この記事では家庭用のカセットボンベ（CB缶）と、アウトドア用のガスボンベ（OD缶）の捨て方を解説します。

ガスボンベは自治体でゴミに出すことが可能です。

しかし自治体では、期限切れの未使用品など、中身ありのボンベを捨てることができません。

そこで本記事では、中身ありのボンベの捨て方から、正しいガスの抜き方まで解説します。

不用品回収業者など、ガス抜き不要の捨て方もご紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

福岡県の自治体におけるガスボンベの捨て方

ここでは、福岡県の主な自治体のガスボンベの捨て方を解説します。

各自治体では、家庭用カセットコンロで使うCB缶と、アウトドア用のOD缶の両方をゴミに出すことができます。

地域のゴミ処理施設に持ち込むことも可能です。

注意点として、ガスボンベを捨てる前に中身を空にすることが挙げられます。

一部の自治体を除き、中身ありのガスボンベを捨てることはできないので、気をつけましょう。

福岡市

福岡市のガスボンベ・カセットボンベの捨て方は、次の通りです。

1. 中身ありなら使い切って空にする（穴あけは不要）
2. 「燃えないごみ」の指定袋に入れる
3. 月1回の「燃えないごみ」の収集日に出す

「燃えないごみ」の指定袋の料金は、10枚1セットで、小サイズ150円、中サイズ300円、大サイズ450円になります。

指定袋は、各自治体のスーパー、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストアなどで購入可能です。

なお、プラスチックのキャップは「燃えるごみ」に分別されます。

何らかの理由で中身を空にできない場合は、まずはカセットボンベの製造業者などに相談します。

製造業者が倒産していたり、業者名がかすれて読めない場合は、環境局ごみ減量推進課、区役所生活環境課に相談してください。

北九州市

北九州市のガスボンベ・カセットボンベの捨て方は、次の通りです。

1. 中身ありなら使い切って空にする（穴あけは不要）
2. 「家庭ごみ」の指定袋に入れる
3. 週2回の「家庭ごみ」の収集日に出す

分別は「家庭ごみ」です。「小物金属」や「かん・びん」ではないので注意しましょう。

「家庭ごみ」の指定袋の料金は、10枚1セットで、特小サイズ110円、小サイズ220円、中サイズ330円、大サイズ500円です。

プラスチックのキャップは「プラスチック」に分別されます。

久留米市

久留米市のガスボンベ・カセットボンベの捨て方は、次の通りです。

1. 中身ありなら使い切って空にする（穴あけは不要）
2. 「小金属」として、月2回の「資源物などの日」に、集積所にある回収容器に出す

久留米市では小金属は指定袋に入れる必要がないため、料金は無料です。

中身をどうしても使い切れない場合は、缶に「中身入り」と書いて、回収容器の横に置いてください。

プラスチックのキャップは「容器包装プラスチック」に分別されます。

飯塚市

飯塚市のガスボンベ・カセットボンベの捨て方は、次の通りです。

1. 中身を使い切り、缶に穴を開ける
2. 「不燃ごみ」の指定袋に入れる
3. 月1回の「不燃ごみ」の収集日の朝、午前8時までに出す

「不燃ごみ」の指定袋の料金は、10枚1セットで、小サイズ165円、中サイズ330円、大サイズ550円です。

飯塚市や那珂川市などでは、缶に穴を開けてから捨てる必要があります。

大牟田市

大牟田市のガスボンベ・カセットボンベの捨て方は、次の通りです。

1. 中身ありなら使い切って空にする（穴あけは不要）
2. 月2回の「リサイクルの日」に、各地域のリサイクル集積所にある回収容器に入れる

分別は「リサイクル」です。「不燃ごみ」ではないので注意しましょう。

大牟田市では指定袋に入れる必要がないため、料金は無料です。

中身を使い切れない場合は、太宰府市環境美化センターに直接持ち込んでください。

プラスチックのキャップは「燃えるごみ」に分別されます。

その他の自治体

その他の自治体におけるガスボンベの捨て方は、次の通りです。

捨てる前に缶の中身を空にするのは、全ての自治体で共通しています。

ガスボンベの捨て方は自治体ごとに様々なので、必ず自治体のルールを確認してからゴミに出しましょう。

ガスボンベのその他の捨て方

ここでは自治体以外のガスボンベの捨て方を解説します。

キャンプ用品メーカーに回収してもらう

一部のキャンプ用品メーカーでは、自社製品のガスボンベの回収を行っていますが、数は多くありません。

以下は、各メーカーの回収状況をまとめたものです。

福岡県の近くにあるコールマン直営店は、佐賀の鳥栖店のみです。

イワタニ・プリムスにヤマト運輸で送れるのは、「未使用・未開封でサビが出ていないもの」かつ「ガスの臭いがしないもの」に限ります。

キャンプ場で捨てる

一部のキャンプ場では、中身を使い切ったガスボンベを捨てられる場合があります。（福岡ローマン渓谷オートキャンプ場など）

しかし、基本的にキャンプ場ではゴミは持ち帰りが原則です。

ガスボンベを捨てる際は、必ずキャンプ場のルールを確認しましょう。

ホームセンターはガスボンベを回収していない

ホームセンターでは商品を新しく購入する時に、古い製品を引き取ってくれることがありますが、大手ホームセンターでガスボンベの回収を行う店舗は、基本的に存在しません。

以下は、福岡県の主なホームセンターのガスボンベ回収の対応状況です。

ホームセンターでは、カセットコンロやバーベキューコンロの回収を頼めることはあります。

また、ホームセンターと同様に、家庭用カセットボンベのメーカーも使用済みガスボンベの回収は一般的に行っていません。

不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収業者なら、中身ありのガスボンベでも問題なく引き取ってもらえます。

ガスを使い切れなかったり、自分でガスを抜くのが不安な方は、利用してみると良いでしょう。

期限切れのガスボンベや古い未使用品など、そのまま使用するのが危険なものも、安全に回収してもらえます。

料金は、基本料金+1本500円前後が一般的です。

基本料金とは、人件費や車両費を含む最低料金で、時期や回収品目によって異なります。

カセットコンロやアウトドア用品など、不用品の量が多い場合は、パックプランを利用すると料金を抑えることが可能です。

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ガスボンベの捨て方｜ガス抜きの方法

缶を振った時に「シャカシャカ」と音がしたり、内容物が缶の中を移動する感覚がある場合は、まだ中身が残っている可能性があります。

その場合は、ここから解説する方法で中身を空にしてください。

ガスを使い切る

カセットコンロやキャンプ用バーナーでお湯を沸かすなどして、中身を使い切りましょう。

2007年4月以降に生産されたカセットコンロには、ガスを使い切るための「ヒートパネル」という金属部品が付いています。

ヒートパネルによってガス缶が温められ、火力を維持しながら最後までガスを使い切ることが可能です。

また、ガスボンベを使う際は、期限切れになってないか確かめてからにします。

ガスボンベの使用期限は、家庭用のカセットボンベ（CB缶）も、アウトドア用のダルマ型ボンベ（OD缶）も、製造から7年以内が目安です。

製造年月日は缶底などに記載されているので、そちらで期限切れでないかご確認ください。

ガスを噴射させる

次にガスの噴射方法を、家庭用のCB缶とアウトドア用のOD缶に分けて解説します。

CB缶の場合

2007年4月以前のヒートパネルのないカセットコンロでは、ガスを最後まで使い切れない可能性があります。

期限切れの未使用品など、そもそもカセットコンロで使えない場合もあるでしょう。

この場合は、次の方法でガス抜きを行います。

1. 屋外の火の気のない風通しの良い場所に行く（ベランダやガレージは不可）
2. カセットガスのキャップを外し、先端を下にする
3. 先端部をコンクリートなどに押し付けて、噴射させる

最後に缶を振って、シャカシャカ・サラサラと音がしないことを確認します。

他にも、屋外の地面に布や紙を置き、その上にノズルを押し当ててガスを噴射する方法もあります。

中身を吸い込ませた布や紙は、「燃えるごみ」に出すことが可能です。（福岡市の場合）

（引用元：福岡市ホームページ）

OD缶の場合

OD缶の噴射口はねじ込み式が主流であるため、CB缶のように地面に押し付けてガスを噴射させることができません。

この場合は、OD缶専用のガス抜きツールを使うと、簡単にガスを抜くことが可能です。

ガス抜きツールの料金は1,000円～2,000円ほどになります。

缶に穴を開ける

一部の自治体では、ガスボンベに穴を開けて、中身が空だと確認できる状態にすることがルールになっています。

穴の開け方は次の通りです。

1. 使い切って中身を空にする（または屋外で噴射する）
2. 風通しの良い屋外に行く
3. 市販の穴あけ器などで穴を開ける

中身ありの状態で穴をあけると、ガスの噴射が止まらなくなり危険なので、絶対にやめましょう。

穴あけ器は、大手スーパーやホームセンターで500円～1,000円ほどの料金で売っています。

釘や金槌などの金属を使うと、火花が散って残ったガスに引火する可能性があるため、推奨されていません。

ガスボンベに中身が残っており、自分でガスを抜いたり穴を開けるのが不安な方は、不用品回収業者に任せると安心です。

ガスボンベの捨て方で困ったら粗大ゴミ回収本舗にお任せ

https://sodaigomi-kaishu.com/fukuoka/

ごく一部の例外を除き、自治体では中身ありのガスボンベを捨てられず、ガスボンベの回収を受け付ける販売店も限られています。

ガスボンベの捨て方にお困りの際は、粗大ゴミ回収本舗にご相談ください。

中身ありのガスボンベや、期限切れの古い未使用品など、どんな状態の製品でも1本からの回収が可能です。

当社対応エリア内であれば、最短25分で回収に伺います。

また、ガスボンベ以外にも不用品の回収をご希望の場合は、パックプラン（9,800円～）でまとめてお引き取りが可能です。

公式サイト限定クーポン券やキャンペーンもご用意していますので、ぜひご相談ください。

ご相談・出張見積もり・見積もり後のキャンセルは無料です。

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