本記事では、粗大ゴミのサイズについて紹介しています。

さらに、粗大ゴミを処分する際の料金相場や処分方法なども紹介します。

粗大ゴミの処分でお困りの方は、本記事を参考にしてみてください。

粗大ゴミのサイズは自治体によって異なる

粗大ゴミのサイズは、おおむね一辺が30cm以上のケースが多くあります。

細かい定義は自治体によって異なるので、お住まいの地域ごとにサイズを確認してみましょう。

東京都江東区の粗大ゴミの大きさ

東京都江東区の粗大ゴミのサイズは、おおむね30cm以上の大きいゴミです。家庭から出る家具や家電などが該当します。

粗大ゴミの回収は有料であり、事前に申し込みが必要です。

申し込み方法は、以下の3つの種類から選択できます。

• インターネット
• LINEミニアプリ
• 電話

電話は受付時間が月〜土曜日の午前8時〜午後7時までです。インターネットとLINEでの申し込みは24時間受付に対応しています。

埼玉県川口市の粗大ゴミの大きさ

埼玉県川口市の粗大ゴミのサイズは、一辺が40cm以上を超えるごみです。

市に収集を依頼するか、指定の粗大ゴミ収集センターに自己搬入すれば処分してもらえます。

申し込み方法は「インターネット」「電話」の2種類です。インターネットは24時間受付に対応していますが、電話は月〜金曜日の午前9時〜午後5時までの受付です。

一度申し込みをした内容は変更できません。処分する品目の追加・変更をする際は、再度新規申し込みが必要になります。

福岡県福岡市の粗大ゴミの大きさ

福岡県福岡市の粗大ゴミのサイズは、指定袋に入らない大きさのものです。他の自治体のように一辺の長さが指定されていません。

市の指定袋に入りきらないもの、袋が破れる重さのものは粗大ゴミでの処分になります。

事前申し込みが必要であり、以下の方法で予約ができます。

• インターネット
• 電話
• LINE

電話の場合は、月〜土曜日の午前9時〜午後5時まで受付をしています。収集日は最短で申込日から1週間程度なので、粗大ゴミの処分を検討しているなら早めに予約を取りましょう。

大阪府大阪市の粗大ゴミの大きさ

大阪府大阪市の粗大ゴミのサイズは、最大の辺または径が30cmを超えるもの、あるいは棒状で1mを超えるものです。引越しや大掃除などで一時的に大量に出た粗大ゴミの回収にも対応しています。

申し込み方法は、以下の3種類があります。

• インターネット
• 電話
• ファクシミリ、はがき

電話受付は、月〜土曜日の午前9時〜午後5時までです。

粗大ゴミのサイズごとの料金相場

東京都江東区を例にして、粗大ゴミの料金相場を紹介します。

東京都江東区では、200円または300円の有料粗大ゴミ処理券を購入して、ゴミに貼り付けて処分します。

具体的な品目ごとの料金は以下のとおりです。

• アイロン：400円
• 衣装ケース：400円
• オーブンレンジ：800円
• 学習机：1,200円
• 加湿器：400円
• 空気清浄機：400円
• トースター：400円
• ドライヤー：400円
• パイプベッド：1,200円

粗大ゴミのサイズや重量などに応じて料金が異なるため、依頼前に江東区のホームページを確認してみてください。

粗大ゴミとして収集できないもの

自治体ではサイズが大きいものでも、粗大ゴミとして収集できないものがあります。

• 家電リサイクル法の対象製品
• パソコン類
• 処理が困難なもの
• 有害・危険なもの
• 事業系のゴミ

それぞれ解説していきます。

家電リサイクル法の対象製品

家電リサイクル法とは、有用な部分や材料をリサイクルし、資源の有効利用を推進する法律です。対象製品になる機器は、自治体では収集してもらえないため、適切な方法で処分しなければなりません。

家電リサイクル法の対象製品は、以下のと4品目です。

• エアコン
• 冷蔵庫、冷凍庫
• 洗濯機、衣類乾燥機
• テレビ

また、処分する際はリサイクル料がかかります。

引用：経済産業省　家電リサイクル法

パソコン類

家庭用のパソコン類は、メーカーが回収やリサイクルを行っています。パソコン類は希少金属が使われているため、適切な方法で処分しなければなりません。

主な品目は以下のとおりです。

• デスクトップパソコン
• ノートパソコン
• ブラウン管ディスプレイ
• 液晶ディスプレイ
• キーボード
• マウス
• ケーブル
• テンキー
• スピーカー　など

パソコン本体はもちろん、周辺機器も対象になります。

処理が困難なもの

以下のような処理が困難なものも自治体では回収してもらえません。

• オートバイ
• 消火器
• タイヤ、ホイール
• ピアノ
• 農業用機具
• 耐火金庫　など

上記を処分するなら、販売店や粗大ゴミ回収業者などの利用を検討しましょう。

有害・危険なもの

自治体では、有害・危険とされるものは処分できません。

• バッテリー
• ガスボンベ
• 火薬類
• 農薬
• 塗料
• 石油類
• 注射器
• ガスボンベ　など

上記のものは、自分での解体やゴミステーションへの投機などをしないようにしましょう。

事業系のゴミ

自治体の粗大ゴミ回収サービスは、家庭用のゴミを対象にしています。事業活動によって排出されたものは、粗大ゴミとして処分できないことに注意が必要です。

事業系のゴミを処分する際は、産業廃棄物を扱う許可業者に依頼する必要があります。処分する際は適切な方法を利用しましょう。

自治体で粗大ゴミを処分する方法と手順

自治体で粗大ゴミを処分する方法は「戸別回収」と「持ち込み」の2種類があります。

戸別収集

戸別回収は、自宅の近くまで粗大ゴミを収集しにきてもらえる方法です。

主な処分手順は以下のとおりです。

1. 自治体の窓口に連絡をする
2. 収集日時を決める
3. 粗大ゴミシールを購入して、ゴミに貼り付ける
4. 当日になったら指定場所に運搬する

事前予約制になっているため、必ず予約を取るようにしましょう。

持ち込み処分

持ち込み処分は、自治体が指定するゴミ処理センターに自分で運搬して搬入する方法です。

主な処分手順は以下のとおりです。

1. 予約を取る（自治体によっては予約が必要ないケースもある）
2. 粗大ゴミシールを購入して貼り付ける
3. ゴミ処理センターに運搬する

自分で粗大ゴミを搬入するため、戸別回収よりも日程の調整がしやすくなっています。自分で運搬できる方は、持ち込み処分の利用を検討してみましょう。

自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

粗大ゴミの処分は、自治体以外にも依頼できます。

• 不用品回収業者
• リサイクルショップ
• フリマサイト

それぞれ解説していきます。

不用品回収業者

不用品回収業者は、家庭ゴミから粗大ゴミまで幅広いものを回収している業者です。基本的に何でも収集できるため、自治体で回収に対応していない品目を収集してもらえます。

不用品回収業者によりますが、定額パックプランを提供しています。トラックに載せられる範囲であれば追加費用がかからないため、少量から大量のゴミを一度に回収することが可能です。

処分する粗大ゴミの量が多い場合に利用してみましょう。

リサイクルショップ

処分する粗大ゴミの中に、まだ使えるものがあればリサイクルショップの利用がおすすめです。捨てるはずだったものをお金に換えられるため、お得に粗大ゴミを処分できます。

ただし、製品の状態によっては売却できない可能性があることに注意しましょう。

フリマサイト

粗大ゴミを売却するなら、フリマサイトの利用もおすすめです。自分で販売価格を設定できるため、リサイクルショップよりも高値で売れる可能性があります。

フリマサイトは会員登録をすると誰でも利用できるため、活用してみてください。

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