畳の処分を考えておられる方に、畳の処分方法や処分費用について詳しくご説明します。

畳を処分する機会というのは、人生のうちでそれほどあるわけではありません。だからこそ、知らないこともいっぱいです。畳処分時の注意点をまとめましたので参考になさってください。

日本人の暮らし方が多様化しているとはいえ、やっぱり畳のある暮らしはいいです。日本人の暮らしを支える畳ですから、最後まで正しく適切に処分したいものです。

畳の処分方法5選！

日本人にとって、畳は切っても切れない物でしたが、最近では、畳の部屋が一つもないお家もあります。

とはいえ、実家の片付けや物置やガレージに積み上げてあった古い畳など処分しなければならない場面に直面することもあります。それほど選択肢があるわけではありませんが、ご事情に合った方法をお選びください。

畳屋に回収してもらう

畳の寿命は、一般的に10～20年と言われています。「畳と女房は新しい方がいい」などという失礼なことわざもありますが、新品の青畳の香りはえも言われません。

何かのイベント（お見合いや法事など）に合わせて畳を新調した際などには、新調した畳屋で処分してもらう方法が便利です。畳を新調した場合、無料で畳屋が持って帰ってくれます。新調しない場合も、畳屋が近くにあれば、「処分できるか」と聞いてみる方法もあります。

最近では、畳屋を滅多に見かけなくなりました。以前作ってもらった畳屋が廃業されている場合もあります。そんな場合は以下の方法で処分しましょう。

自治体の粗大ゴミ回収に出す

畳は、自治体の粗大ゴミ回収に出すことができます。ただし、自治体の粗大ゴミ回収では処分できる数に上限がある場合もあります。畳が大量にある場合は、事前に要確認です。少量の畳の処分には向いている方法です。

畳は意外に重いです。集積場まで運び出す必要があります。集合住宅の階上から下すのも、大きくて重い畳はたいへんです。

自治体の粗大ゴミ回収のメリットは、費用が安い点です。ただ、申込みから回収までタイムラグがあります。引っ越しシーズンなどの繫忙期には回収までかなり待たなければならない場合も多いです。

また、旅館などの事業で使っていた畳は回収してもらえません。

解体して自治体の可燃ゴミに出す

一般的に、粗大ゴミになる大きさは、30㎝角以上です。一般的な畳は30㎝角以上の大きさがありますが、畳を解体して可燃ゴミに出そうとする方がいますが、あまりおすすめの方法とは言えません。

というのは、畳の解体はとても労力が必要です。騒音やホコリもすごいです。コスパやケガをするリスクを考えると割にあわないです。

さらに、自治体によっては、元々粗大ゴミの大きさの物を粗大ゴミ以下の大きさに解体したとしても、粗大ゴミ扱いになる場合があります。せっかく苦労して解体しても粗大ゴミになるのでは、「骨折り損のくたびれ儲け」にしかなりません。事前にお住まいの自治体にご確認ください。

自治体のゴミ処理場に持ち込む

自治体のゴミ処理場に直接持ち込む方法があります。直接持ち込む方法は、お住まいの自治体によって方法が異なりますので、予約が必要か直接持ち込むだけでいいのかなどを事前にご確認ください。

特に、現金可なのか、事前にゴミ処理券をコンビニなどで買わなければならないのかをチェックしておきましょう。

粗大ゴミ回収に比べて、若干安くなることもありますが、難点は、畳を積むことができる車が必要なことです。軽トラなどがあれば積み込みやすいですが、一般家庭で軽トラを持っているご家庭は少ないです。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼する方法が、畳の処分方法では一番おすすめです。

不用品回収業者をおすすめする理由は、畳のある場所まで取りに来てくれることです。家の中からの運び出しもおまかせできます。集合住宅の階上でOKです。

さらに、他の不用品と一緒に処分できる点もうれしいポイントです。多くの不用品と出せば、諸経費込みのパックプランで料金を抑えることができます。

電話一本で即日回収も可能です。希望の日時を予約することもできるうえに、深夜・早朝の回収もOKです。

産業廃棄物である畳はもちろん、事業ゴミも回収が可能です。

畳処分のタイミング・畳の寿命は？

畳の寿命は、一般的には10年～20年と言われています。もちろん、メンテナンスをしっかりすれば、いい状態を長く保つことができます。

畳を古い物から新しい物への交換のタイミングは、畳の表面がけば立ってきたり、畳の縁が擦り切れてきたり、畳の上を歩くとフワフワする感じがするなど替え時を示す兆候が表れてきます。

「畳もそろそろ替え時かも？」と思いながら、使い続ける方も多いです。替え時のサインが出ているのに使い続けるとどうなるでしょう？

畳表面の毛羽立ちがひどくなり、はだしで歩くとケガするリスクさえ出てきます。表面に黒いものが現れると、カビの恐れがあります。

湿気を多く含んだ畳をそのままにしておくと、カビが生えたり、シロアリの発生を誘発したりして、衛生上も、畳の構造上も、家そのものへも影響が出ます。

替え時のサインが出たら、畳を変える潮時です。

畳を処分する際の注意点

畳を処分する際の注意点をまとめました。事前に注意点を知っていれば、どんな状況に直面しても慌てずに済みます。ご熟読ください。

畳は素材の種類によって処分費用が異なる

畳には、昔ながらの本畳とわら床のかわりにスタイロフォームを使用したスタイロ畳があります。それぞれにはメリットデメリットがあります。

本畳は、自然素材であるわらを使っているので、無駄な湿気を吸ったり吐いたりして調湿機能があります。他に、断熱、遮音性能や空気をキレイにする作用もあります。一方、スタイロ畳は軽いですが、本畳が持つ機能は期待できません。

処分する場合、本畳は1枚2,000円前後に対して、スタイロ畳は2,500円程度かかります。

水にぬれた畳や腐った畳の処分費用は高くなる

畳は、水を吸収しやすい素材でできているため、水にぬれた場合は、できるだけ乾燥してから処分するといいでしょう。畳をあげて、立てかけて陰干しにするといいです。床上浸水などでぬれた場合は、２～3日かけて乾かしましょう。

水にぬれた畳は非常に重くなります。そのまま置いておくと、カビが生えたり、腐ったり、そこからシロアリが発生したりとトラブルのもとになります。とにかく、ぬれたら畳をあげることが大切です。

水を吸って重くなった畳、カビが生えたりシロアリが食ったり腐ったりした畳は、処分費用が高くなると覚悟しておきましょう。使う当てもない畳を倉庫の奥に積んでいるのを見ることもありますが、使わないと決まっているならすぐに処分することをおすすめします。

畳は産業廃棄物になる場合も

畳が一般家庭から処分される場合は、家庭ごみとして粗大ゴミ等として処分されますが、解体工事などで出た畳は産業廃棄物となります。

産業廃棄物の畳は、自治体の粗大ゴミ回収には出せません。産業廃棄物処理業者の扱いになります。また、旅館等の事業所から出た畳も産業廃棄物になります。

こうした畳は、産業廃棄物取扱許可を持っている不用品回収業者に依頼ができます。不用品回収業者なら、産業廃棄物だけでなく、家庭から出る不用品も一緒に処分できるので使い勝手がいいです。

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2024年06月27日

畳の処分費用相場

畳の処分方法別の処分費用相場を表にまとめましたので、処分方法を決める際の参考になさってください。

自治体の粗大ゴミ回収に出す場合、畳の枚数に応じて料金が変わる場合もあります。お住いの自治体にご確認ください。

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2024年06月15日

畳の処分なら粗大ゴミ回収本舗におまかせ！

畳のいろいろな処分方法を見てきましたが、おすすめの処分方法は、不用品回収業者に依頼する方法です。なかでも、「粗大ゴミ回収本舗」が一押しです。

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粗大ゴミ回収本舗では、家庭からの畳も、産業廃棄物としての旅館などからの畳も処分もお受けすることができますから、安心して畳の処分をご依頼ください。

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