散らかった部屋で過ごすことになるのです。

必要な物がなかなか見つからない

仕事やプライベートで必要な物がなかなか見つからないという状態も、障害による影響であると考えられます。

大事なときに必要な物が見つからず慌ててしまうことも、日常生活において多く起きるのが特徴です。

きちんと整理整頓ができていないために必要な物が見つからず、日々バタバタ過ごしてしまうことがあります。

片付けをしてもきれいにならない

片付けを始めたもののきれいになっていないと感じるときも、ADHDやADDによる影響が出ている可能性があります。

朝から始めたのにまだ床に物が散乱している、むしろ汚くなっている気がするようなときは、障害によって片付けに集中できていないと考えられます。

このような状態に陥ってしまうときも、障害が関係していることがあるのです。

障害によって部屋が片付けられない理由

ADHDやASDなどの障害によって、家の中が片付けられないというケースがあります。

では、なぜこのような障害があると片付けがうまくできないのでしょうか？

その原因には、以下の4点が挙げられます。

自分の行動をコントロールするのが難しいから

ADHDなどの障害では、自身の感情やコントロールをするのが困難になります。

状況に応じて適切に動いたり、行動を制限することが難しいため、片付けられないといった事態に陥りやすいのです。

今からここを片付けようと決めても周りが気になる、違う場所が気になってそちらの片付けに取り掛かってしまうなどの特徴がみられます。

短期記憶の容量が小さいから

障害のなかでもADHDを患っている場合は、短期記憶の容量が小さいために片付けられない状態になりやすいです。

片付けをしようと思っても時間が経つとすぐに忘れてしまうので、本格的に片付けを行なうのが難しくなります。

具体例を挙げると、この箱に入れてから棚に整理しようと考えていても、棚に整理するという部分までを記憶できず箱に入れて終わってしまうといったパターンです。

集中できないから

ADHDなどの障害を患っていると、一つのことに集中するよう自身をコントロールすることが難しいです。

そのため、片付け以外のことに目がいったり、片付けではない作業に取り掛かってしまうなどの状態がみられます。

片付けのときに出てきた漫画が気になって、読むのに集中してしまうなんてこともあるでしょう。

優先順位付けが困難だから

ADHDなどでは、優先順位をつけて行動するのが苦手な人が多いです。

今何をすべきか、何が必要なのかを判断できないため、片付けにおいても捨てる物と整理しておく物の区別がつきにくいです。

さらに、今は必要のない物だけれど買ってしまい、結果的に物が増えて片付けが進まないというケースもあります。

片付けられない障害を乗り越えるための対策法

部屋を片付けられない理由には、障害が関係している場合があることがわかりました。

続いてここでは、どのようにして片付けられない障害を乗り越えたら良いのか、対策法について見ていきます。

まずは1つの場所から片付けに取り掛かる

障害により片付けられないとき、周りが気になって一つのことに集中できないという理由が関係しています。

そこで、自分が決めたある一つの場所から片付けに取り掛かりましょう。

自分の部屋から片付けると決めたら、その部屋の片付けに集中します。

他の部屋のことは気にせず、まずは自分の部屋をきれいにしようという気持ちを持って片付けに取り組んでみましょう。

一つの場所の片付けが終わるまで、その場を離れないようにするのもポイントです。

タイマーをセットして片付ける

一つの場所から片付け始めるのに加え、片付けているときはタイマーをセットしておきましょう。

ADHDなどの障害では集中力が続きにくく周りが気になってしまいやすいので、タイマーをセットしてその時間内は片付けに集中することが大切です。

試しに10分タイマーをセットし、その時間内でどれだけ片付けられるかを考えてみます。

このとき、自身が集中できそうな時間をセットするようにしてください。

タイマーをセットしている間なら集中できるということであれば、徐々に時間を長く設定してみましょう。

収納箱を用意する

部屋の中をうまく片付けられない、すぐに気が散ってしまうという場合は、簡単な方法で整理をしてみましょう。

収納箱を用意して、その中に必要な物を整理していくだけでも部屋がすっきりとしてきます。

ADHDである場合、空間認知能力が弱いことから広い場所に物を収納していくのが苦手です。

本、雑貨などカテゴリごとに収納箱を用意しておくと、分別しながら収納していけます。

どこに片付けたら良いかわからないと迷うこともなくなり、片付けを順調に進められるでしょう。

物を増やさないよう心がける

きれいに片付いた部屋を目指すためには、物を減らすことが大事です。

そこで、日ごろの生活で物を増やさないよう心がけましょう。

ADHDなどの障害では、優先順位付けが難しい点から必要のない物を買ってしまう傾向にあります。

これでは物が増えてしまい片付けもうまく進まないので、物を買って増やさないようにしましょう。

ADHDやASDなどの発達障害以外にも病気が原因で片付けられないこともあります。

どんな病気で片付けられないのか、対処法などを確認したい方はこちら！

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障害により片付けられないときはサポートを受けよう

障害が影響して自分で部屋を片付けられないときは、周りの手助けを受けることも大事です。

片付けられない悩みを抱えている際以下のようなサポートを受けられるので、一人で抱え込まずに相談してみましょう。

家族に相談する

一番身近に相談できる相手といえば、家族が挙げられます。

こんな症状で困っている、片付けられないのをどうにか解決したいと、親や兄弟などに悩みを打ち明けてみてください。

家族であれば、他人に話せないことについても相談しやすいでしょう。

片付けられない悩みを一人で解決するのが難しいと感じたら、一度家族に話してみると良いです。

病院を受診する

障害は、自分自身ではどうしようもないことがあります。

それでも生活に支障が出て困っている場合は、専門医のいる病院を受診して症状について相談してみてください。

ADHDなどの障害は、精神科で診てもらいましょう。

症状の程度によっては、薬を処方してもらえる場合もあります。

家族に相談する他、思い切って病院を受診し、自身の症状を話してみるのがおすすめです。

不用品回収業者に依頼する

障害により部屋が片付けられないときは、不用品回収業者に片付けに来てもらう方法もあります。

ゴミの分別から搬出まで任せられ、あらゆる不用品をまとめて回収してくれるのが業者の魅力です。

さらに、部屋の片付けや掃除にも対応しているところがあるので、短時間ですっきり整頓された部屋を取り戻せます。

できるだけ早く片付けたいというときも、スピーディーに対応してくれます。

※困ったときは信頼できる不用品回収業者に相談しよう！

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片付けられない障害でお困りなら粗大ゴミ回収本舗へ

部屋を片付けられないのは障害が原因の可能性があるという点から、片付けられない原因、対策法などをみてきました。

障害によって片付けが進められない場合は、家族などのサポートを受けつつできることから始めるのがポイントです。

プロに頼んで素早く確実に片付けてもらいたいときは、不用品回収業者にもご相談ください。

「粗大ゴミ回収本舗」も不用品回収からゴミ屋敷の片付け、掃除などに幅広く対応しています。

事前に片付ける必要なく、深夜早朝などの時間帯にもいつでも駆け付けることが可能です。

大量の不用品を処分する際も、追加料金のかからないパックプランがあるので、料金の心配も不要です。

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