粗大ゴミは自治体で処分できますが、

・家の外まで運ぶ必要がある

・引越しシーズンは予約を取りにくい

などの理由により、手間と時間がかかるのが難点です。

そこで本記事では、粗大ゴミを運んでくれて、時間もかからない引越し業者と不用品回収業者を徹底比較。

引越しで利用すべきなのはどちらか、詳しく解説しています。

引越し業者による粗大ゴミ回収の特徴

まずは引越し業者による粗大ゴミ回収から解説していきます。

業者選びの際にぜひ参考にしてください。

粗大ゴミの回収と買取を行っている

最初に念頭に置いておきたいのは、「多くの引越し業者において、粗大ゴミ回収は基本サービスに含まれてない」という点です。

粗大ゴミ回収はオプションとして別途申し込むか、見積り時に相談することで頼むことができます。

「自治体で処分するので家具を運ぶのを手伝ってほしい」といったことにも料金が発生します。

次に買取ですが、粗大ゴミを買い取ってくれるかは業者によります。

本やCDのみ買取可能だったり、家具家電から生活雑貨まで買い取る業者もいます。

買取を重視するのなら、リサイクルショップを経営してる業者に引越しを頼むといいでしょう。

例えばサカイ引越センターですが、リユース業を同時展開しているため、粗大ゴミを含む多くの品目を買取可能です。（※一部地域に限る）

回収できない品目がある

引越し大手5社の粗大ゴミ回収・買取の対応状況を一覧表にしてみました。

※テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機のこと。一般家電とは異なり、粗大ゴミではなくリサイクル家電に分別される。

多くの引越し業者では、可燃ゴミ等の一般ゴミを回収していません。

粗大ゴミも一部不可な業者があります。

ゴミを回収してくれない理由の一つに、許可の問題があります。

本来ゴミの運搬には、一般廃棄物収集運搬許可という許可が必要です。

しかしこれは新規取得が難しく、認可は市町村単位で下りるため、地元密着の引越し業者以外はなかなか取得できません。

許可を持たない業者は、不用品回収業者への再委託か、委任状を用いた代理回収で対応しています。

再委託の場合、中間マージンが発生して料金が割高になることがあるので注意が必要です。

回収できない地域がある

委任状を用いた代理回収の場合、地域によっては粗大ゴミ回収を断られることがあります。

そもそも委任状とは、自治体が発行する正式な書面のことです。

引越し業者は委任状を顧客から受け取ることで、ゴミの運搬が法的に可能となります。

ただし、委任状を用いた代理回収が不可能な自治体もあり、そうした地域では代理回収を行えません。

引越し時の粗大ゴミ回収におすすめな不用品回収業者の特徴

ここでは、不用品回収業者に頼むならここを見るべき、というポイントをいくつか紹介しています。

不用品回収業者ならば、可燃ゴミ、粗大ゴミ、家電にパソコンなど、幅広い品目を回収可能です。

ですが、引越しで重要なのは回収品目だけではありません。料金やサービス内容も重視すべき点です。

パックプランの料金が安い

パックプランとは、「トラックのせ放題」のような特別プランのことです。

料金はトラック1台あたりで計算され、単品回収よりも費用を抑えることが可能です。

引越し業者で不用品回収のパックプランが用意されている所は多くありません。

ここで気を付けたいのは追加料金です。

作業後に高額料金を請求されたというケースは枚挙に暇がありません。

実際、不用品回収業者に関係するトラブルの大半は、追加料金に起因しています。

料金は、必ず契約前に確認するようにしましょう。

追加作業を無断で行わないか確認するのも大事です。

大型トラックを保有している

以下の表は、トラックサイズと回収可能な間取りの対応表になります。

規模が小さな不用品回収業者の場合、軽トラックしか保有してないことが多々あります。

ワンルーム程度なら問題ありませんが、広い間取りや一軒家の引越しには対応できません。

不用品買取を利用できる

引越し業者と同様に、不用品回収業者でも買取サービスを利用できます。

買取可能な品目は業者ごとに異なりますが、家具や家電であることが多いです。

家具家電の処分にはお金が掛かります。買取なら逆にお金を貰えるので、処分費用を安く抑えられます。

ハウスクリーニングを頼める

こちらは主に、賃貸物件にお住まいの方向けの情報になります。

賃貸物件の退去時には、清掃を行ったほうが望ましいとされています。

というのも、キッチンの油汚れや水アカが原状回復の対象となり、管理会社からクリーニング費用を請求されることがあるからです。

引越し業者にハウスクリーニングを頼むことは可能です。

しかし頼めるのは清掃だけで、ゴミ回収までは引き受けてはくれません。（日本通運の場合）

不用品回収業者なら清掃とゴミ回収を同時に頼めます。

さらにゴミ屋敷の清掃や遺品整理を行ってる業者なら、専用機材を用いて汚れや臭いを完全に除去することが可能です。

立会不要で粗大ゴミを回収してくれる

立会不要の回収には2種類あります。

1. あらかじめ庭先などに出したゴミを業者が回収
2. 業者が建物内に入ってゴミを回収

2番を選ぶ場合は、必ず信頼できる業者に頼むようにしてください。

• 会社所在地が明記されている
• フリーダイヤルの他に固定電話もある

などが信頼できる業者の見分け方です。

フリーダイヤルは、引越しても番号が変わることはありません。

会社所在地を補強する材料として、固定電話は役立ちます。

引っ越しの粗大ゴミ回収を安くする方法

ここでは不用品回収業者の料金を抑える方法を紹介しています。

粗大ゴミの量を抑える

小さな粗大ゴミを自治体で処分して、大きな粗大ゴミを業者に任せる、という方法になります。

粗大ゴミは自治体で100円～2,000円で処分可能です。

粗大ゴミを家の外まで運ぶ必要がありますが、逆に言えば、家の外まで運べるサイズなら自治体で処分した方が安く済みます。

ベッドや本棚といった大型家具でも、組み立て式なら解体して小分けに運べます。

どうしても運べない家具があったら、業者に頼みましょう。

追加料金が発生するのを防ぐ

代表的な追加料金には以下のようなものがあります。

• 階段料金
• 家電リサイクル料金
• スタッフ追加料金
• 家具の解体料金

基本的には作業が発生すればするほど料金もアップします。

よって、追加料金を防ぐには自分でできる作業は自分で行うことが大事です。

階段料金ですが、「階段料金が２階まで無料」という業者を選ぶようにします。

近くにそうした業者がない場合は、無理のない範囲で粗大ゴミを２階から１階に下ろすといいでしょう。

最も望ましいのが家電と家具の買取です。処分費用を丸々節約できます。

家具と家電の買取の目安は、製造後５年以内です。

古い商品や、中古として売れにくい商品（ベッドなど）は買取を断られる場合があります。

最低３社から相見積りを取る

相見積りには以下のようなメリットがあります。

• 料金を比較できる
• 相手に他社の料金を伝えることで、割引を受けられる
• 作業内容や追加料金を比較することで、悪質な業者を見分けられる

相見積りはオンラインの一括見積りではなく、現地で行う出張見積りを頼むようにして下さい。

文字と画像のやり取りだけでは正確な料金を算出できず、追加料金が発生する可能性があります。

引越し業者と不用品回収業者｜粗大ゴミ回収の料金を比較

ここでは、不用品回収業者のパックプランの割安さについて解説しています。

単品回収の料金を比較

それぞれの料金相場をまとめた一覧表になります。

※粗大ゴミ回収本舗の単品回収料金

どちらも作業内容は同じなので、単品回収の料金に大きな差はありません。

粗大ゴミの量が少ない場合は、サービス内容（買取やハウスクリーニング）を基準に選ぶと良いでしょう。

単品回収とパックプランの料金を比較

この２つを比較すると、料金にいくらかの差額が発生します。

例えば引越し業者にベッド・タンス・ソファ・テーブルの回収を頼めば、料金は12,000円～28,000円です。

これが粗大ゴミ回収本舗のSパックプランなら、料金は9,800円から。

参考として、軽トラック１台には1K～1DK分の家具家電に加え、ダンボール４箱を積載できます。

基本料金は同じなので、ゴミの量が多ければ多いほど、安く処分できる仕組みになっています。

引越し時に粗大ゴミ回収を行えるその他の方法

自治体、引越し業者、不用品回収業者、ショップ買取以外にも、粗大ゴミ回収を行っているサービスは存在します。

ここからは、各サービスを注意点を交えつつ解説しています。

ゴミ処理施設に持ち込む

各地域のゴミ処理施設は、可燃・不燃・粗大ゴミ等の廃棄物を安価で引き取っています。

料金は１０ｋｇあたり５０円～２００円ほどです。

ただし、引き取り可能な品目は施設ごとに異なります。
（例：燃える粗大ゴミは引き取り可能だが、燃えない粗大ゴミは不可）

予約も必要なので、必ず事前に確認してから持ち込むようにしてください。

家具店・電器店に引き取ってもらう

家具店では、商品を購入することで古い家具の引き取りを頼めます。

料金は大塚家具の場合、500円～6,000円ほどです。

無料引き取りや、家具の引き取りのみを行っている店舗は多くありません。

電器店では、引き取りのみ可能な店舗は多くあります。（家電はリサイクルが推奨されているため）

料金はヤマダ電機の場合、小型家電で500円～1,000円、大型家電で3,000円～8,000円です。

いずれも料金は引越し業者と同程度です。

店舗の引取サービスは、引越し業者では粗大ゴミ回収が不可能、といった時に利用すると良いでしょう。

引越しのお手伝いなら粗大ゴミ回収本舗にお任せ

粗大ゴミ回収本舗は、業界最安値の料金と幅広いサービスが魅力の不用品回収業者です。

• 9,800円から利用できるパックプラン
• 専用機材を用いたハウスクリーニング
• 家電家具の高値買取

この他にも、階段料金は２階まで無料、追加スタッフは２名まで無料と、追加料金を最小限に抑えることが可能です。

安くて安心な不用品回収なら粗大ゴミ回収本舗にお任せください。

出張見積り無料、キャンセル料無料なので、どなたもお気軽にご利用いただけます。

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