現在、電話受付対応中!従業員が最短30分でお伺いできます
現在、電話受付対応中!従業員が最短30分でお伺いできます
この記事では業務用エアコンの処分方法と費用相場を解説しています。
一般的に業務用エアコンは産業廃棄物に分別され、家庭用エアコンと同じ方法では処分できません。
自治体での廃棄も不可能です。
廃棄方法が非常に複雑であり、フロンの回収など注意点も多いため、本記事では手順ごとに分かりやすく解説しています。
業務用エアコンを廃棄できる業者として産廃業者や不用品回収業者も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
業務用エアコンの廃棄には注意点が非常に多いので、最初に解説しています。
業務用エアコンと家庭用エアコンは廃棄方法が全く異なります。
種類 | 法律 | 主な処分先 |
家庭用エアコン | 家電リサイクル法に基づき廃棄 | 一般廃棄物の廃棄業者 家電量販店など |
業務用エアコン | 産業廃棄物処理法に基づき廃棄 | 産業廃棄物の廃棄業者 空調設備業者など |
家電リサイクル法の対象製品は、家電量販店などが有料のリサイクル回収を行っています。
ですがこちらは家電(=家庭用の電気製品)のみが対象です。業務用エアコンのリサイクル回収は行っていません。
また、業務用エアコンは粗大ゴミに出したり、自治体のゴミ処理施設に持ち込むことも不可能です。
業務用エアコンは家電リサイクル法の対象製品ではなく、産業廃棄物(以下産廃)です。
必ず産廃を扱える業者に廃棄を委託しなければなりません。
産廃とは、個人商店や企業を含む事業活動から生じた廃棄物のうち、法令で定められた20種類の品目(※)を指します。
(※木くず、金属くず、廃プラスチック類など計20種類)
業務用エアコンは厳密に言うと、金属くず及び廃プラスチック類の混合物に分類される産廃です。
2020年のフロン排出抑制法の改正により、業務用フロン入り機器の廃棄は、第一種フロン類充填回収業者にフロン類の回収を依頼する必要があります。
フロン回収後は、業者から引取証明書を受け取り、廃棄物・リサイクル業者へ廃棄を依頼する際に、引取証明書の写しをその業者へ提出しなければなりません。
違反した場合、行政処分と刑事罰(50万円以下の罰金)の対象になるので注意しましょう。
ちなみにフロン類とは、エアコンの温度調節に欠かせない化学物質(冷媒)のことです。
一般的にフロンガスの名称で知られますが、エアコン内部では温度の変化に伴い液体と気体の状態を行き来しています。
ここでは業務用エアコンの廃棄方法を手順ごとに解説しています。
そもそも業務用エアコンとは、オフィスや飲食店などの広い空間で使用される高出力のエアコンのことです。
以下は代表的な家庭用・業務用エアコンをまとめたものになります。
代表的な家庭用エアコン | 代表的な業務用エアコン |
・壁掛け型エアコン ・床置き型エアコン ・ウィンド型エアコン |
・天井埋め込み型エアコン ・天吊吊り下げ型エアコン ・壁埋め込み型エアコン ・パッケージエアコン ・スポットエアコン |
実際には”業務用の壁掛け型エアコン”というのも存在するので、上記表はあくまでも目安になります。
どちらか分からない時は、製品本体に付いている品質表示板で見分け可能です。
仕事で使っている家庭用エアコンは、家電量販店ならマニフェストなしで、産廃の廃棄業者ならマニフェストを作成したうえで引き取ってもらえます。
業務用エアコンの場合はこの後で解説する作業が必要です。
業務用エアコンは、都道府県から許可を受けたフロンの充填回収業者によるフロン回収が法律によって義務付けられています。
詳しくは「フロン充填回収業者 福岡県」などでご検索ください。業者一覧が掲載された自治体ホームページが出てきます。
フロン回収の手順は次の通りです。
(※販売店や施工会社にフロン回収を委託する時は委託確認書が必要になる)
回収依頼書は、フロンの充填回収業者から貰うか、日本冷媒・環境保全機構が一連の書類を販売しています。
詳しくは「日本冷媒・環境保全機構 行程管理票」でご検索ください。販売先一覧のPDFをダウンロード可能です。
行程管理票とはフロン回収に必要な書類一式の総称で、回収依頼書、委託確認書、引取証明書などがセットになっています。
フロン回収が終わると、充填回収業者からは引取証明書を渡されます。
これは3年間の保存が必要な書類で、廃棄業者に頼む時はこれの写しを渡さなければなりません。
不明な点があれば福岡県環境保全課に問い合わせ可能です。福岡県においてフロン回収を所轄しています。
マニフェストとは産廃を処分する際に、排出者・廃棄(運搬)業者・最終処分業者の間でやり取りする管理票のことです。
産廃が適切に処分されたか確認するためのもので、排出者は、
という手順を取らなければなりません。
本来マニフェストは排出事業者が用意するものですが、便宜上、廃棄業者が書類一式を準備している場合があります。
自分で用意する場合は、各県の産業資源循環協会で購入可能です。
具体的な住所や連絡先は、「産業資源循環協会 福岡県」などでご検索ください。
フロンの回収とマニフェストの作成を経て、ようやく業務用エアコンを廃棄可能です。
廃棄を頼める業者は複数あるので、次の項目でまとめて解説したいと思います
【関連記事】家庭用エアコンの処分方法を知りたい方はこちら
エアコンの処分方法!費用や無料引取り、持ち込み廃棄まで解説引き取りや持ち込みを含めたエアコンの処分方法と家電リサイクルについて解説するとともに、追加料金が発生するパターンも記載しました。
ここでは業務用エアコンの廃棄業者をいくつか紹介しています。
まずは産業廃棄物を専門に扱う廃棄業者に頼む方法になります。
主に企業向けに中規模以上の産廃処理を行っており、大量の産廃を一度に処分できるのが強みです。
一部ではありますが、フロンの回収が可能な産廃処理業者も存在します。
福岡県の場合、こうした業者は福岡県産業資源循環協会で紹介してもらえるので、詳しくはそちらにお問い合わせください。
こちらも一部ではありますが、フロンの回収とエアコンの廃棄を同時に頼める業者も存在します。
フロン回収とエアコン廃棄を一つの業者で済ませられるので、手続きの手間を省けるのがメリットです。
こちらは業務用エアコンの取り付け・取り外しを行う施工業者に頼む方法になります。
施工業者は工事の専門家であり、埋め込み型など、取り外しが難しいタイプのエアコンでも廃棄できるのがメリットです。
基本的にはフロンの充填回収業者にフロンを回収してもらった後で、利用することになるでしょう。
ただ、空調設備を専門に扱う施工業者は、フロンの充填回収業者も兼ねていることが多いです。
業務用エアコンの販売店は様々です。
どこで購入するにしろ、古いエアコンの廃棄を頼むことは可能なはずなので、購入時に相談してみてください。
産廃処理業者はどちらかと言うと大量の産廃処分に適した企業向けの業者です。
フロンの充填回収業者・施工業者・販売店は、回収したエアコンを後で廃棄業者に引き渡すので、中間マージンが発生することがあります。
その点不用品回収業者なら、
といったメリットがあります。
業務用エアコンを普通に廃棄するなら、不用品回収業者が基本的な選択肢になるでしょう。
複数の産廃を回収する時は、パックプランで1つ1つの処分費用を抑えることが可能です。
【関連記事】事業ゴミを廃棄できるおすすめ不用品回収業者はこちら
ゴミをなんでも回収!即日対応可能なおすすめ不用品・粗大ゴミ回収業者3選不用品・粗大ゴミ回収業者は、ゴミをなんでも回収します。回収業者のメリットや選び方のポイント、おすすめ業者を見ていきましょう。
廃棄処分にかかる費用はトータルで4~15万円ですが、ここでは内訳を詳しく解説しています。
フロンの回収費用は2~5万円が相場です。
以下は主な内訳になります。
基本費用とは、フロン回収機器の運搬や設置にかかる費用です。
フロン破壊・再生費用ですが、回収したフロンの品質によっては再生処理(リサイクル)になることがあります。
撤去費用の相場は、作業・運搬・廃棄費用込みで2~10万円です。
費用は以下の要因で変化します。
例えば壁掛け型なら2~5万円が相場ですが、天井埋込み型だと10万円近い費用がかかる場合があります。
ただ、実際の価格帯は数千円~数十万円と非常に振れ幅が大きいので、正確な料金は見積もりでご確認ください。
エアコン交換時は割引を受けられることがあります。
取り付け費用相場は以下になります。
タイプ | シングル (1.5~6馬力) |
ツイン (3~10馬力) |
壁掛け型 | 3~7万円 | 8~13万円 |
床置き型 | 5~9万円 | 10~18万円 |
天井吊形 | 7~10万円 | 11~20万円 |
天井埋込型 | 8~12万円 | 12~24万円 |
シングルとは室外機1台・室内機1台のエアコン。
ツインとは1台の室外機で2台の室内機を動かすエアコンのことです。
粗大ゴミ回収本舗は九州北部で不用品と産廃の回収を行っております。
ご予約を頂ければ最短30分以内に現場に伺い、当日中に業務用エアコンを含む全てのエアコンを回収することが可能です。
その他あらゆる事業ゴミ・産廃を回収可能ですので、処分にお困りの品がございましたら何でもご相談ください。
また、オフィスにある事業ゴミを丸ごと片付けたい時は、パックプラン(Sパック9,800円~)のご利用がおすすめです。
回収したお品物はリサイクル・リユースを徹底し、再利用が不可能な物については法律に従って適切に廃棄させて頂きます。
対応エリア
AREA
佐賀県
熊本県
大分県