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この記事ではモバイルバッテリーの処分方法を解説しています。
モバイルバッテリーは法律によって指定再資源化製品に指定されており、リサイクルが基本的な捨て方です。
ただ捨て方が若干面倒なので、本記事では手順ごとに分かりやすく解説しています。
そのほかに処分する時の注意点や、処分するタイミングなどにも触れている内容です。
間違った処分が火災を起こす可能性もあるので、ここで正しい処分方法を身に着けておきましょう。
目次
最近のモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池と呼ばれる小型充電池の使用が主流です。
リチウムイオン電池には、リチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルが多く含まれています。
このため充電池のリサイクルボックスが各所に設置されており、そちらでモバイルバッテリーを廃棄可能です。
まずはリサイクルボックスが家の近くにあるか調べましょう。
主な設置場所を以下に挙げておきます。
リサイクル協力店の数は全国で20,000店以上です。大抵の地域には置いてあるでしょう。
具体的な場所については、一般社団法人JBRCのホームページでご確認可能です。
JBRCとは電池メーカーなどによって構成されている団体で、小型充電池の回収とリサイクルを主導しています。
ボックスに入れられるのは、JBRCの会員メーカーの製品に限られます。
目印はリサイクルマークです。3つの矢印マークが製品本体に付いているので手がかりにして下さい。
古い製品にはマークが付いていないことがありますが、JBRC会員メーカーならボックスに投入可能です。
JBRCの会員にはAnkerやエレコムなどの主要メーカーを始め、約300の企業が名を連ねています。
一方で、RAVPower、AUKEY、Belkinなどの一部メーカーは、2024年現在もJBRCに加盟していません。
非加盟メーカーの製品は不用品回収業者などで廃棄可能です。
破損や膨張しているモバイルバッテリーは、安全上の理由でボックスには入れられません。
膨張とは、「リチウムイオン電池の経年劣化」が原因で起きる現象です。
電池が劣化すると電解質の酸化が起こり、酸化によって内部にガスが溜まり、ガスによってバッテリーが内側から膨張します。
そこに強い衝撃が加わると発火や爆発が起きるため、他の使用済みバッテリーと一緒に扱うことはできません。
危険なので、リサイクルボックスに入れるのは絶対にやめましょう。
破損や膨張があるモバイルバッテリーの処分方法は、次の項目で解説しています。
といった時は、ここから紹介する方法を検討してみて下さい。
自治体で燃えないゴミに出せたり、公共施設に置かれている回収ボックスに入れることができます。
膨張、液漏れ、破損した製品については各自治体にお問い合わせください。福岡市のように処分できることがあります。
以下に、九州の主要自治体のモバイルバッテリー処分についてまとめてみました。
自治体名 | 処分方法 |
福岡市 | ・公共施設の充電池回収ボックスで処分できる ・膨張・液漏れ・破損した物も処分できる |
北九州市 | ・公共施設の充電池回収ボックスで処分できる |
大分市 | ・公共施設の充電池回収ボックスで処分できる |
長崎市 | ・処分不可(JBRCのリサイクルボックス等で処分) |
佐賀市 | ・燃えないゴミに出せる |
熊本市 | ・「特定品目」としてゴミに出せる |
宮崎市 | ・小型家電回収ボックスで処分できる |
鹿児島市 | ・燃えないゴミに出せる ・膨張した物も処分できる |
(※各自治体ホームページと問い合わせ回答を元に作成。2024年6月時点)
福岡市、北九州市、大分市の充電池回収ボックスはJRBCのリサイクルボックスとは別物なので、リサイクルマークがない製品も処分できます。
小型家電回収ボックスですが、モバイルバッテリーを入れられない自治体も多いので要注意です。
例えば福岡市の小型家電回収ボックスには、モバイルバッテリーを入れられません。
各自治体の対応やボックスの設置場所については「モバイルバッテリー 福岡市 処分」などでご検索ください。
家電量販店のカウンターにバッテリーを預けるか、店内に設置されているリサイクルボックスで処分することができます。
費用は無料です。端子部をセロハンテープなどで絶縁したうえで、各店に持ち込んでください。
以下はモバイルバッテリーを持ち込める店舗一覧ですが、これ以外にも大手量販店ならだいたい持ち込み可能です。
細かい対応は店舗や支店で異なり、破損・膨張しているバッテリーや、リサイクルマークがないバッテリーは処分できないことがあります。
リサイクルボックスが見当たらない場合は、店員に問い合わせてみましょう。
安全上の理由から、割合としてはカウンターで回収する店舗が多いようです。
大手キャリアでは、ドコモショップがモバイルバッテリーの回収を行っています。
ソフトバンクとauのショップは回収していないのでご注意下さい。
(※各社のホームページまたは問い合わせ回答より。2024年3月時点)
回収対象にはモバイルバッテリーの他に、携帯本体やACアダプターなども含まれます。
ブランドやメーカーは問いません。
非契約者でも対応してくれるショップが多いようですが、詳細については各店舗にお問い合わせ下さい。
携帯ショップだけでなく、モバイルバッテリーのメーカーも独自に回収を行っています。
Anker・・・・Anker製のバッテリーを宅配回収している。送料は元払い
エレコム・・・エレコム直営店でバッテリーの無償引き取りを行っている
例えばAnkerでは、故障・破損したバッテリーでも処分可能です。
粗大ゴミ回収業者ならば、どんなモバイルバッテリーも回収可能です。
破損・膨張している製品や、リサイクルマークがない製品でも問題ありません。
費用相場はモバイルバッテリー1個で500円~1,500円となっており、重たい粗大ゴミと比べると比較的安価です。
その他にも、
など、非常に多くのメリットがあります。
バッテリー1個で業者を呼ぶのに抵抗がある人は、他のゴミと一緒に回収してもらうと良いでしょう。
パックプランを利用すれば、ゴミの量が多くても費用を抑えられます。
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リチウムイオン電池には大容量の電力を蓄えられる利点があり、現在ほぼ全てのモバイルバッテリーで採用されています。
たいへん優れた充電池ですが、処分にいくつか注意点もあるので、ここで確認しておきましょう。
多くの自治体はモバイルバッテリーを収集していません。
ゴミ収集の過程でリチウムイオン電池に強い衝撃が加わり、発火する危険性があるからです。
佐賀市など例外的に燃えないゴミに出せる自治体もありますが、その他の自治体でモバイルバッテリーをゴミに出すのは絶対にやめましょう。
参考までに、リチウムイオン電池が原因の火災は、年間で約1万3000件も起きています。(2021年、環境省調べ)
中にはゴミ処理施設に大きな損害を与えた事例も報告されているので、必ず正しい捨て方で処分しましょう。
バッテリーの端子が他の金属と触れることで、ショート・発火する可能性があります。
事故を防ぐためにも、処分する時は絶縁処理を忘れないようにしましょう。
作業自体は簡単です。端子部分(金属部分)をガムテープやセロハンテープで覆うだけ問題ありません。
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モバイルバッテリーには様々なリスクがあり、適切な時期に処分するのが原則です。
ではいつ処分すれば良いのか? ここでは時期の目安を解説しています。
リチウムイオン電池の場合、充電回数が300~500回を超えると、充電効率が落ちると言われています。
毎日使うなら、1年~1年半の計算です。
3日に1回程度の使用なら、3年~4年が廃棄の目安になるでしょう。
膨張、異臭、発熱、変色、変形など、異常に気づいた時は直ちに使用を中止して下さい。
使用を継続すると、発火や破裂の原因になります。
寿命はあくまでも目安の一つです。使わずに放置しているだけでもリチウムイオン電池の劣化は進んでいきます。
経年劣化以外にも、
といった場合も故障・発火の危険性があるので、処分したほうが良いでしょう。
リチウムイオン電池には、充電が自然に減っていく自己放電という性質があります。
ここで注意したいのは、電池残量がゼロの時です。
残量0で自己放電が続くと過放電という状態になり、最終的には充電が不可能になってしまいます。
こうした理由から、モバイルバッテリーは3ヶ月に1回充電を行い、50%以上の充電をキープするのが正しい使用法です。
逆に言えば、何ヶ月もバッテリーを放置した時は、製品の寿命が近づいていると言えるでしょう。
ここでは違法なモバイルバッテリーの処分について解説しています。
違法なモバイルバッテリーとは、国の安全基準を満たしていない製品のことです。
主に海外製の粗悪品を指し、安全上の理由から、現在は国内販売が法的に禁止されています。
ただ、一部店舗やネット上では未だに取引されており、安さを目当てに買う人がいるのが現状です。
違法バッテリーの抱えるリスクは、
など深刻なものばかりです。
実際に発火しているのは海外製の粗悪品がほとんどなので、すぐに処分する必要があります。
製品本体やパッケージにあるPSEマークをチェックするだけで見分け可能です。
PSEマークとは国の安全基準に合格したことを示す日本独自のマークで、2019年2月以降に国内販売が認められたモバイルバッテリー(海外メーカー含む)に付けられています。
マークが見当たらない場合は、すぐに処分してください。
「2019年2月以前の古いバッテリー」もしくは「国の認可を受けていない違法なバッテリー」のいずれかに当てはまります。
前者は合法な製品ですが、経年劣化の可能性を考えて処分するのが望ましいです。
確実なのは不用品回収業者です。
家電量販店だとPSEマークがない製品の引き取りを断られることがあります。
PSEマークやリサイクルマークなど色々あって混乱するかと思いますが、モバイルバッテリーの処分方法は大きく分けて次の3つです。
捨て方が分からなかったり、バッテリーが破損・膨張している時は、不用品回収業者に頼むと簡単に処分できます。
モバイルバッテリーには多くの火災リスクが潜んでおり、次のような火災が実際に起きています。
1.2019年1月/福岡県粕屋町
イオンモール福岡で、女子高生がバッグに入れていたモバイルバッテリーから出火。
ソファの上に置いていたバッグが60cm下の床に落ちた直後に煙が上がった。
2.2023年1月/兵庫県伊丹市
デパートで買い物中の男性の上着が突然炎上。
原因はポケットに入れていたモバイルバッテリーで、スマホの充電を行っている最中だった。
男性は脇腹と左手にやけど。
3.2024年4月/神奈川県川崎市
宿泊施設で充電中のモバイルバッテリーから出火。
1階と2階の部屋が焼け、宿泊中の男性2名が死亡。
―――いずれも通常使用の範囲内だったにもかかわらず、モバイルバッテリーが発火したのが見て取れます。
繰り返しになりますが、
これらを使い続けるのは危険なので、すぐに処分しましょう。
粗大ゴミ回収本舗は九州エリアにおいて、不用品の回収を行っています。
モバイルバッテリーの回収もお任せ下さい。法律に従い、適正に処分いたします。
他に処分したいゴミがあるなら、パックプランがおすすめです。
最も安い「Sパックプラン」は、9,800円からのご利用となっています。
簡単な部屋の片付けなら十分対応可能なので、ぜひご利用下さい。
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