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この記事では金庫の処分方法と費用相場を解説しています。
金庫は一般的に処理困難物に分別され、多くの自治体では処分できません。
そこで本記事では不用品回収業者や販売店といった捨て方を紹介するとともに、処分費用相場についても網羅します。
後半では金庫を処分する時の注意点や、事業用の金庫の捨て方も解説しています。
混乱しがちな金庫の処分方法を分かりやすく解説しているので、金庫を廃棄する際にぜひお役立てください。
目次
ひと口に金庫と言っても、大きく分けて次の4種類があります。
| 金庫の種類 | 特徴 |
| 耐火金庫 | ・中身を火災から守るのが主な目的 ・防犯性能もあるが高くはない |
| 防盗金庫 | ・耐火性と防犯性を兼ね備えた金庫 ・プロの鍵開けと破壊に耐える性能がある |
| 手提げ金庫 | ・持ち運び可能な小型金庫 |
| 非耐火金庫（保管庫） | ・耐火性がない金属金庫 ・金庫ではなく保管庫と呼ばれることも |
一般的に金庫と言うと耐火金庫もしくは防盗金庫を指し、耐火性がないものは保管庫と呼ばれます。
金庫の種類は金庫に貼られているシール、カタログの性能表示マーク、メーカーへの問い合わせなどで判別可能です。
耐火金庫は処分が難しいので、まず最初に解説したいと思います。
防盗金庫は耐火金庫とほぼ同じ（防犯性能が高いだけ）なので、自治体以外は同じ捨て方で処分可能です。
耐火金庫は多くの自治体で処理困難物に分別され、通常は粗大ゴミには出せません。
ですが近年はゴミ処理施設の性能向上に伴い、耐火金庫を粗大ゴミとして処分できる自治体もいくつか存在します。
以下に、自治体の耐火金庫の処分状況をまとめてみました。
| 自治体名 | 対応状況 |
| 福岡市 | ・100kg以下なら粗大ゴミに出せる ・粗大ゴミ手数料は1,000円 |
| 長崎市 | ・60kg以下なら粗大ゴミに出せる ・粗大ゴミ手数料は523円または1,047円 |
| 大分市 | ・佐野清掃センターへの持ち込みで処分できる ・料金は10kgあたり35円 |
| 熊本市 | ・1辺50cm以下なら粗大ゴミに出せる ・粗大ゴミ手数料は500円または900円 |
| 宮崎市 | ・1辺50cm以下なら粗大ゴミに出せる ・粗大ゴミ手数料は1,500円 |
| 鹿児島市 | ・1辺50cm以下なら粗大ゴミに出せる ・粗大ゴミ手数料は350円または700円 |
（※各自治体のホームページと問い合わせ回答より引用）
防盗金庫は基本的に自治体では処分できません。
防盗金庫は持ち去りを防ぐために、50cm以上100kg以上のものが普通だからです。
耐火金庫を粗大ゴミに出せる自治体では、ゴミ処理施設への持ち込み処分が可能です。
福岡市の持ち込み処分を解説すると、
となっています。
なお、大分市では耐火金庫を粗大ゴミには出せませんが、佐野清掃センターへの持ち込み処分が可能です。
耐火金庫を粗大ゴミに出せる自治体は少数です。
この後で紹介する捨て方も、「買い替え時のみ引き取り可能」といった条件が付くことがあり、手軽に利用できません。
その点不用品回収業者なら、
といった多くのメリットがあります。
金庫の処分方法としては、不用品回収業者が最も基本的な捨て方になるでしょう。
中には金庫専門の回収業者も存在し、鍵開けや数百キロの大型金庫の引き取りも頼めます。
この場合の捨て方は次の2パターンです。
「購入店が不明」「買い替えの予定がない」といった方は、金庫を専門に扱うお店に相談してみてください。
金庫の専門店なら、お金を払って引き取りだけを頼めることがあります。
ホームセンターも金庫の販売店ではありますが、引き取り処分を行うホームセンターは少数です。
以下に各ホームセンターの耐火金庫の引き取り状況をまとめてみました。
| カインズ | 買い替え時に引き取りを頼める（一部商品のみ） |
| コーナン | 引き取り不可 |
| グッデイ | 引き取り不可 |
一部ネット記事に「コーナンでは引き取りを頼める」とありますが、コーナンは金庫の引き取りサービスを行ってないのでご注意ください。
コーナンに問い合わせたところ、
”耐火金庫の引き取りですが、現在のところ、行っておりません。”
との回答がありました。（2024年6月時点）
一部の製造メーカーも金庫の引き取りサービスを行っています。
以下の表は、大手金庫メーカーの引き取り状況の一例です。
| メーカー名 | 対応状況 |
| ダイヤセーフ | ・金庫の引き取り業者を紹介してくれる |
| エーコー | ・有料で引き取りを頼める |
| ディプロマット | ・有料で引き取りを頼める（買い替え時のみ） |
（※費用はいずれも要見積もり）
製造メーカーは通常、金庫正面に刻印やプレートで記載されています。
こちらでは鍵のかかった金庫を廃棄可能です。
この後でも解説していますが、金庫は必ず鍵を開けた状態で処分する必要があります。
鍵開け業者なら金庫の鍵を開けてもらえる上に、そのまま廃棄処分できることも多いです。
ここでは手提げ金庫と非耐火金庫の処分方法を解説しています。
主に自治体での捨て方を解説していますが、前半で紹介した不用品回収業者などに引き取りを頼むことも可能です。
手提げ金庫は、自治体で不燃ゴミや金属ゴミとして廃棄可能です。
まずは鍵を開けて、中身を空にしてください。
あとは扉を開けた状態のまま自治体の指定袋に入れて、収集日に出すだけです。
非耐火金庫（保管庫）の扱いは自治体ごとに異なります。
不燃ゴミや粗大ゴミに出せる一方で、耐火金庫のように自治体では処分不可能なこともあるようです。
ただ、不燃ゴミの分別条件は「指定袋に入る大きさ」「指定袋が破けない重さ」なので、袋に入るサイズでも重すぎると不燃ゴミには出せません。
【関連記事】粗大ゴミの出し方について詳しく知りたい方はこちら
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ここでは金庫の処分費用と、鍵開けにかかる費用を解説しています。
金庫の処分にかかる費用は、回収費用込みで1kgあたり200円～300円が相場です。
これを元に計算した料金表は次の通りです。
| 金庫の重量 | 費用相場 |
| 30kg～60kg （家庭用の小型金庫） |
6,000円～18,000円 |
| 60kg～120kg （業務用にも使われる中型金庫） |
12,000円～36,000円 |
| 120kg～200kg （防盗性能の高い大型金庫） |
24,000円～60,000円 |
（※設置状況によっては追加費用が発生）
自治体で粗大ゴミに出せるなら、費用は500円～1,500円ほどで済みます。
ただし、粗大ゴミに出せる自治体は少数ですし、数十キロの物体を運ぶのは非常に危険な作業なので、なるべく不用品回収業者などのプロに任せましょう。
【関連記事】料金が安い不用品回収業者を知りたい方はこちら
不用品処分が安い福岡県・熊本県ほか九州地方の粗大ゴミ回収業者
福岡などの九州地方で不用品を安く処分できる粗大ゴミ回収業者をご紹介します。不用品回収業者を安く利用する方法も併せてご覧ください。
鍵開け費用の相場は次の通りです。
| 金庫の種類 | 費用相場 |
| 手提げ金庫 | 8,000円～15,000円 |
| 耐火金庫 | 15,000円～50,000円 |
| 防盗金庫 | 100,000円～200,000円 |
費用は鍵の種類によって変わるので、詳しくは鍵開け業者にお問い合わせください。
ここでは金庫の処分・廃棄に関する注意点を解説しています。
自治体では金庫本体と中身を一緒に廃棄することはできません。
民間の引き取りサービスでも、依頼時に「金庫は空にするように」と言われるはずです。
また、小切手や株券などの貴重品が入っていることもあるので、中のものにはしっかりと目を通しておきましょう。
鍵のかかった金庫は中身が空だと証明できないので、自治体では処分不可能です。
民間の引き取りサービスでも引き取りを断られるか、鍵開け費用が追加されるでしょう。
「鍵をなくした」「番号を忘れた」等でお困りの方は、製造メーカーや鍵屋にお問い合わせください。
メーカーに金庫の番号調査を頼めたり、鍵屋に鍵を開けてもらうことができます。
金庫の廃棄費用はサイズと重量で決まります。
重量を自分で測るのは難しいですが、メーカーと型番が分かれば判別可能です。
これらは引き取り業者に依頼する時に聞かれる情報なので、事前に調べておきましょう。
メーカー名も型番も、金庫本体にラベルやプレート、刻印で記載されています。
金庫の扉を閉めっぱなしにすると、何かの拍子で鍵がかかってしまうことがあります。
そうした事態を防ぐためにも、
といった対策を行ってから金庫を廃棄する必要があります。
事業活動で使用する金庫は事業ゴミ（産業廃棄物）に分別され、自治体では処分できません。
事業活動とは会社から個人商店に至るまで、家庭以外で行われる全ての活動を指します。
産業廃棄物の捨て方は以下の通りです。
事業用の金庫の処分に困ったら、まずは環境課などの自治体窓口に相談しましょう。
捨て方を教えてくれたり、引き取り業者を紹介してくれます。
https://sodaigomi-kaishu.com/fukuoka/
粗大ゴミ回収本舗は九州北部で不用品の回収を行っています。
ご予約を頂ければ最短30分で現場に伺い、自治体では処分できない耐火金庫をはじめとした、すべての金庫を引き取り可能です。
運搬時は養生を徹底し、運び出しルートを確保してから安全に作業いたします。
事業ゴミや産業廃棄物全般の回収もお任せください。
仕事で使う金庫からオフィス家具まで、何でも引き取らせていただきます。
大量のゴミをまとめて廃棄したい場合は、安心のパックプランをご利用ください。
Sパック（9,800円～）、Lパック（54,800円～）、LLパック（要見積もり）と各種取り揃えており、一軒家や倉庫丸ごとの片付けにも対応可能です。
【福岡・熊本・佐賀・大分県対応】
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