この記事では、民間粗大ゴミ回収業者と自治体の粗大ゴミ回収を比較し、10の違いを紹介します。

粗大ゴミの処分で、民間の粗大ゴミ回収業者を使うべきか、自治体の粗大ゴミ回収を使うべきかは使う人の条件でも異なります。

料金や粗大ゴミ回収までの時間など違いが明確にわかるようになっていますので、粗大ゴミ処分をしたい方はぜひ最後までご覧ください。

民間粗大ゴミ回収業者と自治体10の違い

まず、民間粗大ゴミ回収業者と自治体の粗大ゴミ回収の違いを見ていきましょう。

料金や時間などの違いを表にまとめました。

それぞれの項目をクリックすると、詳細が確認できます。

①料金

料金の安さは、自治体の粗大ゴミ回収の方が圧倒的に安い傾向にあります。

自治体の粗大ゴミ回収では1品ごとに金額が異なり、申し込みの際に料金が確定します。

自治体の粗大ゴミ回収の料金相場は1品あたり300円～1,000円です。

民間の粗大ゴミ回収業者の場合、単品回収と定額の「のせ放題」での回収があります。

単品回収の場合、料金相場は500円～4,000円です。

ただし単品回収では、出張費や車両費などの諸経費が加算されるため、料金はさらに高くなります。

定額の「のせ放題」とは、プランごとのトラックにのせられる限界まで粗大ゴミを回収できる料金プランのことです。

定額「のせ放題」の場合、諸経費を含めて以下のような料金相場です。

• 軽トラックのせ放題プラン：10,000円～15,000円
• 2tトラックのせ放題プラン：40,000円～80,000円

以上のことから安く粗大ゴミ回収ができるのは、自治体の粗大ゴミ回収ということがわかります。

②手続きの簡単さ

手続きは、民間の粗大ゴミ回収業者の方が簡単です。

自治体での粗大ゴミ回収は以下の流れで行います。

1. 電話やインターネットで申し込み
2. 粗大ゴミ処理券を購入
3. 粗大ゴミ処理券を対象の粗大ゴミに貼付
4. 回収日の朝粗大ゴミを指定場所に運び出す

自治体によっては、立ち会いのもと現金での処理手数料を支払う場合もあります。

また、粗大ゴミ処理券は自治体ごとの取扱店舗（コンビニやスーパー）で購入する必要があります。

民間の粗大ゴミ回収業者は、電話やインターネットからの申し込みのみで手続きが完了します。

時間がなく、手続きを簡単に済ませたいなら、民間の粗大ゴミ回収業者を選ぶ方がよいでしょう。

③回収可能数

1回あたりの回収可能数は、民間の粗大ゴミ回収業者の方が多いです。

自治体の場合には、例えば福岡市では1回あたり10個と制限があります。

そのため、引越しなどで出た粗大ゴミはまとめて回収することができないことも考えられます。

民間の粗大ゴミ回収業者は、所有するトラックで粗大ゴミ回収を行うため、回収できる個数に制限はありません。

引越しで出た粗大ゴミなど大量に処分したい場合には粗大ゴミ回収業者に依頼するのがおすすめです。

④支払い方法・タイミング

粗大ゴミ回収の支払いは、自治体の場合にはあらかじめ決められた料金分の粗大ゴミ処理券を購入しておく必要があります。

そのため、自治体での料金の支払いのタイミングは先払いです。

粗大ゴミ処理券は、コンビニやスーパーなどの取扱店舗で購入しておく必要があります。

福岡市に限っては、例外的にLINE Payが利用できます。

民間粗大ゴミ回収業者への支払いは業者にもよりますが、現金のほか、クレジットカード、QRコード決済などさまざまです。

業者によっては、分割支払いにも対応していることもあり、基本的には後払いとなります。

クレジットカードなどで支払い方法を選びたい方は、粗大ゴミ回収業者を選ぶのがおすすめです。

⑤回収完了までの時間

粗大ゴミ回収が完了するまでの時間は、民間の粗大ゴミ回収業者の方が短くて済みます。

自治体での粗大ゴミ回収は、最短で1週間ほどの時間がかかります。

混雑時には、1か月以上かかる場合もあるので、注意が必要です。

また自治体の粗大ゴミ回収は、希望日に粗大ゴミの回収をすることはできません。

あらかじめ自治体で決められた日の決められた時間での回収です。

民間の粗大ゴミ回収業者は、申し込みから粗大ゴミ回収完了まで最短で当日です。

業者によっては、最短で30分での回収を行っている場合もあります。

また粗大ゴミ回収業者は、基本的にはお客様のご希望の日時に回収にきてくれます。

仕事などで時間がとりづらい方は民間の粗大ゴミ回収業者に依頼するのがおすすめです。

⑥回収可能な品目

回収可能な品目は、民間粗大ゴミ回収業者の方が圧倒的に多いです。

自治体の粗大ゴミ回収では、福岡市の場合には以下のようなものは回収できませんので、別の処分方法を考えましょう。

◆事業系のゴミ

オフィス家具・OA機器

◆自治体の処理施設で処理できないもの

車・バイク・ピアノ・タイヤ・バッテリー・農機具・LPガスボンベ・消火器・中身が入った灯油缶や塗料缶・廃油・農薬・トナーなど

◆家電リサイクル法対象品目

エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機

◆パソコン

本体・ディスプレイ

民間の粗大ゴミ回収業者なら、自治体では回収できない粗大ゴミも回収可能です。

自治体では回収できない品目を処分したいなら、粗大ゴミ回収業者に依頼する方が効率よく処分できます。

⑦信頼性

信頼性という点では、自治体の粗大ゴミ回収の方が高いです。

自治体は当然ですが、自治体の粗大ゴミ回収スタッフが回収します。

自治体が主体となって委託された業者が回収する場合もあります。

民間の粗大ゴミ回収業者の場合には、信頼性は自治体に比べると低めです。

高額請求など粗大ゴミ回収業者とのトラブルが発生しないよう、信頼度の高い業者を選ぶことが重要です。

どうしても信頼性の高い方法を選ぶのであれば、自治体での粗大ゴミ回収を利用しましょう。

⑧受付時間

受付時間は、自治体の方がやや短い傾向にあります。

ただし、自治体での粗大ゴミ回収受付では、インターネットでは24時間受付です。

電話での受付は、福岡市の場合には以下の時間です。

◆粗大ゴミ受付センター

月曜日～土曜日（9:00～17:00）

※年末年始除く

民間の粗大ゴミ回収業者の受付は、年中無休であることが多いです。

電話の場合の受付時間は業者によって違いますが、自治体の受付時間よりも長く設定されています。

メールやLINE申し込みは、24時間受付です。

ネットからの受付ならどちらの方法でもスムーズです。

⑨サービスの内容

自治体の粗大ゴミ回収では、原則自分で分別や運び出しを行います。

高齢者や障害のある方向けに粗大ゴミの運び出しを行う自治体もありますが、条件があるためすべての方が利用できるわけではありません。

民間の粗大ゴミ回収業者の場合は、ほとんどが業者での分別や運び出しを行います。

一部利用する業者によっては、分別のみ自身で行う場合もあります。

また、分別や運び出しを手伝うことで料金を安くしてくれる業者もあるので、利用者の都合に合わせて選ぶことができるでしょう。

分別や運び出しに自信がない、難しいなら粗大ゴミ回収業者に依頼するのがおすすめです。

⑩他のサービス

粗大ゴミ回収以外のサービスは、自治体では一切行っていません。

民間の粗大ゴミ回収業者では粗大ゴミ回収以外にもさまざまなサービスを展開しています。

• 遺品整理・生前整理
• ゴミ屋敷片付け・清掃
• ハウスクリーニング
• 不用品買取

ゴミ屋敷や実家などでも対応できるのが粗大ゴミ回収業者の魅力です。

また「片付けや掃除」に特化したサービスが豊富なことも粗大ゴミ回収業者の特徴。

粗大ゴミ回収以外のサービスも利用するなら、民間の粗大ゴミ回収業者を利用するのがおすすめです。

自治体と粗大ゴミ回収業者どららがおすすめ？

ここからは、自治体の粗大ゴミ回収と民間粗大ゴミ回収業者のどちらを使うのがおすすめかを解説していきます。

条件によって両者を使い分けると、コスパ良く、スムーズに粗大ゴミ回収が進みます。

粗大ゴミ回収をするにあたり、どんな条件があるのか整理して、当てはまるものをチェックしてみてください。

自治体の粗大ゴミ回収がおすすめの条件

自治体の粗大ゴミ回収の利用がおすすめの条件は以下のとおりです。

• 1円でも安く粗大ゴミ回収をしてほしい
• 分別や運び出しは自分でできる
• 回収完了まで時間的な余裕がある
• どうしても信頼性の高い方法を選びたい
• 自治体の回収品目の粗大ゴミを処分したい
• 手続きの時間が十分にとれる
• 家庭内の粗大ゴミを処分したい
• 少量の粗大ゴミを処分したい

粗大ゴミ回収業者がおすすめの条件

民間の粗大ゴミ回収業者の利用がおすすめの条件は以下のとおりです。

• 大きく重量のある粗大ゴミを処分したい
• 分別や運び出しが難しい粗大ゴミを処分したい
• すぐに粗大ゴミを処分したい
• 手続きを簡単に済ませたい
• 事業で出た粗大ゴミを処分したい
• 自治体では回収対象外の粗大ゴミを処分したい
• 大量の粗大ゴミを処分したい
• 追加で粗大ゴミを出す可能性がある

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粗大ゴミを処分するにあたって、自治体、粗大ゴミ回収業者のどちらを使えばいいのか迷ってしまう方は、「粗大ゴミ回収本舗」がおすすめです。

民間の粗大ゴミ回収業者は、自治体の粗大ゴミ回収に比較して、どうしても料金が高いことがネックです。

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粗大ゴミ回収本舗なら、大量の粗大ゴミでも分別・運び出しもお任せできるので楽々です。

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