この記事ではケーズデンキの冷蔵庫の引き取りサービスについて解説します。

利用方法や引き取り料金、九州の対応地域をまとめました。

冷蔵庫はテレビ・エアコン・洗濯機とともに家電リサイクル法の対象品目に分類され、国から適切なリサイクルが求められています。

自治体の粗大ゴミには出せず、家電量販店や粗大ゴミ回収業者で正しく処分しないといけません。

ここではケーズデンキに焦点を当て解説しているので、参考にして下さい。

ケーズデンキの冷蔵庫の引き取り方法

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目、通称家電4品目に含まれます。

ケーズデンキなどの家電量販店には家電4品目の引き取り義務があるため、冷蔵庫の処分を依頼することが可能です。

ここでは具体的な引き取り方法について、詳しく解説します。

買い替え時に引き取りを依頼する

ケーズデンキでは、冷蔵庫を購入する際に古い冷蔵庫の引き取りを依頼できます。

新しい冷蔵庫の配送設置時に、不要となった冷蔵庫を回収してもらえるため、ご希望の方は各店舗の担当者にお申し出ください。

オンラインショップの場合は、注文画面でリサイクル回収のオプションを選択可能です。

以下は、新しい冷蔵庫が届くまでの事前準備になります。

• 食品を減らす
• クーラーボックスや保冷剤を用意する
• 給水タンクの水と製氷室の氷を捨てる
• 電源プラグを抜く

電源プラグを抜くタイミングは入れ替えの直前でも大丈夫ですが、詳しくは担当者の指示に従ってください。

冷蔵庫の買い替えができるのは、ケーズデンキの大型商品の配送エリア内に限られます。

九州で大型商品の配送を頼めない地域は、次の通りです。

以下の地域では、地区によっては配送不可・訪問曜日指定・その他諸条件といった制約があります。

自宅まで引き取りのみを依頼する

ケーズデンキでは、買い替えを伴わない冷蔵庫の引き取りのみを頼むこともできます。

申し込みは、店頭または電話で行います。買い替え処分とは異なり、「大型商品の配送エリア外」からでも申し込み可能です。

事前準備は特に必要ありませんが、ケーズデンキで購入した冷蔵庫を処分する場合は、以下のいずれかをご用意ください

• レシート
• 会員カード（あんしんパスポート）

ケーズデンキの購入品なら料金が安くなるため、購入証明として上記のいずれかが必要になります。

最寄りの店舗に自分で持ち込みする

最寄りのケーズデンキに冷蔵庫を持ち込み、引き取ってもらうことも可能です。

ただし、いきなり冷蔵庫を持ち込みに行っても受付場所が分からなかったり、店舗側が対応に困ることもあるため、あらかじめ店舗に連絡を入れておきましょう。

持ち込みのメリットは、料金が安く済む点です。費用の一部が無料になるため、自宅までの引き取りよりも安く処分できます。

デメリットは、持ち込みに車両と人手が必要な点です。

冷蔵庫は大きくて重いため、実際には持ち込みが難しいケースがほとんどになります。

ケーズデンキの冷蔵庫の引き取り料金内訳

家電4品目を処分する際、消費者（排出者）は「収集・運搬料金」と「家電リサイクル料金」を支払う必要があります。

この料金の負担は家電リサイクル法で義務付けられており、ケーズデンキ以外で冷蔵庫を処分する場合でも、必ず支払わなければなりません。

ここでは各料金の具体的な金額について解説します。

収集・運搬料金

収集・運搬料金とは、家電を排出場所から「指定引取場所（※）」まで運搬する際にかかる費用のことです。

収集・運搬料金は、家電量販店や粗大ゴミ回収業者などの引き取り業者によって異なります。

ケーズデンキの収集・運搬料金は、3,300円～です。

（※家電4品目の集積拠点）

家電リサイクル料金

家電リサイクル料金とは、指定引取場所からリサイクル施設までの運搬費用と、リサイクル施設での処理費用を合わせたものです。

リサイクル料金は各メーカーごとに定められており、金額は以下になります。

リサイクル料金はメーカー側が決めているため、ケーズデンキ以外に引き取りを頼んでも、料金は一定です。

上記表に掲載されていないメーカーについては、家電リサイクル券センターのホームページで確認できます。

ケーズデンキの冷蔵庫の引き取り料金

ケーズデンキの冷蔵庫の引き取り料金は、以下のケースごとに異なります。

• 買い替え時に冷蔵庫を処分したい
• 冷蔵庫の引き取りのみを頼みたい
• 店舗に持ち込んで処分したい

それぞれの料金については、各リンクから該当の項目へジャンプできます。

なお、料金はすべて税込みです。

買い替え処分の場合

ケーズデンキで冷蔵庫を買い替える際の処分料金は、次の通りです。

買い替え時の処分は、引き取りのみの場合と比べて、料金が約半額になります。

引き取りのみの場合

買い替えを伴わない冷蔵庫の自宅までの引き取り料金は、次の通りです。

買い替え時と異なり、収集・運搬料金が6,600円になり、出張費用として3,300円が追加されます。

ケーズデンキで購入した冷蔵庫であれば、引き取り料金が安くなります。

この場合の料金は次の通りです。

この料金で引き取りを依頼するには、購入証明としてレシートや会員カード（あんしんパスポート）の提示が必要です。事前に用意しておきましょう。

店舗持ち込みの場合

冷蔵庫の持ち込み料金は、次の通りです。

持ち込みだと、自宅までの引き取り時に発生する出張費用（3,300円）が無料になります。

収集・運搬料金は無料にならないので注意しましょう。

収集・運搬料金は「指定引取場所」に運ぶための料金なので、店舗に持ち込みしても無料にはなりません。

ケーズデンキで購入した冷蔵庫であれば、持ち込み料金は安くなります。

この場合の料金は次の通りです。

この料金で引き取りを依頼するには、購入証明としてレシートや会員カード（あんしんパスポート）の提示が必要です。事前に用意しておきましょう。

ケーズデンキ以外で冷蔵庫の引き取りを頼む方法

冷蔵庫の引き取りはケーズデンキ以外にも頼めるので、その方法をいくつかご紹介します。

他の家電量販店に引き取りを依頼する

まずは、ヤマダ電機やベスト電器といった他の家電量販店に依頼する方法です。

いずれも九州ではケーズデンキより店舗数が多いため、幅広い地域で利用できます。

以下は、ケーズデンキとの料金の比較表です。（※買い替えを伴わない引き取りのみの料金）

引き取りのみだと、ヤマダ電機とベスト電器のほうがケーズデンキよりも安く済みます。

ただし、買い替え処分だと差額は800円程度であるため、冷蔵庫の販売価格や還元ポイントで判断するのがおすすめです。

他店の家電下取りサービスを利用する

下取りとは、家電の購入を条件に、現在使っている家電を買い取ってもらえるサービスです。

冷蔵庫の下取りは、ヤマダ電機やビックカメラなどで行われています。

ほかにも期間限定で下取りキャンペーンを実施する店舗も多いので、定期的にチェックしてみると良いでしょう。

ただし、以下の条件に該当する冷蔵庫は、下取りの対象外となる場合があります。

• 製造年数が古い
• 破損している
• サビがある
• 付属品や電源コードがない

ヤマダ電機では製造10年以上の冷蔵庫、ビックカメラでは製造8年以上の冷蔵庫が下取りの対象外となります。

指定引取場所に持ち込みをする

指定引取場所とは、家電4品目をリサイクル施設へ運ぶための集積拠点です。

この指定引取場所に、自分で冷蔵庫を持ち込んで処分することができます。

持ち込み手順は次の通りです。

1. 冷蔵庫のリサイクル料金を調べる
2. 郵便局の貯金窓口で家電リサイクル券（料金郵便局振込方式）を受け取る
3. 必要事項を記入してリサイクル料金を支払う
4. 最寄りの指定引取場所に、冷蔵庫と家電リサイクル券を持ち込みする

自分で持ち込みを行えば、収集・運搬料金は無料になります。

ケーズデンキでは最大で6,600円かかるため、無料になるのはメリットです。

ただし冷蔵庫の重量は、家族用で100kg前後、一人暮らし用でも30kg前後もあります。

運搬には車両の手配や複数人の手伝いが必要になるため、6,600円が無料になるメリットに見合うかどうかは微妙です。

以下は福岡県・熊本県・佐賀県・大分県内の主な指定引取場所です。

いずれも持ち込み時に事前連絡は不要です。

営業日と受付時間を確認の上、受付時間内に持ち込んでください。

この他の指定引取場所については、家電リサイクル券センターのホームページから確認できます。

粗大ゴミ回収業者に引き取りを依頼する

冷蔵庫の買い替え時にも、処分だけしたい時にも便利なのが、粗大ゴミ回収業者です。

おすすめの理由は以下になります。

• 家電量販店よりも料金が安い（特に引き取りのみ）
• 即日回収と早朝深夜の回収を頼める
• ケーズデンキの配送エリア外でも利用できる
• 他の不用品もまとめて回収してもらえる

回収業者の冷蔵庫の引き取り料金は、単品回収で6,000円～が目安です。

料金の主な内訳は、家電量販店と同じく「リサイクル料金」と「収集・運搬料金」になります。

以下に各方法の料金表をまとめたので、参考にしてください。

料金は家電量販店より安く、即日回収や早朝・深夜の回収も依頼できるため、粗大ゴミ回収業者は利便性にも優れています。

さらに、「冷蔵庫ひとつ6,000円～」で回収する単品回収のほかに、いくつもの不用品を「まとめていくら」で回収するパックプランもあります。

パックプランの費用相場は次の通りです。

パックプランは、出張料金や車両費などの各種手数料込みの値段なので、単品回収よりも単価が安くなります。

不用品の量が多ければ多いほど安くなるので、粗大ゴミや不用品をためてしまっていても安心です。

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なお、「家電を無料で回収します」とホームページに掲載したり、無料回収のチラシをポストに投函する業者が一部存在しますが、違法業者の可能性が高いためご注意ください。

冷蔵庫を処分する際は、リサイクル料金と収集・運搬料金の支払いが法律で義務付けられています。

処分費用が無料になることは決してないので注意しましょう。

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