この記事では、五月人形と兜の処分方法や費用の目安などについて詳しく解説します。

五月人形と兜は、子供が成長すると使わなくなるので、処分したいと考えている方は少なくありません。

しかし、どのように処分すれば良いのかわからないという方も多いはず。

事前に処分する方法を把握できていると、いざ捨てる際にスムーズに片付けを行えます。

自分の状況に合った最適な方法を選択して、五月人形と兜を片付けてみましょう。

五月人形や兜はそのまま処分しても良い？

結論からお伝えすると、役目を終えた五月人形や兜はそのまま処分しても問題ありません。

自治体や不用品回収業者などを利用することで処分できます。

しかし、五月人形と兜を捨てる際は、分別をしなければなりません。

例えば、五月人形と言っても以下のような種類があります。

• 鎧飾り：戦国武将が着用していた鎧を模した人形（甲冑・弓矢・太刀のセット）
• 兜飾り：頭にかぶる兜のみ着用した人形
• 武者人形：武者の姿をした人形
• ケース飾り：透明なケースの中に収められている五月人形

さらに、細かい部品が組み合って一つの五月人形が作られています。

例えば、メインの五月人形は鉄、アルミニウムなどの金属、布、樹脂などが使われています。

台座には木やプラスチック、ケースにはガラスなどが使われているのです。

これらは、分別して処分しないと回収してもらえないので注意しましょう。

ただし、五月人形や兜は、子供の代わりに厄を引き受けたり、魂が宿ると言われたりすることもあるため、そのまま捨てることに抵抗がある方もいるでしょう。

そのような方は、一度供養してから処分することがおすすめです。

五月人形や兜を処分する方法8選

続いて、五月人形や兜を処分する方法を紹介していきます。

主な処分方法は以下の8つです。

• 供養してから捨てる
• 友人や知人に譲る
• 骨董品の買取専門店で売却する
• リサイクルショップで売却する
• フリマサイト・オークションに出品する
• 必要としている人・団体に寄付する
• 自治体のゴミ回収サービスを利用する

それぞれ参考にしてみてください。

供養してから捨てる

五月人形と兜をそのまま捨てることに罪悪感があるなら、供養してから捨てましょう。

供養することで、子どもの厄を引き受けてくれた五月人形に宿る魂が抜けて、安らかな眠りにつけると考えられています。

例えば、神社・寺院を利用して供養するのが一般的です。

特に神社や寺院では、通年供養を受け付けていたり、定期的に人形供養祭・感謝祭を行っていたりします。

そのため、五月人形と兜を持ち込むと対応してもらえます。

また、時間がない方は、供養代行サービスを利用したり、自分で供養したりする方法もあります。

自分で供養する際は以下の手順で行いましょう。

1. 綺麗な和紙や布の上に人形を置く
2. 塩をまいて清める
3. 敷いていた和紙や布で包む
4. 焚き火をする
5. 焚き火ができない場合は自治体のルールに従って処分する

このようにすると近くに神社や寺院がなくても気軽に五月人形と兜を供養することが可能です。

また、焚き火は以下のように規定されています。

【福岡県】

日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なものは、例外として認められています（焼却禁止の例外(廃棄物処理法第１６条の２、廃棄物処理法施行令第１４条））が、この場合でも生活環境への配慮が必要であり、悪臭や煙害の発生等により近隣の方から苦情が来るような場合は、中止していただくことがあります。
※福岡県HPより引用：https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/noyakikinshi.html

【熊本市】

たき火など日常生活の中で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの
〈例〉・たき火、キャンプファイヤーなどを行う際の木くず等の焼却
ただし、軽微な焼却であっても煙や悪臭等で周辺地域の人々から苦情があった場合は、指導の対象となります。
※熊本市HPより引用：https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2055

【佐賀県】

例外規定には、例えば、災害時の応急的な焼却、稲わら・麦わらの焼却のような農業を営む上でやむを得ない焼却のほか、たき火その他日常生活を営む上で通常行われる小規模な焼却などが該当します。
野焼きについては、煙や臭いによる影響や延焼による危険性もあることから、県では、日常のパトロールを行うとともに、県民の皆様からの連絡をもとに、現場を確認し、違法な野焼きに対しては、関係機関と協力して適宜指導を行っています。
※佐賀県HPより引用：https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00361321/index.html

【大分市】簡易焼却炉やドラム缶の使用は不可です。

たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの
（例）たき火、キャンプファイヤーなどを行う際の木くず等の焼却など
（「軽微なもの」とする程度は、社会通念上「たき火」と理解し得る程度のものをいいます。）
※大分市HPより引用：https://www.city.oita.oita.jp/o144/shigotosangyo/jigyokegomi/1085025711456.html

友人や知人に譲る

五月人形と兜は自分たちが使う役目を終えても、他の人は必要としている可能性があります。

新品で購入すると安くても数万円はするので、知人や友人に声をかけると欲しい方が見つかるはずです。

しかし、五月人形は子供の身代わりになって厄を請け負ってくれる存在です。

そのまま他人に譲ることに抵抗がある方もいるかもしれないので、そのような時は神社やお寺で厄払いを行ってから譲りましょう。

骨董品の買取専門店で売却する

五月人形と兜は骨董品としての需要があるので、買取専門店で査定してもらうと売れる可能性があります。

特に名のある作家や老舗メーカーなどが作ったものは、骨董品としての需要がかなり高いです。

売却できれば、お金に変えられるので副収入を得られるでしょう。

ただし、大量生産されているものや、傷・汚れ・破損があるものは安かったり、買取不可だったりすることもあります。

リサイクルショップで売却する

五月人形と兜を売却するなら、リサイクルショップを利用することも方法の一つです。

売れたら買取金額を受け取れるので、お得に処分できます。

ただし、すでに使用された五月人形・兜は、災いを抱えており、それを新しい男の子に与えることになるでしょう。

そのため、需要があまりなく買取不可だったり、買取金額が安かったりする可能性もあります。

他にも買取できるリサイクルショップを探す手間もかかるので注意が必要です。

フリマサイト・オークションに出品する

五月人形と兜を少しでも高く売りたいなら、フリマサイト・オークションに出品する方法もあります。

基本的には個人での取引になるので、リサイクルショップよりも高値で売れるかもしれません。

しかし、フリマサイト・オークションは、自分で出品・顧客対応・配送などを行わなければなりません。

全てを自分で対応するのは、かなりの手間と労力がかかります。

さらに、出品したからといって売れるわけではないので、時間に余裕がある方は試してみましょう。

必要としている人・団体に寄付する

五月人形と兜の処分方法には、必要としている人や団体に寄付する方法もあります。

例えば、寄付先は支援団体・施設、小児病院、老人ホーム、児童養護施設などです。

インターネットで探してみると、意外にも寄付を募っているところがあるので、一度問い合わせをしてみても良いでしょう。

ただし、寄付する際は自分で配送業者を手配したり、配送費用がかかったりするので注意してください。

自治体のゴミ回収サービスを利用する

五月人形と兜は、自治体のゴミ回収サービスでも処分できます。

自治体を利用する際は、「一般ゴミ」と「粗大ゴミ」のどちらかに出すことになります。

一般的には金属部品が不燃ゴミ、木・布で作られた部分が可燃ゴミ、サイズが大きいものは粗大ゴミの扱いです。

五月人形・兜は、部品によって素材が変わるので、自治体のルールに従って処分しましょう。

不用品回収業者に依頼する

五月人形と兜を処分する際は、不用品回収業者の利用もおすすめです。

不用品回収業者は、分別が不要なのでお客様側で部品ごとに解体する必要はありません。

さらに自宅まで引き取りに来てもらえるため、自分で五月人形・兜を運搬する手間もかからないでしょう。

また、回収品目の制限がなく、人形や兜、台座、ガラスケースをまとめて処分できます。

処分の手間を極力軽減したいという方は、不用品回収業者を利用してみてください。

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2023年12月22日

五月人形と兜の処分費用の目安

五月人形と兜の処分方法を紹介しましたが、どの方法を選択しても費用がかかります。

自分に合う方法を選択できるように、どのくらいの費用がかかるのかみていきましょう。

五月人形や兜を処分するタイミング

五月人形と兜は、子供が成長したら役目を終えますが、どのタイミングで処分すれば良いのかわからない方もいるはずです。

五月人形・兜の一般的な処分タイミングは以下になります。

• 成人したとき
• 就職したとき
• 実家を離れたとき
• 経済的に自立したとき

地域によっては子供が20歳を迎えた時に、役目を終えるケースもあります。

五月人形や兜を処分する際の注意点

最後に五月人形と回収を処分する際の注意点を見ていきましょう。

分別する必要がある

五月人形・兜は部品ごとに使われている素材が異なるので、分別をしてから処分する必要があります。

分別をしないと回収してもらえないので注意しましょう。

もし分別が面倒と感じたなら、分別不要の不用品回収業者の利用を検討してみてください。

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2022年12月13日

配送するなら破損に気をつける

五月人形・兜を売却したり、他人に譲ったりする場合は、配送に気をつけましょう。

少しの振動で破損する恐れがあり、壊れてしまうと相手から必要ないと言われる可能性があります。

配送時には破損しないように、入念に梱包をしてください。

五月人形や兜を処分するなら粗大ゴミ回収本舗にお任せ

ここまでに五月人形と兜の処分方法や費用目安などを紹介しました。

五月人形・兜は処分するために、解体して分別しなければなりません。

そのようなことが面倒なら粗大ゴミ回収本舗にお任せください。

粗大ゴミ回収本舗はお客様の元まで引き取りに行きます。

分別・運び出しが不要なので、面倒な作業を全て任せることが可能です。

また、お得な定額プランも用意しており、軽トラックから4tトラックまで幅広いラインナップです。

五月人形と兜はもちろん、他にも処分したい不用品がある場合でも一度にまとめて片付けられます。

五月人形・兜の処分にお困りなら気軽に粗大ゴミ回収本舗までご相談ください。

即日対応・深夜早朝の対応が可能です。見積もり後のキャンセルも無料です。

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